水のコラム

困ったトイレの詰まりに効く!3つの原因別対処方法

2021年02月07日  トイレのトラブル


お家の水回りトラブルの中で、一番困る場所が「トイレ」ではないでしょうか?もしトイレの水が詰まっているときに、催してしまったら…と想像しただけでも不安になりますよね。今回はトイレの詰まりの原因や自分でできる対処法を3つご紹介します。
 

トイレが詰まるとどんなことが起こる?

トイレトラブルの代表格である「トイレの詰まり」。トイレの詰まりとは、実際どんな状態のことをいうのでしょうか?
 
①トイレの水が流れない。
レバーを引いて水を流しても、便器の水が流れない、またはいつもより流れる水の勢いが弱い、などの状態です。流れないといっても、全く流れない(便器の水が溢れそうになる)場合や、しばらく放置しておくと徐々にではありますが水が流れる場合があります。
 
②水位がいつもと違う。
便器には、いつも一定の量の水が溜まっています。これは水を溜めておくことで、下水管から上がってくる悪臭や害虫を防ぐための「封水」と呼ばれるものです。この封水の水位がいつもより高くなっている場合も、トイレが詰まっている状態と言えます。
 
③奥から異音がする。
水を流したときに、便器の奥から例えば「ゴポゴポ」といった、いつもと違う音が聞こえることがあります。もし水が流れていたとしても、便器の奥で何かが詰まって、それが音を立てている可能性があります。
 

トイレの詰まりの三大原因とは?

トイレの水を流すと、流したものは、封水を溜めるために作られた「せき」を乗り越えて、排水管に流れていきます。トイレの詰まりが起こる時、一番怪しい箇所はこの「せき」の部分です。「せき」に物が詰まる場合、原因として考えられるのはこの3つです。
 
①トイレットペーパーを流し過ぎた。
トイレットペーパーは、水に溶けるよう作られているので、普通は封水を通る間に溶けてせきを越え、排水管へと流れていきます。しかし、流すトイレットペーパーの量があまりに多いと、溶けきれずにせきに溜まってしまう場合があります。そこに新なトイレットペーパーが積み重なって水の流れを悪くしてしまうのです。
 
②水に溶けにくいものを流した。
トイレで流して良いものは、基本的に排泄物とトイレットペーパーのみです。しかし、最近は「流せるXX」といって、トイレに流してもOK、という商品も結構あります。ティッシュペーパー、お掃除シート、おしりふき、ペットシートやペットのトイレ砂などがそうです。これらは水に溶けるよう作られていますが、トイレットペーパーに比べると溶ける速度が遅いため、流し過ぎるとせきの手前に溜まってしまい、詰まりを引き起こします。また、食品の食べ残しや嘔吐物なども同様です。
 
③水に溶けないものを流した。
トイレ中、あるいはトイレの掃除中に誤って、ポケットの中のものを落としたりしたことはありませんか?トイレの消臭剤のキャップや携帯電話、スマホ、ハンカチ、ライターや子どものおもちゃなど、トイレの中にこれら水に溶けないものを落として流してしまうと、そのものを取り出すまで、詰まりが解消することはありません。ちなみに、ティッシュや生理用ナプキンも水に溶けないので要注意です。
 

原因別:トイレの詰まりを自分で解消する方法

トイレの詰まりの原因が分かっていれば、自分で解決できるものもあります。ここでは原因別の対処方法を簡単に説明します。
 
①トイレットペーパーの流し過ぎ
トイレットペーパーが原因の場合、ペーパーが溶ければ水が流れるようになるので、数時間放置することで、解決する場合があります。また、完全に水が詰まっている状態でなければ、便器に水やぬるま湯を足して流すことで、事象が解決します。
 
②水に溶けにくいものを流した。
水に溶けにくいものを流してしまった場合、詰まりの原因を針金ハンガーやワイヤーブラシなどで小さく砕いたり、取り除いたりすることで解消できます。また、パイプクリーナーなど、薬剤で溶けるものであれば、それを使うのも有効な方法です。
 
③水に溶けないものを流した。
この場合、無理に水で流そうとしたり、ワイヤーブラシで奥に動かしたりするのは危険です。
落としたものを取り出しましょう。一番良いのは「スッポン(ラバーカップ)」を使う方法です。
 

スッポンの使い方を少し詳しく説明

<事前準備>
トイレの電源プラグを抜き、止水栓(トイレの水道の元栓)を止め、床にビニールシートなどを敷く(水はねを防ぐため)
★スッポンには、和式用、洋式用があり、大体1,000円程度で購入できます。
 
<作業方法>
1.スッポンのゴム部分が水に浸るくらいの水位がなければ、バケツなどで水を足す。
2.スッポンを排水口にすき間がないようぴったりと当てる。
3.ゆっくりと排水口に押し込み、引くときは一気に引き抜く。
4.「コポコポ」という音がして、水が流れていくまで、何度か繰り返す。
5.異物が出てきたら、ゴム手袋や割りばしなどで取り出す。
6.詰まりが取れれば、水を流して完了。
 

トイレの詰まりには、原因別の対処が必要です

何を詰まらせたのかが分かれば、自分で対処することも可能ですが、対処をしても詰まりが解消しない、原因が分からない場合は、むやみに手を出さず、業者にお願いしましょう。
 
「しまね水道職人」では、松江市、浜田市、出雲市などで24時間365日、水のトラブルに対処しております。お困りの際はぜひお声をおかけ下さい。

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