水のコラム

台所のつまりの直し方とは?そもそもの原因や予防策についても解説!

2022年01月29日  キッチンのトラブル


キッチンの排水口がつまってしまうと厄介です。洗い場に水が溢れてしまい、使い物になりません。洗い場にあふれた水が徐々に流れていくつまりもあれば、びくともしないつまりもありますが、いずれにせよ、早急に解決すべきです。

つまりの元をそのままにしていれば、いずれ悪臭やカビの繁殖に繋がるかもしれません。本記事ではキッチンの排水口がつまってしまう理由と解決法、つまりを防ぐ対策について解説します。

台所のつまりの原因とは?

キッチンではあらゆる調理器具や食材を使っているので、排水口にはあらゆるものをうっかり流してしまいがちです。つまりが起きる具体的な原因は次の6つです。

・油汚れ
・排水桝のつまり
・食べかすやぬめり
・固形物
・洗剤、石鹸かす
・排水管の錆

まず「油汚れ」です。台所のつまりで1番厄介なのが油汚れです。

揚げ物などで使用した油を洗い場に流していませんか?そうでなくても、フライパンや鍋に付いている油が洗い場に流れ落ち、どんどん排水管にこびりついて蓄積してしまいます。

油は水に溶けることはありません。そして温度が下がると固まる性質です。そのため、固まった油がたまるとつまってしまいます。

次は「排水桝のつまり」です。排水桝とは家中の水回りから流れた下水が集まる場所です。下水に異物が混ざっていても、沈む構造となっています。

しかし、何らかのトラブルで排水桝がつまってしまうと、下水が流れていかず、やがて逆流してしまい台所の排水口がつまってしまいます。

「食べかすやぬめり」は、ほとんどがごみ受けやごみ受けにはめたネットにたまっていくと思います。しかし、ごみ受けやネットの穴を通過してしまうほど小さい食べ残しは、排水口に流れ込んで蓄積してぬめりとなり、つまりを起こしてしまいます。

そして「固形物」です。爪楊枝やペットボトルの蓋など固い物をうっかり排水口に流してしまいそうになった時はありませんか?実際に流れてしまうと大変です。固形物は水に溶けないのでそのまま残ってしまいます。

固い物が排水口に流れ、つまってしまうこともあるので、うっかり流してしまったときはすぐに専門業者に連絡して取ってもらいましょう。

「洗剤、石鹸かす」は当たり前のようにキッチンで使用していますが、実はつまる原因にもなってしまいます。水に溶け切らなかった洗剤、石鹸かすは排水管に蓄積されていきます。

さらに油と混ざるとヘドロのような汚れに変化してしまい、余計につまりを引き起こしやすくなります。

最後に「排水管の錆」です。築年数が古い家であれば、金属製の排水管が錆びてしまうことがあります。そしてこの錆が排水管に蓄積されると台所がつまってしまいます。

しかし、つまった理由が錆かどうかは、自力で確認することが難しいです。錆のせいでつまってしまったかもしれないときは、専門業者に依頼して点検してもらいましょう。

台所のつまりの直し方

キッチンのつまりは自力で対処できるケースがほとんどです。家に元からあるものを使用する解決法や、ホームセンターなどで入手できるアイテムもあります。キッチンのつまりを直す7つの解決法を紹介します。

・タオルを使用する
・重曹とお酢を使用する
・ラバーカップ、真空パイプクリーナーを使用する
・液体パイプ洗剤を使用する
・ワイヤーブラシを使用する
・業務用粉末洗剤(ピーピースルー)を使用する
・排水管を清掃する

■タオルを使用する
排水溝にタオルの端を入れ、洗い場に50℃程度のお湯を流します。お湯がたまったら、一気にタオルを引き抜きます。一気に大量のお湯が排水溝に流れ、軽めのぬめりや油汚れは解消します。

■重曹とお酢を使用する
まず排水溝に100gの重曹をかけ、上から50mlのお酢をかけます。約30~60分時間を置いてお湯を流します。重曹とお酢は身体に安全な成分を使用しているので、小さなお子さまのいる家庭でも使用しやすいです。

■ラバーカップ、真空パイプクリーナーを使用する
ラバーカップと真空パイプクリーナーは同じ要領で使用します。ラバーカップを使用した手順は、まず排水トラップを外してラバーカップのカップ部分が浸る程度洗い場に水をためます。

排水溝に垂直になるようにラバーカップをあて、ゆっくり押し込みます。ラバーカップを一気に引っ張るとつまりが解消するメカニズムです。

■液体パイプ洗剤を使用する
まず、液体を排水溝に流して時間を置きます。その後、水を流してつまりを改善します。使用する製品によって流す液体の量と時間が違います。必ず製品の説明書きを確認して使用してください。

■ワイヤーブラシを使用する
ワイヤーを排水溝に入れ込み、つまりの元に当たったら回転させながらつまりを削ります。つまりの元を削り取ることができれば、つまりは解消されるはずです。

■業務用粉末洗剤(ピーピースルー)を使用する
業務用粉末洗剤とはプロも使用する、排水溝専用の洗浄剤です。プロ仕様なので一般向けには販売されていませんが、ネットで手に入れることができます。

使い方は、まず排水溝のまわりに業務用粉末洗剤をかけて、50℃程度のお湯をかけて排水溝の中に流します。約1時間置き、水を5分間流しっぱなしにしてつまりの元となる汚れを取ります。

■排水管を清掃する
排水管を分解して取り外し、しっかり清掃をします。しかしこの方法は、排水管を元に戻す際にゆるみやパーツの紛失などを起こしてしまうと漏水の原因になります。十分注意して行いましょう。

まず、止水栓を閉めて水を止めます。排水管を外して約50℃のお湯に1時間排水管を付け置きしてください。そしてブラシで排水管の中を清掃して水でしっかり流します。排水管の水気を拭き取ってから元に戻して完了です。

台所のつまりを防ぐ対策

つまりを未然に防ぐことはできないのでしょうか?つまりが起こってしまうと、大がかりな方法で対処しなくてはいけないため、できれば防ぎたいですよね。

簡単にできる対策として、ごみ受けを排水口に装着する方法が挙げられます。食べかすや固形物が流れていくことがなくなるので、ある程度のつまり予防はできます。

ごみ受けにたまったごみは定期的に捨てましょう。ごみ受け自体にごみがたまりすぎても排水口でつまってしまいますし、ぬめりができるので手入れもしにくくなります。

そしてごみ受け自体の手入れもこまめに行ってください。水場でごみを受け続けているので、ぬめりやカビができやすいです。クエン酸と重曹を合わせたものや、洗剤を使用して歯ブラシでしっかり汚れを落としましょう。

まとめ

ここまで台所の排水口がつまってしまう理由と解決法、つまりを防ぐ対策について解説してきました。

排水口がつまると、水が流れなくなり大変です。どこでつまってしまっているのかを突き止め、対処しましょう。また、つまりを未然に防ぐためにも、こまめなメンテナンスを行うことをおすすめします。

洗い場を使用するたびにごみ受けに汚れがたまっていないか確認し、つまりにくい環境を目指しましょう。水回りはいつも衛生的で快適な環境が理想的です。

関連記事

しまね水道職人(島根水道職人) 0120-492-315

しまね水道職人(島根水道職人) 0120-492-315