水のコラム

二次被害が深刻な床の水漏れが起こる原因

2021年11月02日  水漏れトラブル

水まわりで起きるトラブルの中でも、発生する頻度が高いのが水漏れです。キッチンや洗面所、お風呂、その他さまざまな場所で起こる水漏れは、漏れる水の量が多いと床まで濡れてしまうことも。夜間など、気が付かない間に水が漏れはじめ、床が水浸しになっているのを見て初めて水漏れが起こっていると発覚する…そんなケースも多いのです。

床が濡れるタイプの水漏れは、水漏れそのものはもちろん、二次被害が大きくなりやすいのが特徴。床の水漏れの原因や、それによって起きる二次被害についてご紹介します。

床の水漏れが起こる原因

床まで濡れてしまう水漏れが起こる原因は、さまざまです。たとえば蛇口付近からの水漏れであっても、夜間に発生するなど水漏れに長い間気が付かないでいれば、床まで濡れてしまうケースもあります。

給水管や排水管をはじめとした配管まわりからの水漏れでは、さらに床まで濡れてしまうケースが多いです。キッチンや洗面台のシンク下など、普段あまり目にすることのない場所からの水漏れは、床が水浸しになるまで気が付かないことも多く、それだけ被害が大きくなるリスクも高くなります。

床の上に見えている配管からではなく、床下を通っている排水管などから水が漏れ出し、床の上にまで溢れてきたというケースもあります。この場合、床の上まで濡れてくる時点で、床下の見えない部分ではさらに水漏れの被害が広がっていると考えられるため、水漏れそのものだけでなく、湿気や床の傷みなどによる二次被害のダメージも大きくなると想定されます。

コンクリート床の場合も注意が必要

床材が木材である場合も、当然水漏れによる被害は深刻です。木材は湿気に弱いため、水に長い間濡れることによって、傷むだけでなく腐ることもあります。湿り気がある腐った木材はシロアリやカビ、ダニなどの温床にもなり、放置していると水漏れによるダメージだけでなく、こうした害虫やカビによる被害もどんどん大きくなってしまいます。

ですが、近年増えているコンクリート造の建物でも、水漏れの二次被害は深刻な問題となります。マンションやアパートなどの集合住宅では特にコンクリート床であることが多いですが、こうしたコンクリート床から水漏れする場合はほとんどが排水管・給水管など、配管まわりにトラブルが起きていると考えられます。そのため漏れる水の量も多く、排水管からの水漏れの場合、衛生的にも問題が大きくなります。

コンクリートは頑丈な建材ではありますが、一度水漏れが起きるとそこから腐食し、どんどんもろくなって最終的には亀裂が入ってしまいます。水漏れではなく結露程度の水分であっても、長年染み込んでいくとコンクリートを劣化させるほど、コンクリート床は水分に弱いのです。

床が濡れてしまったときの対処法

床が水漏れの被害を受けたときの対処法ですが、床自体が傷んでしまって形が変わったり腐ったりしてしまった場合、新しいものに張り替える必要があります。そういった目に見える影響がない場合にはすぐに張り替える必要はないですが、カビなどの被害を防ぐためしっかり換気すること、エタノールスプレーなどを使用して除菌しておくことが重要です。

こうしたケアを怠るとフローリングのつなぎ目等からカビが発生してしまうので、目に見える被害がないときも、きちんと処理しておきましょう。

床や壁だけでなく、階下への二次被害が起きることも

床の水漏れは、濡れた床や湿気にさらされた壁を傷ませるだけでなく、場合によっては階下の部屋の天井から室内へも伝って被害を拡大させることがあります。特にマンションやアパートなどの集合住宅では、階下に住んでいる方に迷惑をかけてしまう可能性があるため、床が水浸しになるレベルの水漏れが起きていると気が付いた段階で、管理会社を通じて連絡しておくようにしましょう。

上階の床の水漏れによって天井から水が伝ってきた場合、建材が傷むだけでなく、家財道具や家電製品が水に濡れて被害を受ける可能性が高いです。特に家電製品が濡れてしまうと故障や不具合が起きるのはもちろんのこと、漏電につながるリスクがあります。

漏電はさらに火災や感電といったトラブルへもつながるため、漏電が発生しているとわかったら、その家電製品や照明には触れないようにするよう注意しましょう。

また火災保険に加入している方はそちらも確認しておくと安心です。集合住宅にお住まいの場合は上階の水漏れトラブルから漏電し、火災等につながるリスクは常にあるため、普段から対策について考えておくことも大切ですね。

床が濡れていることがわかったら速やかに水道修理業者へ連絡を

床まで濡れるような水漏れが起こっている場合、水漏れそのものへの対処はもちろん、濡れてしまって二次被害を受けた床や壁、階下の天井などへの対応も必要になります。自力で全てを同時にこなすのは当然かなり難しいことですから、床が水浸しになってしまうような水漏れが起きたとわかったら、できれば急いで水道修理業者へ連絡することをおすすめします。

しまね水道職人では、浜田市や出雲市、松江市、益田市、安来市、雲南市を中心に島根県内の各エリアで水まわりのトラブルについてのご相談やお問い合わせを受け付けております。床の水漏れをはじめ水道トラブルにお悩みの方は、ぜひお気軽にしまね水道職人までお問い合わせください。

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