水のコラム

家の中にある蛇口の交換方法をキッチン・洗面台ごとに解説

2022年08月27日  水回り

蛇口を交換したい時、作業や準備が大変で実際難しそうなんて感じていませんか?実は、蛇口の交換は、手順やコツを理解すれば自力でも作業することができます。

蛇口は毎日使用する場所なので、水漏れが発生している場合や水が全く出てこないなどのトラブルは、いち早く解決したいですよね。蛇口の交換方法を押さえるだけで、新品の蛇口を使用できるのはもちろん、使ってみたかった新機能も使えるようになるかもしれません。

では、具体的にどういった手順で交換すれば良いのでしょうか?そこで今回は、家の中にある蛇口の交換方法をキッチン・洗面台ごとに解説します。

蛇口交換の大まかな流れ

まず初めに、蛇口交換の大まかな流れについて確認しておきましょう。蛇口の交換には、道具を揃えるほかに下準備が必要になります。

蛇口の交換に準備する物として、取りかえる新品の蛇口本体、ドライバーやスパナ、レンチといった工具類、シールテープや雑巾、歯ブラシが必要です。物によっては使い古した家にある物で代用できるので、新たに買い揃える必要はありません。

蛇口交換の下準備として、最初に水道の止水栓を閉めましょう。この止水栓を閉めていないと、蛇口の交換中に水が噴出して大惨事になる恐れがあります。時計回りに回すことで閉められるので、確実に閉めておきましょう。

その後、実際に工具を使用して古い蛇口本体を取り外し、配管や周辺の掃除をします。必要に応じて水アカやサビに対応した洗剤を用意しておくと効果的です。

この作業が終わったら、いよいよ新しい蛇口本体を取り付け、各部をしっかり締めます。最後に閉めた止水栓を回して開けて、水が正常に流れるかを確認したら作業は完了です。
蛇口の交換作業に慣れている人であれば約30分、初めての人でも約1時間から1時間半で作業できるので、気軽に始められます。

キッチンにある蛇口の種類と交換方法

キッチンにある蛇口の種類と交換方法を押さえておくことで、スムーズに蛇口交換ができます。キッチンには、主に3種類の形状の蛇口が使用されており、各家庭によってその形状は異なります。この蛇口の種類によって作業手順や作業にかかる時間も変わってくるので、事前に確認しておきましょう。

では、種類別にどのように蛇口の交換をすれば良いのでしょうか?ここでは、蛇口の形状別に蛇口本体の交換方法について解説します。

壁付タイプの場合
壁付の蛇口とは、壁に直接取り付けられている蛇口のことで、蛇口周辺のスペースが広く確保されているのが特徴です。

この壁付タイプの蛇口の交換方法ですが、まず初めに水道の止水栓を閉めて水の流れを止めておきます。古い蛇口本体の根元に六角ネジが取り付けられているので、スパナやレンチを利用して取り外します。回す方向は時計回りなので、間違えないようにしましょう。

続いて、取り付け脚を取り外していきます。取り付け脚は、蛇口を支えている部分で反時計回りに回すことで取り外すことができます。

取り外すことができたら、配管が表れるので配管内のゴミを歯ブラシを使用してキレイに掃除します。この掃除の工程は、水漏れ防止に大きな効果をもたらすので、最後に雑巾で拭き取っておくと安心です。

その後、キレイになった配管に、取り付け脚のネジ方向とは逆方向にシールテープを巻き付けていきます。しっかりシールテープを貼り付けると同時に、回数としては5回から10回を目安に巻き付けていきましょう。

シールテープを巻き付けた後は、取り付け脚を時計回りに回しながら、ハの字になるくらいで止めておきます。仮に止めてある取り付け脚に新しく用意した蛇口本体を取り付け、六角ナットを軽く締めて蛇口を水平にします。

水平にしたら、しっかりとスパナかレンチを使用して固定し、止水栓を開ければ交換作業は完了です。

台付タイプの場合
台付タイプは、台座があるタイプの蛇口で、ワンホールとツーホールの2種類が主流です。これらは、取り付ける穴が1つなのか2つなのかの違いだけで、基本的な交換手順は同じです。

まず初めに、水道の止水栓は必ず閉めておきましょう。その後、給水管や給湯管の接続部分であるナットを、レンチやスパナを用いて取り外します。

ナットの取り外しが完了したら、蛇口の根元にある六角ナットも同じ要領で取り外します。ここまで進めれば、古い蛇口が取り外せるようになります。

新品の蛇口本体を準備し、取り付け穴に置いてパッキン、座金、ナットの順番で取り付け脚に取り付けていきます。その後、蛇口本体を固定するための上面施工アダプターを取り付けて、給水管・給湯管の接続部分にパッキンをセットしナットでしっかり固定します。

最後に止水栓を開けて、水の流れを確認したら作業完了です。

洗面台にある蛇口の種類と交換方法

洗面台にある蛇口の種類と交換方法も把握しておきましょう。洗面台にある蛇口もキッチンと同様に、台付タイプのワンホール、またはツーホールが主流です。

洗面台の蛇口の交換手順を追っていくと、それぞれのタイプでわずかに工程に違いがあります。ただし、共通している工程が多いので、両方のタイプの交換手順を併せて解説します。

まず初めは、どちらも水道の止水栓を閉めて水の流れを完全に止めます。その後、ワンホールタイプでは古い蛇口を取り外すため、反時計回りに回して外します。

ツーホールタイプの場合は、給水管・給湯管の接続部分のナットをレンチやスパナを使用して取り外します。これを行うことで、蛇口の下のナットが取り外せるようになり、古い蛇口を上から引き抜くことができます。

蛇口が取り外すことができたら、新しい蛇口を取り付けるための準備をします。ワンホールタイプの場合は、配管内をブラシなどで掃除し、シールテープを5回から10回しっかり巻き付けていきます。

シールテープを巻き付けたら、新しい蛇口本体を時計回りに回しながら配管に取り付け、水平になるように締めて固定します。

ツーホールタイプの場合は、新しい蛇口を取り付ける際にパッキン、座金、ナットの順番を守り取り付け脚にセットします。そして、給水管・給湯管の接続部分にパッキンを入れ、ナットで固定し上面施工アダプターを取り付けます。

上手く交換できない場合は業者に依頼しよう

このように、作業自体はさほど難しいものではありません。

しかし作業に自信がない、忙しくて作業にとりかかる暇がないなどの場合には、水道業者に依頼することをおすすめします。水道業者であれば、蛇口の交換はスピーディに対応してくれるので、気軽に相談してみましょう。

まとめ

今回は、蛇口の交換方法について解説しました。
蛇口は長く使っているうちに、回しにくくなる、水漏れが起きるなどの不具合が起こります。

放置しておくと不便なだけでなく、水漏れによる水道代の増加や浸水被害などにつながることもあるため、早めに対処するようにしましょう。

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しまね水道職人(島根水道職人) 0120-492-315

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