水のコラム

お風呂の排水口をきれいに掃除する方法を解説

2022年08月25日  お風呂

お風呂の排水口を清潔な状態で維持できているでしょうか。

私たちが毎日使用するお風呂は汚れが蓄積しやすく、溜まった汚れによって別のトラブルも発生します。そのため排水口の清潔を保つ方法を知っておくことが大切です。

そこで今回はお風呂の排水口が汚れる主な原因、排水口の汚れを放置するとどうなるのか、排水口の掃除の手順、排水口の掃除頻度を抑えるための工夫について詳しく解説します。

お風呂の排水口が汚れる主な原因とは?

お風呂の排水口はどのようなことが原因となって汚れていくのでしょうか。ここではお風呂の排水口が汚れてしまう主な原因について解説します。

髪の毛や体に付着したホコリ
お風呂の排水口の汚れの原因として最も多いのが私たちの髪の毛や体に付着したホコリです。

毎日の入浴で非常に多くの髪の毛や全身の体毛が気づかないうちに抜けています。実は、一度の入浴で平均して50本程度の髪の毛が抜けていることが分かっています。

そして抜けた毛は排水口のゴミ受けに溜まっていきます。毎日たくさんの体毛が溜まっていくため、髪の毛が長い女性や家族が多い場合には、頻繁な排水口の掃除が必要になります。

そして体には日中の活動で泥やほこりなども付着しています。このような泥やホコリについても水と一緒に排水口に流れてゆき、ゴミ受けに蓄積していきます。

皮脂やフケ
私たちの皮脂やフケなども排水口が汚れてしまう原因となります。私たちの体から分泌される皮脂や髪の毛を洗ったときに出てくるフケなどの老廃物は避けられません。

入浴によって体はさっぱりできますが、その分排水口に汚れとして堆積していきます。

石鹸やシャンプーのカス
身体を洗う時や髪の毛を洗うときには石鹸やシャンプーなどを使用しますが、これらの石鹸カスや泡なども排水口の汚れの原因となります。水と一緒になって流れていくように感じますが、石鹸カスやリンスのカスは排水口のゴミ受けに堆積していきます。

そして石鹸カスは髪の毛や私たちの皮脂と混ざって大きな汚れに変化していきます。これらは雑菌の繁殖の原因となりますので注意が必要です。

お風呂の排水口の汚れを放置すると起きること

お風呂の排水口の汚れは早めに掃除をして清潔を保つことが大切です。

ではもしも汚れを放置したままにするとどのようなことが起こってしまうのでしょうか。ここではお風呂の排水口の汚れを放置して起こるトラブルについて解説します。

悪臭の発生
まずは排水口から悪臭が発生します。汚れの原因だった髪の毛、ホコリ、皮脂やフケ、石鹸カスはそれらが混ざり合って、そこに雑菌が繁殖してしまいます。雑菌が繁殖することにより、汚れはヌルヌルドロドロの物質になり嫌な臭いを放つようになります。

このような汚れが原因で発生している悪臭については、換気扇を回していても臭いが消えることはありません。臭いの原因である汚れ自体を除去しない限りは悪臭が続くことを覚えておきましょう。

つまりの発生
そして、汚れにより水の流れが悪くなってしまいます。髪の毛や皮脂、石鹸カスが混ざり合ってできたヌルヌルドロドロの物質はゴミ受けの隙間をふさぎこんでしまいます。

少し流れが悪いなと感じたときには既に汚れが溜まってきてしまっています。その後すぐにつまりを起こしてしまうため早めに対処する必要があります。流れが悪くなるとシャワーを浴びていて足元が水浸しになってしまいます。

体を清潔にするために入浴したにもかかわらず、水が流れず水浸しになっている状況はどう考えても清潔とは言えないですよね。状況によっては洗面所にまで水浸しになりかねません。

悪臭、排水口のつまりが起こらないように、定期的に掃除することを心がけましょう。

お風呂の排水口の掃除する手順

お風呂の排水口を掃除する方法にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは簡単にできる掃除方法をご紹介します。

泡タイプの塩素系漂白剤
まずは泡タイプの塩素系漂白剤を使用した掃除方法です。まずは「カビキラー」など泡タイプの塩素系漂白剤と歯ブラシを準備してください。

ティッシュとビニール袋も準備できると掃除がより楽になります。初めに排水口のフタを外して髪の毛などの汚れをしっかりと除去してください。排水口のパーツに塩素系漂白剤をまんべんなくかけましょう。そのまま20分ほど放置して汚れを浮かせましょう。

汚れがひどい場合にはもう少し長めに放置してください。最後漂白剤をシャワーで流し、パーツをもとに戻せば完了です。

液体タイプの塩素系漂白剤
液体の塩素系漂白剤でつけ置きする方法もあります。

つけ置き掃除の場合には、「キッチンハイター」などの液体タイプの塩素系漂白剤、大きめのビニール袋、歯ブラシを準備してください。こちらもティッシュやビニール袋があると便利です。初めに排水口のフタを外して髪の毛などのゴミをしっかりと除去しましょう。

フタや受け皿などのパーツを全て取り外し大きめの袋に入れてください。そこに40度くらいのお湯と液体塩素系漂白剤を入れて30分ほど放置してください。

放置している間には排水口に残っている汚れを歯ブラシで落としておきましょう。30分経過したらパーツをしっかりと水洗いして元の状態に戻せば完了です。

重曹とクエン酸
そして、重曹とクエン酸を使って汚れを落とす方法もあります。重曹とクエン酸は体に悪影響がないため小さなお子様やペットを飼っている場合におすすめの方法です。

重曹を1カップ、水200 ml、クエン酸小さじ1、歯ブラシを準備してください。ティッシュとビニール袋があれば掃除のとき便利です。まずは先ほど同様排水口のフタを外して髪の毛などのゴミをしっかりと取り除いてください。

水とクエン酸を混ぜ合わせてクエン酸水を作りましょう。汚れに重曹を満遍なく振りかけてからクエン酸水をかけてください。化学反応が起き泡立ってくれば問題ありません。

そのまま30分以上放置させて汚れを落としましょう。シャワーで洗い流して、残った汚れは歯ブラシでこすり落とせば完了です。

お風呂の排水口の掃除頻度を減らすには

掃除方法をご紹介しましたが、なるべく掃除の頻度を減らしたまま清潔を保ちたいですよね。ここでは排水口の掃除頻度を減らす工夫について解説します。

アルミホイルのボールを入れておく
ゴミ受けにアルミホイルを入れておくことで汚れの発生を抑えることができます。

水の流れによってアルミホイルから金属イオンが発生し、雑菌が繁殖しにくい環境となります。アルミホイルを3センチほどの大きさに丸めて排水口に入れておくだけです。

とても簡単に雑菌の繁殖やヌメリを抑えられるため、一度試してみてください。

排水口専用カバーを利用する
排水口にカバーを取り付けておくのもとても有効です。使い捨てカバーを設置することでそこにゴミが溜まっていき、掃除の際にはそのカバーを外すだけで完了します。

排水口のゴミ受け自体にこびりつくゴミの量が大きく減少するため、掃除が格段に楽になります。特殊な形状をした排水口カバーでは、髪の毛やゴミが中央に集まる仕組みの製品もあります。ゴミ捨てが簡単で掃除もしやすく非常におすすめの対策です。

まとめ

今回はお風呂の排水口が汚れてしまう原因と、汚れを放置しておくとどうなるのか、お風呂の排水口の掃除方法、お風呂の排水口の掃除の頻度を減らす工夫について解説してきました。お風呂は毎日使用する場所のためとても汚れが溜まりやすい環境です。

しかし、きれいさっぱり入浴をするためには清潔を保っておく必要があります。私たちの髪の毛や皮脂、石鹸カスが原因となり悪臭やつまりへと悪化することが分かりました。

それらのトラブルを避けるためには、漂白剤やクエン酸水を利用して定期的に排水口を掃除するようにしましょう。そして最後にご紹介した掃除の頻度を減らす対策もとても簡単にできるためおすすめです!

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