水のコラム

トイレを流すとキッチンから音がするのはどうして?その原因を解説

2023年06月29日  トイレのトラブル

「トイレで水を流すとなぜかキッチンから異音が聞こえてくる..」このような経験をされた方もいるかもしれません。
いったいこの音はどうして聞こえるのでしょうか。今回は、トイレの水を流すと聞こえてくる異音についてその原因を解説していきます。

トイレの異音の正体

トイレの水を流す際に異常な音が聞こえるのは、排水口の奥側の排水管付近で詰まりが発生しているか、詰まりかけている状態が原因の場合があります。
奥側の排水管箇所で詰まっているケースは、トイレの便器から流れていった水が詰まり箇所で一旦ブロックされて空気が溜まります。
その溜まりこんだ空気がトイレ洗浄で使用されるたくさんの水と同時に流れることで水中に空気が溜まり、流れきった後に不審な音がする場合があります。

ただ全部が、排水管詰まりが原因というわけではなく、雨が降ったことが原因というケースもあります。下水管にたくさんの水が流れ、その時に押し上げられた空気がもとになったり、便器の排水トラップが原因だったりと、さまざまな原因が考えられます。

雨が降ったときになるゴボゴボッという不審音は天気が回復して、数時間経つと勝手に直ります。便器の排水トラップが原因のケースは、配管の再設置が必要になる場合もあるので、修理業者にメンテナンスの作業を依頼した方がいいでしょう。

排水管詰まりのケースは、詰まりの原因によっては自力で修理できる場合もあります。しかし、先述したようなことがもとで音が鳴っている場合もあります。そこで以下、排水管詰まりが原因かどうか確かめる方法を紹介します

トイレ以外でも音が聞こえる場合

トイレの水を流したときに、トイレからゴボゴボという異音が聞こえた場合は、別の箇所でも不審な音がしていないかチェックしてみましょう。
排水管が接続する場所で詰まっているケースは、トイレだけでなく別の場所からも同様の音が聞こえてきます。

もし、水を流して変な音が聞こえたときは、詰まり解決をするのもいいですが、詰まりの具合によっては自力で作業しない方がいい場合もあります。

トイレが詰まっている原因に心当たりがある場合

トイレ詰まりがもとで、不審音が聞こえている可能性が高いときは、解消しようとする前に「詰まりが何か」を確かめておきましょう。確認するといっても、使っている人の記憶が手がかりとなるでしょう。

詰まりの理由によって、解消の仕方は異なってきます。主として、トイレ詰まりになる、しばしばある原因について解説します。

トイレットペーパーをたくさん流し込んだ

トイレ詰まりの原因で頻繁にあるのが、トイレットペーパーをたくさん流したという失敗です。トイレットペーパーはトイレの水にすぐに溶けるように作られたペーパーなので、自分で詰まりを直せることが多いです。

ティッシュペーパーペーパーやパッド類を流し込んだ

トイレに流せない通常のティッシュペーパーや、生理用品類をトイレにうっかり流してしまい、トイレが詰まる場合もしばしばあります。
とりわけ、起きた直後の朝の時間や1日の疲れが出る夕方から夜にかけて間違って流す人が多いかもしれません。

ティッシュペーパーはどうにか自分で解決できるでしょう。しかし、パッド類の場合は水に溶けないので、業者が特殊な道具を用いて排水管部分から引き上げるといった作業が必要になります。
排水管からパッド類を引き上げる場合の費用は、パッド類が詰まっている箇所までの距離によって費用が異なってきます。奥に行けば行くほど、費用が高額になるので、スッポンなどでうっかり押し込まないように注意してください。

非水溶性の固体物を流した

スポンジや用済み歯ブラシ、お子さんの遊び道具、小物ディスプレー類の水に溶けないものを流した経験がある人もいるかもしれません。固形物を流した後、すぐトイレが詰まることはなかったけれど、数時間してから詰まったという場合もあります。
万が一固形物を流した場合は、先述のパッド類と同じく排水管の奥側に入り込む前に直ちに修理業者に問い合わせすることをおすすめします。

配管の圧力が原因

自宅を建てた際の配管の設置具合が悪く、配管の圧力が外よりも低下してしまうケースは、トイレ便器の排水トラップが引っ張られてしまって、ゴボゴボッという異音が聞こえてしまう場合もあります。
最悪のケースだと、配管の再設置をする場合もあるようですが、排水マスのふたを空気が出入り可能な穴付きの製品に取り替えることで直る場合もあります。

サイフォン方式のトイレのケース

メジャーなトイレの種類であれば、水槽の水を落とす勢いを借りて排便物を排水管内に押し込んでクリーニングします。ただし、中には水を吸い出すことにより、排便物を洗う種類のトイレもあります。
水を吸い出す種類のトイレが、サイフォン方式トイレです。サイフォン方式トイレのケースは、水を吸い込むので、空気が入り込んでしまう場合があり、ゴボゴボッといった不審な音が聞こえる場合があります。
このサイフォン方式トイレの不審音のケースは、問題ないので特別に修理は必要ありません。

トイレの異音の対処方法

自分で対処可能な不審音は、トイレットペーパー・ティッシュペーパー各種の水溶性の紙などの詰まりです。

パッド類の生理用品やペット専用トイレ砂類の詰まりのケースは、今回の方法では状況が悪くなることがあるので、水道業者に連絡してクリーニング、あるいは固形物を除去してもらうことをおすすめします。

紙詰まりが原因の不審音の解消法

紙詰まりによるゴボゴボッという不審音は、スッポンを活用することで直せることがあります。スッポンは、ホームセンターやネットショップでも購入できて、安いので気軽に購入できます。

スッポンで解消

スッポンといわれる、トイレの便器に直接押し当てて詰まりを引き抜く道具の正しい名称は「ラバーカップ」といいます。昔からよく使われている道具ですが、意外と間違った使い方をしている人が多くいるかもしれません。
スッポンの正式な使用方法は、「詰まりを吸引する」ことです。効力を最大限でひき出すためにも、正しい使用法について解説します。
準備するものは、スッポン、給油ポンプか水を汲みだせる道具、ゴミ袋、バケツ、古い雑巾、ゴム手袋です。

汚い水を汲みとる

汚い水が便器の上のところまで上がっている場合は、給油ポンプや風呂桶などを使用して、水を汲みとっておきましょう。

ゴミ袋で覆う

スッポンを使う際に、便器からの水が飛散しないように、ゴミ袋の中心に穴を開けてスッポンを通しておきます。

スッポンを慎重に押しあてる

スッポンを便器の排水口にきちんと密着させて、慎重に押し当てていきます。

一気に引っ張りあげる

スッポンがそれ以上押し当てられなくなった時点で、一気に引っ張りあげます。この動作を数回繰り返すことで、詰まりが解消します。

バケツの水を注ぐ

詰まりが解決できたら、バケツに水を汲んで便器内に注いでみましょう。確実に流れたら終了です。

まとめ

本記事では、トイレを流すとキッチンから音がする原因を解説してきました。突然「ゴボゴボッ」という音が聞こえてきたら、驚いてしまいますよね。ただ、音がなる理由はさまざまです。
あなたの自宅のケースがいったいどの状況になるのか、きちんと見極めた上で行動しましょう。ぜひ今回の記事の内容も参考にしてみてください。

関連記事

しまね水道職人(島根水道職人) 0120-492-315

しまね水道職人(島根水道職人) 0120-492-315