水のコラム

賃貸住宅でキッチンの蛇口から水漏れした場合の対処法

2022年08月29日  キッチン

賃貸住宅で水漏れが起きたとき、すぐに管理事務所や大家さんに連絡しましょう。少しの水漏れでも放置すると被害が拡大してしまうことがあります。湿度が上がって湿気が部屋中に広がり、カビや虫も発生することもあります。

家具なども湿気によって傷んでしまうことが考えられます。ちょっとした水漏れも放置期間が長くなってしまうと、悪化して水道料金が跳ね上がってしまいます。

水漏れの可能性があった場合には、早めに対処しましょう。本記事では、漏水発生時に確認すべきことや修理を負担する人、水漏れ修理を自力で行う方法について詳しく解説します。

水漏れした場合にまず確認すべきこと

賃貸住宅で蛇口から水漏れが発生した場合、どのように対処すべきなのでしょうか。持ち家とは違った対応が必要になるのでしょうか。賃貸住宅で水漏れが発生した場合には、管理会社や大家さんに連絡しましょう。

決まった水道修理業者がある場合もありますし、費用が借主か貸主のどちらが負担するのかといった話し合いも必要です。しかし水漏れの発生が夜中だったり、管理会社や大家さんと連絡が取れなかったりする状況であれば、自分で水道業者に連絡することになります。

その場合は水道業者から領収書をもらい、水漏れの原因など記載してもらいましょう。あとで管理会社や大家さんと費用の話し合いをしなければいけません。

ひどい水漏れだと、階下の部屋の人にも迷惑がかかる場合もあります。水漏れが発生した場合には自分でできる限りの応急処置をし、水道業者が来るまでに被害が広がらないようにしましょう。

いつもと同じ使い方をしているのに水道料金が高いと感じたときは、気が付かぬうちに水漏れが発生している場合があります。水道の検針業者が気付いて、水漏れが発生していないかを無料で検査してくれます。

水漏れが確認された場合は、漏水箇所も調べてくれます。水漏れが確定した場合はすぐに管理会社や大家さんに連絡し、水道業者の手配をしてもらいましょう。

水漏れ修理の費用を負担するのは借主?貸主?

賃貸物件で水漏れが発生した場合、その費用は誰が負担するのかが気になりますよね。水漏れの原因によって費用の負担がどちらになるか、違ってきます。

借主が水漏れの原因を作った場合は借主負担、経年劣化など借主の責任とは関係なく水漏れが発生した場合は貸主負担となる場合が多いです。賃貸契約書に記載されているので確認しましょう。

「小修繕は自己負担」となっている場合は蛍光灯や電球などの消耗品、水道内部のパッキンなどの交換が含まれます。築年数が経っている賃貸物件は、経年劣化が原因で水漏れを起こすこともあります。

借主が蛇口を雑に扱っていたり、ホースが外れたりして水漏れが発生した場合は自分で修理費用を負担しなければいけません。冬場、凍結によって水道を凍結させた時も借主負担になります。

寒い地方では凍結防止に水を落とすことが奨励されています。氷点下の気温になるときは凍結予防のために水を落とさなければ、夜中のうちに凍結してしまう恐れがあります。朝起きて、水道が凍結してしまっていたら大変です。

朝の忙しい時間帯にお風呂も洗面所もキッチンも、使用することができなくなります。凍結によって破裂したら、大変なことになってしまいます。水道業者への依頼も費用も、借主負担になりますので気を付けましょう。

賃貸契約書の他、入居時に入った火災保険の内容も確認してください。「借家賠償責任保険」と「個人賠償責任保険」が付いているかどうかを確認する必要があります。

自分の過失・大家さんの所有物・階下の住人に損害を与えた場合でも、この保証が付いていれば補償されます。火災保険には必ず加入しましょう。

水漏れ修理を行う際の注意点

水漏れ修理は自力で行えるケースと業者に依頼した方が良いケースがあります。

自力でできるのは、ポタポタとしたたる程度の小規模の水漏れ、水漏れ箇所と原因が確実に特定できている場合、修理したい部分が自前の工具で取り外せる場合、そして交換する部品が手軽に入手できる場合です。

業者に依頼した方が良い場合は修理が「難しい、面倒」と感じた場合、水漏れの量が多いためすぐに修理が必要な場合、水漏れの原因が特定できない場合、部品選びや修理作業が素人には難しい場合、そして自分で修理したが水漏れが直らなかった場合です。

水道の水漏れには、さまざまな原因があります。そして原因箇所によって修理方法は異なります。また修理の際、専用部品の取り外しや取り付けはある程度難易度が高い作業です。普通の家庭にある工具では足りない場合もあります。

交換用の部品も取り寄せなければいけません。古いものだと部品を取り寄せることも難しくなります。また中途半端な知識で修理に取り掛かると、失敗してさらに水漏れを悪化させてしまうこともあります。

業者に依頼すると費用は掛かりますが、自分でやるより時間もかからず、部品を捜す手間も省け、安全に修理を完了してもらえます。自力で修理をして失敗したり、部品を間違えて買い直したりすることもなく確実に直してくれるので、安心です。

自分で修理できそうなポタポタ水漏れも放置すると、被害が広がる恐れもあります。賃貸住宅だと、階下の住人にも損害を与えてしまう恐れもあります。迅速に対応しましょう。

蛇口の根本周辺で水漏れが発生したときや、原因が何かわからない時は迷わず業者に依頼するのが賢明です。

水漏れ修理を自分で行う手順

自分で修理をする場合は、必要な材料と工具を用意しなければいけません。水漏れの場所によって使う工具も、修理の仕方も変わってきます。蛇口の修理を行う前に、必ず止水栓を閉めます。

賃貸の場合は元栓を閉めてしまうと他の部屋の水も止まってしまうこともあるので、気を付けましょう。蛇口先端部分からの水漏れは、ハンドルかハンドルを外した奥にあるゴムパッキンの劣化が原因です。消耗品なので新しいものに交換すると水漏れは収まります。

ハンドルの根本からの水漏れは、ハンドル内部の三角パッキンの劣化が原因です。三角パッキンとパッキン受けを交換しましょう。パイプの根本からの水漏れは、パイプの緩みかパイプ内部のUパッキンとリングの劣化ですので、新しく交換してください。

水栓と壁の間からの水漏れは、水栓の根本に巻かれているシールテープの劣化が原因です。新しいものと取り換えましょう。

水漏れを発見したら、まず自分で直せるものかどうかを確認します。直せないと判断した場合は管理会社や大家さんに連絡して、水道業者に修理を依頼してもらいましょう。水漏れの被害を最小限にするには、迅速な対応が必要です。

まとめ

賃貸住宅で水漏れが起きた場合、水道業者に連絡する前に管理事務所や大家さんに連絡しましょう。また修理代金はどちらが持つのかは、水漏れの原因によって違ってきます。賃貸契約書と火災保険も確認し、費用負担を保証してくれるものかどうかも確認しましょう。

賃貸住宅の水漏れ被害は、自分の部屋だけではなく階下や周りの部屋の住人にも迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。最悪、損害賠償に発展することもあるので細心の注意が必要です。

自分で修理ができる水漏れはすぐに対応し、自力で対処できないと判断した場合は水漏れの被害が広がらないうちに、早急に管理会社や大家さんに連絡しましょう。

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