水のコラム

トイレから水漏れしたらどうする?

2021年05月10日  トイレのトラブル

トイレの床に水たまりができてビックリしたことはありませんか。
急にトイレが水漏れすると、どうしていいかわからない方も多いものです。
水漏れを発見したら、焦らずに原因を突き止めましょう。

結露によるものかどうか確かめましょう

水漏れが発生したと焦ってすぐさま業者を呼んだ結果、実は結露だったというケースがあります。
特に季節が真冬の場合、便器やタンクに結露が起こることは珍しくありません。
冬場でなくても、湿度の変化により結露が発生することもあります。
業者に連絡する前に、便器やタンクが結露していないか確かめるようにしましょう。
そっと手で拭って湿っていたら、結露の可能性が高いと言えます。

もし、水漏れではなく結露だった場合は、こまめに換気を行うよう心がけましょう。
急激な温度・湿度の変化を避け、毎日換気扇を回すか窓を開けるようにしてください。

どこから水が漏れているか追及しましょう

水漏れの原因があらかじめわかっている場合はすぐに作業に取り掛かることができますが、そうでない場合、水漏れ箇所を調べることになります。
トイレの床にタオルを敷き詰め、どの部分が濡れるか確かめましょう。
濡れた部分の近くに原因があると考えられます。

止水栓を止め、ナットの緩みをチェックしましょう

水漏れ箇所がわかったら、作業を行う前に止水栓を閉め、水が出ないようにしておきます。止水栓が閉まっていることを確認したら、水漏れ箇所付近のナット(またはネジ)をしっかり締めてみましょう。
ナットが緩んでいたために起こった水漏れであれば、これだけで改善する可能性があります。
なお、ナットを締めるには、モンキーレンチが必要です(ホームセンターで入手可能です)。

トイレタンクから水漏れしている場合

ナットを締めても水漏れが直らない場合、経年劣化による部品の破損が考えられます。
トイレタンクから水が漏れている場合、止水栓を閉めてから水を流し、タンク内の水を出してから作業に入りましょう。

タンクのふたを開け、中の部品を確認します。
タンクのふたは非常に重いため、落としてケガをしないよう慎重に取り扱いましょう。

1.オーバーフロー管が折れていませんか?
オーバーフロー管はタンクの底に取り付けられている細長い棒のような部品です。
細いため強度がなく、経年劣化や衝撃などで比較的簡単に折れてしまいます。
もしオーバーフロー管が折れてしまった場合、交換が必要です。
 
 
2.ダイヤフラムに穴が開いていませんか?
ダイヤフラムはゴム製パッキンであるため、5年ほど使用していると劣化してしまいます。浮玉レバー取り付け部分の構造を確認しましょう。
ボールタップカバーがセットされている場合はボールタップカバーを外してから確認します。
経年劣化によりダイヤフラムに穴が開いている場合、交換が必要です。
 
 
3.ゴムフロート(浮きゴム)が劣化していませんか?
手洗い管から水が止まらない場合、ゴムフロートに異常があるかもしれません。
ゴムフロートには全体がゴムで作られているものと、プラスチックとゴムパッキンで構成されているものがあります。

全体がゴムで作られているものの場合、長期間使用していると劣化してひび割れが発生する可能性があります。
この場合、ゴムフロートの交換が必要です。
プラスチックとゴムパッキンで構成されたゴムフロートの場合、ゴムパッキンの劣化により水漏れが発生しやすく、パッキンの交換が必要です。

ウォシュレットから水漏れしている場合

ウォシュレットからポタポタ水漏れしている場合、自分で修理できることは少なく、ほとんどの場合、業者に依頼することになるでしょう。

1.洗浄ノズルからの水漏れ
洗浄ノズルからポタポタと水漏れが止まらない場合、バルブユニットの故障が考えられます。
しかし、バルブユニットは基本的に販売されておらず、個人で修理することはできません。
もし洗浄ノズルから水漏れしている場合は、できるだけ早く業者に相談しましょう。
 
 
2.温水タンクからの水漏れ
温水タンクから温かい水がポタポタ漏れる場合、破損しているかもしれません。
しかし、バルブユニット同様、温水タンクのみでの販売は基本的にされておらず、個人での修理は困難です。
できるだけ早く業者に相談しましょう。
 
 
3.フィルター詰まりによる水漏れ
フィルターは、ウォシュレット本体に内臓されている網目状の部品で、水道水からのごみや不純物を取り除く役割をしています。
このフィルターが汚れると、水漏れを引き起こす可能性があります。

この場合、フィルターの掃除を行うと解消することがあります。
なお、フィルターを取り出す際には水がこぼれるため、受け皿を準備してから行うとよいでしょう。

取り出したフィルターは小さなブラシなどで磨いたあと水洗いし、元通り取り付けます。取り外し・取り付けにはモンキーレンチやマイナスドライバーが必要です。
ものによって取り外し方が異なることがあるため、ウォシュレットの説明書を見ながら行うことをおすすめします。

トイレの床が濡れているときはプロに相談しましょう

トイレの水漏れを放置していると、床が長時間濡れたままになり湿気やカビの原因になってしまいます。
ナットの緩みなどであれば自力で簡単に修理できますが、多くの場合は自力での修理が困難です。
さらに、トイレは修理の難易度が高いため、修理中に誤って他のパーツを破損させてしまう危険があります。

しまね道職人は、松江市、出雲市、浜田市、益田市、大田市など県内広域で水回りのトラブルを解決しています。トイレの水漏れなど水回りのトラブルでお困りの際には、しまね水道職人にご相談ください。

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