水のコラム

洗面台下の水漏れ時の初期対応やパッキンの交換手順を解説

2026年09月01日 (更新日:2026年09月02日)   水漏れトラブル

洗面台下から水漏れしている場合は、給水管や給湯管、排水パイプ、シャワーホース、接続部のパッキンなどに不具合が起きている可能性があります。

また、床や収納内に水が広がると、収納物の傷みや床材の腐食、カビの発生につながるおそれがあります。水漏れを見つけたら、まず止水栓や元栓を閉め、収納物を取り出してから床の水を拭き取ってください。そのうえで、水漏れ箇所を確認し、パッキン交換で対処できる状態か、水道修理業者へ依頼すべき状態かを判断しましょう。

この記事では、洗面台下の水漏れを発見した際の応急処置や原因、パッキン交換の手順、注意点について紹介します。

洗面台下から水漏れを発見した際の応急処置

洗面台下から水漏れしている時は、原因を探す前に水を止め、被害の拡大を防ぎます。給水管や給湯管からの水漏れは、止水栓を閉めることで一時的に抑えられるでしょう。

止水栓・元栓を閉める

洗面台下の水漏れを見つけたら、まず洗面台下にある止水栓を閉めます。

止水栓は、給水管や給湯管の途中に設置されていることが多く、水側とお湯側で分かれている場合があります。ハンドル式であれば時計回りに回し、マイナスドライバー式であれば溝にドライバーを差し込んで時計回りに回してください。なお、止水栓を閉める前に、何回転させたかを覚えておくと、復旧時に元の水量へ戻しやすくなります。

もし、止水栓が見つからない場合や、止水栓を閉めても水が止まらない場合は、水道メーター付近にある元栓を閉めます。

洗面台下の収納物を取り出す

止水後は、洗面台下に入れている洗剤や掃除用品、タオルなどを取り出します。収納物が濡れたままだと、カビやニオイの原因になるでしょう。さらに、収納物を取り出す際は、濡れているものと乾いているものを分けてください。もし、洗剤の容器に水が付着している場合は、外側を拭き取り、液漏れがないか確認しましょう。

また、収納内の奥や配管周りは水が溜まりやすい場所です。ライトを当てながら、どこが濡れているのかを確認してみてください。

床に溜まった水を拭き取る

床や洗面台下の収納内に溜まった水は、タオルや吸水シートで拭き取ります。水が床材の継ぎ目へ入り込むと、腐食や変色につながる場合があるためです。

また、拭き取る前に、水漏れ箇所や濡れた範囲を写真で記録しておくと、水道修理業者や管理会社へ状況を伝えやすくなるでしょう。特に、賃貸物件では、後から被害状況を確認するためにも記録が役立ちます。拭き取り後は扉を開け、湿気がこもらないように、換気して収納内を十分に乾かしてください。

賃貸物件の場合はまず管理会社に連絡する

賃貸物件で洗面台下から水漏れしている場合は、応急処置後に管理会社へ連絡します。備え付け設備の修理は、管理会社や貸主側で手配するルールになっている場合があります。また、自己判断で部品交換や修理を進めると、費用負担や原状回復でトラブルになりかねません。

管理会社には、水漏れ箇所や発見時刻、止水できているか、床や収納物への被害状況を伝えてください。さらに、管理会社から水道修理業者へ相談するよう指示があった場合は、賃貸物件であることもあわせて伝えると確認が進みやすくなります。

関連記事:洗面所の水漏れに気づいても慌てないで! 3つのやるべきことで解決しよう。

洗面台下から水漏れが起こる原因

洗面台下の水漏れは、パッキンの劣化、急激な温度変化、サビの塊、シャワーホースの劣化、排水パイプのずれやつまりなどで発生します。

ただし、給水側と排水側のどちらから漏れているかによって、対処法も異なります。給水管や給湯管の接続部から水が出ている場合は、ナットの緩みやパッキンの劣化を疑いましょう。

長期間の使用によるパッキンの経年劣化

パッキンは、接続部から水が漏れないように密閉するためのゴム部品です。長期間使用すると硬化やひび、変形が起こり、接続部から水がにじむことがあります。

また、洗面台下では、給水管・給湯管・止水栓・排水トラップなど、複数の箇所にパッキンが使用されています。ただし、水漏れしている位置によって交換するパッキンの種類やサイズが異なるため、外した部品を確認してから交換品を準備してください。設置から年数が経過している場合は、1箇所だけでなく複数のパッキンが劣化している可能性もあります。

急激な温度変化によるパッキンの変形や硬化

洗面台では、水だけでなくお湯も使用します。

しかし、給湯管や排水パイプに急激な温度変化が加わると、パッキンが変形したり硬化したりするおそれがあります。特に、熱湯を頻繁に流すと、樹脂製の排水部品やゴム製パッキンに負担がかかります。

そのため、洗面台でお湯を使用する場合は、設備に負担をかけない温度を意識しましょう。

サビの塊の混入

古い配管では、内部にサビが発生することがあります。さらに、サビの塊が水の流れに乗って接続部やパッキン周辺に挟まると、すき間が生じて水漏れにつながる場合があります。そのため、蛇口から赤っぽい水が出る、フィルターに茶色い異物が溜まる場合は、配管内部の劣化を疑いましょう。

接続部の掃除だけで改善しない場合は、給水管や給湯管の状態を確認する必要があります。

シャワーホースの劣化

洗面台に引き出し式シャワー水栓が付いている場合、シャワーホースの劣化によって洗面台下へ水が漏れるケースが見られます。ホースにひびや穴があると、使用時だけ収納内が濡れる可能性があります。

また、シャワーホースを伝った水が水受けタンクに溜まり、溢れている場合もあります。水受けタンクがあるタイプでは、水が溜まりすぎていないか確認してみてください。もし、ホース本体が傷んでいる場合は、補修テープではなく適合するホースへ取り替える必要があります。

排水パイプのずれ

洗面台下の排水パイプは、ナットやパッキンで接続されています。収納物が当たったり、掃除の際に力が加わったりすると、接続部分がずれて水漏れが発生することがあります。排水パイプが斜めになっている、ナットが緩んでいる、接続部のパッキンがずれている場合は、水を流した時に漏れやすくなるでしょう。

そのため、周辺を乾いた布で拭き取り、少量の水を流してどこから漏れるか確認してみてください。

なお、ナットを締める際は、締め過ぎないように注意しましょう。強い力をかけると、樹脂製の排水パイプを傷めるおそれがあります。

排水パイプのつまり

排水パイプに髪の毛や石鹸カス、垢、歯磨き粉のカスなどが溜まると、水の流れが悪くなります。

さらに、排水が追いつかない状態になると、接続部から水が漏れる場合があります。洗面ボウルの水が流れにくい、排水時にゴボゴボと音がする、洗面台下からニオイがする場合は、排水パイプのつまりを疑いましょう。

軽いつまりであれば、排水口周りの掃除で改善する場合があります。

関連記事:洗面所の詰まり・水漏れしたときのチェックポイントと対処法は?

洗面台下のパッキンを交換する手順

洗面台下のパッキンを交換する際は、止水したうえで部品を分解し、古いパッキンを新しいものへ取り替えます。なお、作業前には、交換する箇所に合うパッキンやモンキーレンチ、タオル、バケツを準備してください。

手順①止水栓を閉める

まず、洗面台下の止水栓を閉めます。水側とお湯側の両方がある場合は、両方とも閉めてください。止水後、蛇口を開き、水が出ないことを確認します。

さらに、配管内に残った水がこぼれる場合があるため、作業箇所の下にタオルやバケツを置きましょう。もし、止水栓が固着している場合は、無理に回さないでください。破損すると水漏れが悪化するおそれがあります。

手順②部品を分解する

水漏れしている接続部のナットを、モンキーレンチでゆっくり緩めます。ナットを外すと内部の水がこぼれることがあるため、手元にタオルを置いて作業してください。外した部品は、順番がわかるように並べましょう。

また、スマートフォンで分解前の状態を撮影しておくと、組み立て時に確認しやすくなります。樹脂製の排水パイプは割れやすいため、力任せに緩めないように注意が必要です。

手順③パッキンを交換する

古いパッキンを取り外し、新しいパッキンへ取り替えます。古いパッキンが接続部に張り付いている場合は、無理に削らず、少しずつ除去します。

また、接続部の溝やネジ山に古いパッキンのカスや水垢、ごみが残っていると、新しいパッキンが密着しにくくなるのです。汚れを拭き取り、きれいな状態にしてから新しいパッキンを取り付けましょう。

ただし、パッキンには向きやサイズがあるものもあるため、取り外した部品と同じ形状のものを使用してください。

手順④元の状態に戻す

パッキンを取り替えたら、外した部品を元の順番で戻します。

ナットは手で締めたあと、工具で軽く締めて固定しましょう。締め過ぎるとパッキンがつぶれたり、配管を傷めたりする可能性があります。

また、作業後は止水栓を少しずつ開き、接続部から水がにじまないか確認してください。通水直後に問題がなくても、数分後に水滴が出る場合があります。そのため、しばらく様子を見て、水漏れがないか確認します。

洗面台下のパッキンを交換する際の注意点

洗面台下のパッキン交換では、部品の選び間違いや締め過ぎ、熱湯の使用によって水漏れが悪化することがあります。そのため、作業前に注意点を確認し、無理な分解は避けてください。

交換するパッキンのサイズや種類を確認する

パッキンは、外径・内径・厚さ・形状が合っていなければ、水漏れを防げません。見た目が似ていても、サイズが少し違うだけで隙間が生じる場合があります。

そのため、交換品を購入する際は、取り外したパッキンを持参するか、洗面台や水栓のメーカー名・品番を確認して選びましょう。

作業時の水漏れ対策を行う

パッキン交換中は、配管内に残った水がこぼれることがあります。

作業箇所の下にバケツやタオルを置き、床や収納内へ水が広がらないようにしましょう。また、収納内の木材や化粧板が濡れると、膨れや変色が起こる場合があります。

そのため、作業前に収納物をすべて取り出し、防水シートやビニール袋で周辺を保護しておくと安心です。

熱湯を使用しない

洗面台下の排水パイプやパッキンには、樹脂やゴムが使用されていることがあります。そこへ熱湯を流すと、部品の変形やパッキンの劣化につながるおそれがあります。

排水口の汚れを流したい場合でも、熱湯は使用しないでください。もし、お湯を使用する場合は、40~50℃のお湯を目安にします。熱湯を流して水漏れが悪化した場合は、パッキンだけでなく排水部品も傷んでいる可能性があります。

ナットを締め過ぎない

ナットを締める際は、締め過ぎに注意しましょう。ナットを強く締めると、パッキンがつぶれたり、配管や接続部が変形したりする場合があります。

もし、水漏れが止まらない場合は、さらに締め込むのではなく、パッキンの向きやサイズ、接続部の汚れを確認してください。

接続部をきれいにする

新しいパッキンを取り付ける前に、接続部をきれいにします。特に、古いパッキンのカスや水垢、ごみが残っていると、密着が悪くなり水漏れが続く場合があります。柔らかい布や歯ブラシを使用し、溝やネジ山の汚れを除去してください。また、金属ブラシなど硬い道具を使用すると、接続部を傷つけるおそれがあります。

掃除後は水分を拭き取り、乾いた状態でパッキンを取り付けます。

洗面台下のパッキン交換を水道修理業者に依頼すべきケース

洗面台下のパッキン交換は、自身で対応できる場合もあります。ただし、止水栓が動かない、ナットが固着している、配管が劣化している、どこから水漏れしているかわからない場合は、水道修理業者へ依頼しましょう。

特に、シャワーホースの劣化や排水パイプの破損、排水管の奥のつまりが原因の場合は、パッキン交換だけでは解消しません。無理に分解すると、別の接続部から水漏れが発生するおそれがあります。

洗面台下の水漏れ修理を水道修理業者に依頼した場合の作業費

しまね水道職人では、洗面所の水漏れに関する作業料金の目安として、以下の金額を掲載しています。(令和8年6月時点)

  • パッキン交換など:作業料金2,200円~
  • カートリッジ交換など:作業料金16,500円~
  • 混合水栓交換など:作業料金19,800円~
  • 出張料金:3,300円/出張1回

なお、材料代や製品代は別途必要になると考えておきましょう。修理箇所の状況や設備環境によって費用が変動し、実際の金額は現地確認後の見積もりで確定します。

詳しい料金体系は、料金一覧ページをご確認ください。

洗面台下の水漏れを予防する方法

洗面台下の水漏れを予防するには、接続部やパッキンの状態を定期的に確認するようにしましょう。水漏れは突然大きく発生することもありますが、初期段階では水滴や湿り気だけのこともあります。

水漏れしやすい箇所を定期的にチェックする

洗面台下では、給水管や給湯管、止水栓、シャワーホース、排水トラップ、排水パイプの接続部を確認します。

乾いた布やティッシュを当てると、少量の水漏れにも気づきやすくなるでしょう。さらに、月に1回程度、収納物を動かして奥まで確認してみてください。

もし、カビ臭や湿気がある場合は、見えない場所で水漏れしている可能性があります。

劣化する前にパッキンを交換する

パッキンは消耗部品です。長期間使用すると硬化やひびが発生し、水漏れにつながります。また、水滴が出てからではなく、設置年数や使用状況に応じて早めに交換を検討すると安心です。

特に、洗面台を10年以上使用している場合や、接続部周辺にサビや水垢が目立つ場合は、パッキンだけでなく配管や水栓の状態も確認してみてください。

洗面所の水漏れにお困りならしまね水道職人へ

洗面台下から水漏れしている場合は、止水栓や元栓を閉め、収納物を取り出し、床に溜まった水を拭き取ることが肝心です。原因としては、パッキンの経年劣化、シャワーホースの劣化、排水パイプのずれやつまりなどが考えられます。

しまね水道職人では、島根県の洗面所の水漏れや蛇口の不具合、排水パイプ周りなど、水回りのトラブルに対応可能です。365日24時間、いつでもお問い合わせを受け付けております。現地確認後にお見積りを提示し、ご了承を得てから作業へ進みます。

洗面台下の水漏れ箇所がわからない、パッキン交換後も水漏れが続く、配管やシャワーホースの劣化が心配な場合は、当社へご相談ください。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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