水のコラム

洗濯機の排水口が臭い原因は?対処法も解説

2026年06月30日 (更新日:2026年07月17日)   洗濯機のトラブル

洗濯機の排水口から下水のようなニオイがする場合、排水口や排水ホースの汚れ、洗濯槽のカビ、排水トラップの封水切れなどが原因として考えられます。洗濯機周りは普段見えにくく、髪の毛や糸くず、洗剤カス、ほこりがたまりやすい場所です。ニオイを放置すると、排水不良や水漏れにつながる場合もあります。

この記事では、洗濯機の排水口が臭い原因や、ニオイを除去する方法、掃除時の注意点、臭いを防止するポイントについて紹介します。

洗濯機の排水口が臭い原因

洗濯機の排水口が臭い原因は、排水口だけにあるとは限りません。排水ホースや洗濯槽、排水トラップなど、洗濯機周りの複数の箇所に汚れや不具合が発生している可能性があります。

下水臭い、カビ臭い、生乾きのようなニオイなど、ニオイの種類によって原因を切り分けてみましょう。

排水口の汚れ

洗濯機の排水口には、洗濯時に流れた糸くずや髪の毛、皮脂汚れ、洗剤カスなどがたまります。これらの汚れを放置すると、雑菌が繁殖し、下水のようなニオイやぬめりが発生します。

また、排水口のふたやごみ受け、排水トラップ周りに汚れが付着している場合、ニオイだけでなく排水の流れが悪くなることもあるでしょう。洗濯機の排水時にゴボゴボと音がする場合は、つまりが進んでいる可能性もあるでしょう。

排水ホースの汚れ

排水ホースの内側にも、洗剤カスや皮脂、糸くずが付着します。

排水ホースは細長く曲がりやすいため、水が残る部分に汚れがたまり、ニオイの発生源になる場合があります。また、排水ホースが折れ曲がっていると排水がスムーズに流れません。ホース内に水や汚れが残りやすくなり、雑菌が繁殖しやすい状態になります。

洗濯槽の汚れ

洗濯槽の裏側には、洗剤カスや皮脂、垢、カビなどが付着します。洗濯槽の汚れが増えると、洗濯機の中からカビ臭いニオイが出たり、洗濯物にニオイが移ったりする場合があります。

なお、洗濯槽の汚れは外から見えにくいため、排水口を掃除してもニオイが残る場合は、洗濯槽の掃除も検討してみてください。

排水トラップのトラブル

排水トラップは、排水管から下水のニオイが上がるのを防ぐ部品です。

排水トラップ内には封水と呼ばれる水がたまっており、この水がふたの役割を果たします。長期間洗濯機を使用していない場合や、排水トラップが正しく取り付けられていない場合、封水が不足して下水臭が上がるかもしれません。また、排水トラップの破損やパッキンの劣化も、ニオイの原因になります。

洗濯機の排水口のニオイを除去する方法

洗濯機の排水口のニオイを除去するには、排水口や排水ホース、洗濯槽、排水トラップを順番に確認します。見える範囲の汚れを除去するだけで改善する場合もあるでしょう。

ただし、排水管の奥でつまりが起きている場合や、排水トラップが破損している場合は、自身での対応が難しくなります。

排水口を掃除する

排水口の掃除では、まず洗濯機の電源を切り、給水蛇口を閉めます。洗濯機を移動する必要がある場合は、1人で無理に持ち上げないでください。排水口のふたやごみ受け、排水トラップの外せる部品を取り外し、髪の毛や糸くず、ごみを除去します。

外した部品は、スポンジやブラシで掃除しましょう。

スポンジやブラシで掃除する

排水口のふたやごみ受けは、浴室用または台所用の中性洗剤を使用して掃除しましょう。ぬめりが強い場合は、古い歯ブラシを使用すると細かい部分まで洗いやすくなります。

具体的な手順は以下の通りです。

  • 手順① 洗濯機の電源を切り、給水蛇口を閉める
  • 手順② 排水口のふたや外せる部品を取り外す
  • 手順③ 髪の毛、糸くず、ごみを除去する
  • 手順④ 中性タイプの洗剤を付けたスポンジやブラシでぬめりを掃除する
  • 手順⑤ 水で洗剤を十分に洗い流す
  • 手順⑥ 部品を元の位置へ取り付ける

ただし、部品の向きや順番を間違えると、排水不良や水漏れにつながる場合があります。取り外す前に写真を撮っておくと、戻す時に確認しやすくなるでしょう。

関連記事:洗濯機の排水口からの水漏れに気をつけて!対応と予防方法を説明します

重曹と酢(クエン酸)の力で汚れを浮かす

重曹と酢、またはクエン酸は、水と反応させることで泡が立ちます。この泡によって、軽いつまりやぬめりを解消できる場合があります。

具体的な手順は以下の通りです。

  • 手順① 排水口のふたやごみ受けを外し、見えるごみを除去する
  • 手順② 排水口に重曹を振りかける
  • 手順③ 重曹の半分程度の酢またはクエン酸を加える
  • 手順④ 40~50℃のぬるま湯を少しずつ注いで泡立たせる
  • 手順⑤ 30分程度置いたあと、水で十分に洗い流す

なお、水がほとんど流れない状態や、排水管の奥でつまりが起きている場合は、作業を繰り返さず水道修理業者へ相談してください。

パイプクリーナーを使用する

排水口のぬめりやニオイには、液体パイプクリーナーを使用する方法もあります。

使用する際は、製品表示の使用量と放置時間を必ず守ってください。長時間放置すると、剥がれた汚れが排水管内で固まり、つまりが悪化する場合があります。

また、塩素系の洗剤は、アンモニアと反応すると有毒なクロラミンを発生させる可能性があります。別の洗剤と混ぜず、使用後は水で十分に洗い流してください。

排水ホースを掃除する

排水ホースの汚れがニオイの原因になっている場合は、ホースを外して掃除します。作業前には、洗濯機の電源プラグを抜き、給水蛇口を閉めてください。

ホースを外す際は、水がこぼれる場合があるため、タオルやバケツを用意します。外した排水ホースに40~50℃のぬるま湯を入れ、軽く振って内部の汚れを洗い流します。もし、ぬめりが強い場合は、中性洗剤を薄めて使用し、水で十分にすすぎましょう。

掃除後は、排水口へしっかり差し込み、折れ曲がりがないか確認してください。ホースの取り付けが甘いと、排水時に水漏れするおそれがあります。

排水ホースを交換する

排水ホースにひび、穴、強い折れ曲がり、黒ずみがある場合は、掃除では改善しにくくなります。

ホース自体が劣化していると、ニオイだけでなく水漏れの原因にもなります。交換する際は、洗濯機のメーカーや型番、ホースの長さ、接続部の形状を確認してください。合わないホースを取り付けると、排水不良や水漏れにつながります。

洗濯槽クリーナーを使用する

洗濯槽のカビや洗剤カスがニオイの原因になっている場合は、洗濯槽クリーナーを使用します。洗濯機によって使用できるクリーナーやコースが異なるため、洗濯機の取扱説明書とクリーナーの表示を確認してください。洗濯機によっては、酸素系漂白剤や台所用漂白剤が泡の発生や水漏れの原因になる場合があります。

また、槽洗浄コースがある場合は、取扱説明書に従って運転しましょう。掃除後は洗濯槽内に残ったごみや汚れを拭き取り、ふたを開けて乾燥させるとニオイの予防につながります。

排水トラップを掃除する

排水トラップに汚れやぬめりがたまると、封水が汚れてニオイの原因になります。外せるタイプであれば、排水トラップを取り外し、中性タイプの洗剤とブラシで掃除してください。

排水トラップの部品を取り付ける際は、向きや順番が肝心です。戻し方を間違えると下水臭が上がったり、水漏れが発生する場合があります。取り外し前に写真を撮り、元の状態を確認しながら取り付けましょう。

排水トラップを交換する

排水トラップにひびや変形、パッキンの劣化がある場合は、交換が必要になるケースがあります。

掃除してもニオイが戻る場合や、封水がすぐになくなる場合は、部品の不具合も疑いましょう。排水トラップの交換には、排水口の形状や床下配管との接続確認が必要です。無理に取り付けると水漏れにつながるため、適合部品が分からない場合は、自身での作業は行わないようにしましょう。

関連記事:洗濯機回りで水漏れが起こる原因と対処方法とは

洗濯機の排水口のニオイを除去する際の注意点

洗濯機の排水口を掃除する際は、水と電気、洗濯機本体の重量に注意してください。無理に作業すると、けがや水漏れ、洗濯機の故障につながるおそれがあります。

管理会社・大家に相談する

集合住宅では、排水口や排水管が建物設備に関係している場合があります。排水トラップの交換や排水管の修理が必要な場合は、作業前に管理会社や大家へ相談してください。

自己判断で部品交換や修理を進めると、費用負担や原状回復でトラブルになる可能性があります。排水管の奥でニオイが発生している場合は、建物全体の排水設備が関係していることもあります。

アース線や電源プラグを抜く

掃除前には、洗濯機の電源プラグを抜きましょう。

なお、アース線を外す必要がある場合は、接続位置を写真に残してから外してください。作業後は、電源プラグを戻すだけでなく、アース線も元の位置へ確実に接続します。アース線を戻し忘れると、漏電時の安全性に影響するため注意が必要です。

無理に持ち上げようとしない

洗濯機は重量があり、1人で動かすとけがや床の傷、水漏れにつながる場合があります。排水口が洗濯機の真下にある場合は、2人以上で慎重に動かしてください。

また作業を行う際は、給水ホースや排水ホース、電源コードが引っ張られていないか確認します。ドラム式洗濯機は特に重いため、無理な移動は避けましょう。

水道修理業者へ相談する

排水口を掃除してもニオイが改善しない、排水が遅い、防水パンに水が残る、排水トラップが破損しているといった場合は、水道修理業者へ相談してください。排水管の奥でつまりが起きている場合、自身で棒や工具を差し込むと排水管を傷つける可能性があります。

排水口の修理を水道修理業者へ依頼した場合の費用の目安

洗濯機の排水口修理を水道修理業者へ依頼した場合の作業費は、つまりの程度や作業内容によって変わります。

しまね水道職人では、低度つまりの薬品洗浄などが5,500円~、中度つまりのドレンクリーナーなどが26,400円~、高度つまりの高圧洗浄などが38,500円~、出張費が3,300円/出張1回が作業料金の目安です(令和8年5月時点)。

ただし、上記は作業料金の一例であり、部品代や材料代が別途必要になるかもしれません。実際の金額は、修理箇所の状況や設備環境によって変動し、現地確認後のお見積もりで確定します。

詳しくは料金一覧ページをご覧ください。

水道修理業者を選ぶポイント

洗濯機の排水口のニオイやつまりを水道修理業者に依頼する際は、料金だけで判断しないことが肝心です。また、水道局指定工事店かどうか、お見積もりの分かりやすさ、口コミや施工実績なども確認しましょう。

水道局指定工事店かどうかを確認する

水道局指定工事店は、自治体から指定を受けた工事店です。排水設備や給水設備に関わる修理を依頼する際の判断材料になります。

また、洗濯機の排水口のニオイは、排水トラップだけでなく排水管の奥や排水マスが関係する場合もあります。対応範囲を事前に確認してみてください。

複数の水道修理業者へ見積もりを依頼する

急ぎでなければ、複数の水道修理業者へ見積もりを依頼すると、作業費や出張費、部品代を比較しやすくなります。

お見積もりでは、薬品洗浄なのか、器具を使用するのか、高圧洗浄が必要なのかを確認しましょう。作業内容が分かると、料金にも納得しやすくなります。

評判・口コミを確認する

評判や口コミは、水道修理業者の対応や説明の分かりやすさを知る参考になります。ただし、口コミだけで判断せず、公式ホームページの会社情報や料金、対応エリア、施工実績もあわせて確認してください。

公式ホームページと口コミの両方を見ることで、依頼前の不安を減らしやすくなるでしょう。

洗濯機の排水口のニオイを防止するポイント

洗濯機の排水口のニオイを防ぐには、汚れをためないことと、封水切れを防ぐことがポイントです。洗濯槽や排水口、排水ホースの状態を定期的に確認しましょう。

洗濯槽を清潔に保つ

洗濯槽の裏側にカビや洗剤カスがたまると、排水口だけでなく洗濯機全体が臭くなる場合があります。月に1回程度を目安に、洗濯槽クリーナーで掃除してみてください。

使用後はふたを開け、洗濯槽内を乾燥させることもニオイ予防につながります。

ゴミ取りネットを掃除する

ごみ取りネットに糸くずや髪の毛がたまると、排水口へ流れる汚れが増えます。

洗濯後はごみ取りネットを確認し、汚れを除去しましょう。また、ごみ取りネットの目づまりは、洗濯機の排水不良にもつながる場合があります。

お風呂の残り湯を洗濯で使わない

お風呂の残り湯には、皮脂や垢、入浴剤の成分が含まれていることがあります。これらが洗濯槽や排水ホースに残ると、ニオイの原因となるでしょう。残り湯を使用する場合は、洗い工程のみにとどめ、すすぎには水道水を使用したほうが無難です。

もし、ニオイが気になる場合は、残り湯の使用を控えてみてください。

排水トラップの封水の量を調節する

排水トラップの封水が不足すると、下水臭が上がりやすくなります。

長期間洗濯機を使用しない場合でも、定期的に水を流して封水切れを防ぎましょう。なお、水を流してもすぐにニオイが戻る場合は、排水トラップの破損や取り付け不良が考えられます。

洗剤・柔軟剤は適量で使用する

洗剤や柔軟剤を多く入れすぎると、溶け残りや洗剤カスが排水ホースや排水口に付着しやすくなります。洗濯の際に汚れを落とすために多めに入れても、効果が高まるとは限りません。

洗濯物の量や水量に合わせて、製品に記載されている目安量を守って使用してください。

すすぎ回数を増やす

洗剤カスや柔軟剤の残りが気になる場合は、すすぎ回数を増やす方法もあります。

洗剤成分が洗濯槽や排水ホースに残りにくくなり、ニオイの予防につながります。ただし、水道代が増える場合もあるため、洗剤の量を適正にすることもあわせて意識しましょう。

洗濯槽内に衣類を放置しない

洗濯後の衣類を洗濯槽内に放置すると、湿気がこもり、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。生乾きのようなニオイが出る原因にもなるため、洗濯が終わったら早めに取り出してください。

洗濯後はふたを開け、洗濯槽内を乾燥させるとニオイの防止につながるでしょう。

洗濯機の排水口トラブルならしまね水道職人へ

洗濯機の排水口が臭い場合、排水口や排水ホースの汚れ、洗濯槽のカビ、排水トラップの封水切れや破損などが原因として考えられます。まずは排水口や排水ホースを掃除し、洗濯槽や排水トラップの状態も確認してみてください。

なお、掃除してもニオイが改善しない場合や、排水が遅い、防水パンに水が残る、水漏れがある場合は、排水管の奥や部品の不具合が関係している可能性があります。無理に分解せず、水道修理業者へ相談しましょう。

しまね水道職人では、島根県内で洗濯機の排水口つまりや水漏れなど、島根県内の水回りのトラブルに関するご相談を受け付けています。洗濯機の排水口トラブルでお困りの際は、しまね水道職人へお問い合わせください。365日24時間、いつでもお問い合わせを受け付けております。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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