水のコラム

早めにやっておきたい水道管の凍結防止対策と凍結したときの対処法

2021年06月26日  水道管のトラブル

水道管は、外気温の影響を受けることがあり、特に冷え込みには弱い性質を持っています。
正確には、水道管が影響を受けるというよりは中の水が凍ってしまうのですが、毎年のように寒波の到来などで水道管凍結の被害が出ています。

そこで、凍結防止のための対策と万が一凍結したときの対処法を紹介します。
今日は冷えるな、というときにぜひ実践してみてください。

凍結しやすい気温と凍結しやすい場所

水道管の水が凍結するには、一定の条件があります。
凍結しやすい温度や凍結しやすい場所をチェックしていきましょう。

・最低気温がマイナス4℃以下になるとき
水道管の凍結の目安となる気温はマイナス4℃以下で、1日だけマイナス4℃以下になる日があるよりも、連続して最低気温が下がるときの方が凍結しやすい傾向があります。

また、天気予報でも寒波や大寒波が到来するなどと報じる日は要注意で、冷え込みが厳しくなる前の凍結対策が求められます。
 
 
・水道管がむき出しになっている給湯器の配管など
水道管がむき出しになるガス給湯器の配管は凍結しやすいです。
 
 
・水道管が屋外や北向きになる散水栓や湯沸かし器の元栓など
屋外にある散水栓や北向きの湯沸かし器の元栓などで、日陰になる場所も凍結しやすいでしょう。
 
 
・北向きにあるトイレや洗面所などの水回り
北向きのトイレや洗面所の蛇口も凍結しやすいので、凍結対策が必要です。

早めにやっておきたい水道管の凍結防止対策

水道管の凍結防止対策は、寒さが厳しくなる前に行うことがおすすめです。
寒い中作業するのも大変なので、できれば天気予報で冷え込みが厳しくなると報じるようになったらすぐ行うのが良いでしょう。
具体的にどんな対策があるのか紹介していきます。

・保温材の取り付け
屋外でむき出しになっている水道管は、保温材の取り付けが有効な手段です。
昨年の保温材がある場合は、それを使えないわけではありませんが、古くなると表面のテープが壊れたり剥がれたりするので、なるべく毎年新しいものを取り付けることをおすすめします。

なお、費用はかかりますが、凍結防止ヒーターを取り付けるとより効果的です。
 
 
・凍結しそうな夜は水抜きか少量の水出し
冷え込みが厳しい凍結しそうな夜は、寝る前に水を少量流しっぱなしにしたまま一晩過ごすことが有効です。
鉛筆の芯ほどの水が一応の目安で、それ以上少量でも冷え込みによっては凍結を避けられます。

また、水道管の中の水をあらかじめ抜く方法もあり、屋外の散水栓の場合は水抜きバルブを開けると水道管の中の水を抜くことができます。
 
 
・屋外のガス給湯器(ボイラー)は一晩中追い炊き状態にしておく
ガス給湯器など屋外にある給湯器は、風呂水を循環口より少し高い位置まで排水して風呂温度を最低でも35度に設定し、追い炊き状態にするのが有効です。
ただ、蛇口を開いて浴槽に湯を貯めるタイプだと使えない方法なので、注意してください。

また、火種のないタイプの給湯器ならリモコンの電源を入れておくだけで、外気温が低下したときに自動的に凍結防止ヒーターが作動します。
取り扱い説明書をよく読んで確認するか、設置した業者に確認すると良いでしょう。

水道管が凍って水が出ないときの対処法

水道管が凍ってしまった場合は水が出ないことが多く、水が出たとしてもポタポタ滴る程度のことがほとんどです。

これが室内のキッチンの蛇口なら、水も飲めなくなるので焦りを感じることでしょう。
こんな時の対処法を紹介していきます。

・当て布をしてぬるま湯をかける
蛇口や水道管が凍結したときは、いきなり熱湯をかけるのはNGで、50℃程度のぬるま湯を当て布の上からかけるのがおすすめです。

水道管の中の水は、凍結して膨張した状態なので、熱湯をかけるとすぐに溶けますが、水道管が温度差に耐えられずに破裂する恐れがあるからです。
当て布はぼろ布や使い古しのタオルでOKなので、ぬるま湯をかけてゆっくり溶かしてあげましょう。
 
 
・屋内ならドライヤーの温風を当てる
その他の方法としては、室内なら凍結した蛇口などにドライヤーの温風を当てる方法があります。
 
 
・暖房を入れて室内の温度で溶かす
室内の水道管や蛇口を温める方法として、室内の温度を暖めることも有効です。
できれば、1日中一定の温度にしておくと、次の夜間の凍結も予防できます。
 
 
・場合によってはカイロも有効
室内に解凍できそうなものが何もないときは、カイロなどの低温の暖房部材を使うのも有効です。

水道管が破裂したときは?

水道管がすでに破裂していたときや、解凍しているときに破裂させてしまったときは、まず元栓を全閉してください。

もし、雪や氷の下にメーターボックスがあって手を付けられないときは、破裂した水道管に布かテープを巻いて応急処置をしてから、指定給水装置工事事業者に連絡してください。

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