水のコラム

シャワーの水圧が弱いのはなぜ?業者に依頼するときの費用など解説!

2022年10月12日  お風呂

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シャワーの水圧が弱いと、気分良くシャワーを浴びられませんよね。なんだか弱々しいお湯に、心もとない気がしてしまいます。

シャワーの水圧が弱くなるのにもいくつかの原因が考えられます。自分で対処できる場合もあるので、水圧に不満のある方は記事を参考にしてみてください。

また最近では、水圧に配慮した機能的なシャワーヘッドも数多くあります。改善策のひとつとして、検討してみてはいかがでしょうか。

シャワーの水圧が弱くなる理由

リフレッシュしたいシャワータイム、それなのにシャワーの水圧が弱いととてもストレスに感じてしまいます。シャワータイムを気分よく過ごすためにも、弱い水圧を何とか改善したいと思うことでしょう。シャワーの水圧が弱くなる原因は、一体どこにあるのでしょうか。

シャワーヘッドやストレーナーの汚れ

シャワーヘッドやストレーナーに汚れが溜まっている可能性があります。ストレーナーとは、蛇口部分にある、異物を取り除くためのフィルターのような役割をしている部品です。

シャワーヘッドやストレーナーにゴミやサビ、水垢が付着した状態のままだと、目詰まりを起こし、水圧が弱くなる場合があります。

給湯器の容量不足

給湯器の容量が不十分なのかもしれません。給湯器の号数を一度確認してみましょう。給湯器の号数とは、サイズの基準であり給湯パワーを表すものです。

給湯器の号数が適正でないと、複数個所でお湯を使用した際に、水圧が弱くなる可能性があります。また、給湯機の故障も原因のひとつです。異変を感じたら、専門業者に修理を依頼しましょう。

元栓や止水栓の不具合

元栓や止水栓には、水の量を調整したり、水圧をコントロールする役割があります。閉まり過ぎている場合にも水圧が弱くなります。栓が閉まっている状態であれば水はでません。

元栓は一般的に屋外にあり、シャワーの止水栓は、浴槽の近くや洗面所の下にあります。不具合がないか点検してみましょう。

水漏れ

シャワーホースや配管から水漏れしている場合も水圧が弱くなることが考えられます。シャワーホースの水漏れは、細かくチェックすれば自分で確認できますが、配管の場合は気づくことは難しいと言えます。専門業者の点検が必要でしょう。

シャワーの水圧が弱い場合の対策

水圧の弱さを改善するためには、自分でできる対処法もあります。ここでは対処法について解説したいと思います。業者に依頼する前に自分で改善できないか、できることを試してみましょう。

シャワーヘッドやストレーナーを掃除する

シャワーヘッドやストレーナーの目詰まりが原因の場合は、掃除して汚れを取り除くことで、水圧の弱さは改善できるでしょう。

シャワーヘッドの掃除方法は、ホースからシャワーヘッドを取り外し、浴室用洗剤と古い歯ブラシでこすり洗いをしていきます。頑固な汚れには、クエン酸を溶かしたお湯に数時間つける、つけ置き洗いが効果的です。

ストレーナーも同じように、浴室用洗剤と古い歯ブラシでこすり洗いをして、詰まった汚れを取り除き、目詰まりを解消しましょう。

シャワーヘッドを交換する

近年ではさまざまな特徴を持つシャワーヘッドが購入できます。水圧が強いシャワーヘッドに交換することで、ストレスから解消されるかもしれません。

水圧が強いシャワーヘッドには、散水版の穴が細く少ないタイプ、直線的に水やお湯が出るタイプなどがあげられます。

シャワーヘッドの交換は簡単にできるので、検討してみるのもひとつの方法です。購入する際は規格やサイズがあるので、合うものを選ぶように注意しましょう。

給湯器を交換する

お湯を使っているときだけ水圧が弱くなる場合は、給湯器の交換も検討すると良いでしょう。給湯パワーを表す号数が小さい場合は能力が不足しているのかもしれません。大きい号数の給湯器に交換することで、水圧が改善される可能性があります。

止水栓を調整する

止水栓を調整することで、弱い水圧を改善できる場合があります。閉まり過ぎていると、流れる水の量が少なくなり水圧が弱くなります。マイナスドライバーなどを使って回して調整してみましょう。

水圧を直せない場合は業者に依頼

可能な範囲の対処を試しても水圧が改善されない、または原因が特定できないなどの場合は、業者に調査、点検を依頼しましょう。

原因のひとつに浄水場と自宅の位置関係や、配管が細いために元々水圧が低いことも考えられます。直接修理はできない原因の場合もありますが、低水圧用のシャワーヘッドに交換するなど、代替え案の相談してみましょう。

また、水圧が急に弱くなった場合などは、配管や水道管が劣化しどこかで水漏れを起こしていることも考えられます。

ただし、調査や点検が大がかりなものになってしまうこともあり得るので、きちんと説明を求めることも大切です。調査や点検に必要な規模や、かかる費用についてもあらかじめ確認するようにしてください。

業者に依頼をした場合には作業内容によって費用は大きく違ってきますが、一般的な自宅で改善できる修理費用の目安は次のとおりです。

パッキン交換が4,000円~5,000円程度、止水栓交換が1万2,000円~2万5,000円程度、水栓交換が8,000円~1万2,000円程度です。これらに、出張料金や深夜料金などが発生する場合があるので、事前に見積をとってきちんと確認しましょう。

賃貸の場合の注意点

マンションなどの集合住宅の場合は、次のような原因も考えられるため、管理会社に点検を依頼するようにしましょう。

マンションの給水装置が故障している

ほかの原因に当てはまらない場合は、マンションの給水装置に不具合がある可能性も考えられます。自分では確認ができないため、管理会社へ連絡しましょう。

高層階のため元々水圧が弱い

高層階にお住まいの場合は、元々水圧が弱いことも考えられます。また築年数が経っていることが原因の場合もあるでしょう。高層マンションの場合は、重力給水方式を採用している場合に、水圧に問題が生じやすいといえます。

重力給水方式とは、受水槽に貯まった水を屋上などに設置されている高架水槽に貯め、そこから重力式で水を送る給水方式を指します。重力を利用した水をくみ上げる仕組みのことです。この方式の場合は、高層階の水圧が弱くなる傾向が見られます。

このケースでは改善を求めるのが難しいので、水圧をあげるシャワーヘッドの交換が現実的な解消法になるでしょう。

以上のように、建物側に原因があることも捨てきれません。賃貸物件の場合は、自分だけの判断で修理をしたり、または勝手に業者に依頼してはトラブルに発展する可能性があります。必ず管理会社や大家さんに点検や対応を依頼しましょう。

その際「水圧が弱いので強くしてほしい。」と伝えれば、きちんと対応してくれるはずです。持ち家の場合と大きく異なる点ですので、十分注意して対処することが必要です。

まとめ

シャワーの弱い水圧、できることならしっかりとした水圧に改善したいものです。

まずは自分で対処できる方法をひとつずつ試していきましょう。シャワーヘッドやストレーナーの掃除はしたことがない人も多いのではないでしょうか。それでも改善できなければ、原因は自分で特定することはできないので、業者の力に頼りましょう。

原因が配管などにある場合は、早急に対応しなければなりません。水漏れが原因であれば、水圧が弱くなるだけでなく、水漏れ被害が拡大していくことになるからです。

ただし集合住宅の場合は、自分の判断で修理などはできないので、十分に注意しましょう。まずは管理会社へ連絡して要望と状況を適確に伝えることが大切です。

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