水のコラム

お風呂2日目の臭いの原因とは?対処方法も一緒に解説

2022年05月28日  お風呂


あなたは、お風呂のお湯を頻繁に替える方ですか?昨今は追いだき機能がある家庭が通常なので、2日に1度のペースでお湯を取り替えるケースが多いようです。

節水を考えると当然のことですよね。しかし、2度目のお湯には「雑菌」が含まれていることもしばしば。あげくに、臭いも激しいことになりかねません。

この記事では、その臭いの原因と対策について紹介します。

お風呂2日目の臭いの原因とは

2日目のお風呂からの異臭原因は、雑菌です。2日目のお風呂の残り湯には雑菌が多く含まれております。この雑菌の正体を明かすと、皮膚組織についている常在菌といわれる菌です。

ちょうど、大腸菌や葡萄球菌などがその仲間です。私たちがお風呂に浸かるときにその菌がお湯に浸透していくのです。雑菌が増えるためには養分・水・湯温(30℃〜40℃くらい)が必要といわれていますが、お風呂の残り湯は全条件をクリアーしています。

2日目であっても、残り湯内の雑菌は1日目のおおよそ1,000倍にまで達してしまうのです。
たとえば、1日目の入浴で1ml内に40個ほどだったものが、入浴後には「400個」にまで増えてしまうのです。そして、次の日には約40,000個となります。

これが臭いの元凶です。当然ながら入浴した人数が増えれば増えるほど、臭いもとは広がっていきます。

対処方法1 湯船に浸かる前に汚れを落とす

1つ目の対処法は、湯船に浸かる前に汚れを落としてしまうことです。

面倒かもしれませんが、湯船に浸かる前にきちんと汚れを落としておくと、お湯内に侵入する雑菌の数を格段に減らせるのです。

当然のことですが、お風呂場が二日目でかなり臭ってくるようであれば、1日目に体を洗わずに入った可能性が高いです。よっぽど時間がないときには「かけ湯」だけでもするようにしましょう。

銭湯に行ったことがある方であれば常識として身についていることかと思います。幾分、汚れを落とせるでしょう。ひと手間をかけることで、快適なお風呂時間を過ごすことができるので、ぜひ実践してみてください。

対処方法2 重曹や洗剤を使用する

対処方法1にプラスして、市販の専用洗剤を使えばより臭い原因菌を少なくできます。

思い出していただきたいのが、学校のプールで使用していた塩素剤です。あの強烈な臭いを忘れる方は少ないでしょう。

いい換えると、この洗剤はお風呂用の塩素剤です。この専用洗剤中の「ジクロロイソシアヌル酸塩」という成分が雑菌増殖を食い止めてくれます。

使用法はそう難しくありません。1番最後に入浴した人が残り湯に洗剤を入れてかき混ぜておくだけです。ただし、気をつけないと忘れてしまうこともあるので注意しましょう。

ちなみに、硫黄系の入浴剤を入れた湯船には効果が期待できないことから、合わせて忘れないようにしてください。

また「塩素系はどうも臭いや肌への影響が気になる……」という方には、非塩素系の専用洗浄剤をおすすめします。最近では、天然酵素清浄剤というものが市販されています。

この天然酵素清浄剤は酵素が熱を発するので身体をあたためてくれます。消臭はもちろんのこと、浴槽や排水管を痛めることもないので非常にエコです。

重曹を使う
それでも、薬剤を使うことに抵抗があるという方は、代用として「重曹」を入れる方法をおすすめします。重曹を溶かしたお湯は弱アルカリ性であり、お湯がアルカリ性になると菌の増殖を抑えてくれます。

ちなみに、重曹は専用洗剤を入れたお湯の塩素濃度を下げてくれるので活用してみてください。ただし、専用洗剤を入れてからすぐに重曹を入れてしまうと、効果が弱まります。したがって、当日ではなく、その翌日に入れた方がいいでしょう。

対処方法3 お風呂のお湯を毎日替える

最初の項目でもお伝えしましたが、お湯は毎日変えることをおすすめします。あなたの家庭に小さな子どもが入ればなおさらのこと、お湯は毎日取り替えた方がいいでしょう。

なぜなら小さな子どもは、うっかりお湯を口に含んだりオモチャを口にくわえたり飲み込んでしまったりする恐れがあるからです。

また追いだきすると、思いのほか電気代やガス代がかかることもあります。たとえ水道代を節約する代わりに光熱費がかかってしまってはあまり意味がありませんよね。

費用が変わらないのであれば、毎日清潔なお風呂に入った方が精神衛生上もいいです。

簡単!2日連続で入る際の対策
ここで「手間をかけずに2日目のお湯を使いたい」という方に対策法を紹介します。おすすめは「ハッカ油」です。

ハッカ油とは、ハッカソウというミントを乾燥させて抽出した植物油のことで、臭いはミント系の香りでスッキリとした気分になれます。湯船には、2〜3滴ほどたらしましょう。

2日目特有のイヤな臭いやヌメリも一気になくなります。効果は絶大なのでびっくりするかと思いますが、スポイトで少したらすぐらいがちょうどよいです。

また、ハッカ油には肩こりをやわらげたり、虫を寄せつけたりしないという効果もあるそうです。安眠効果もあるので、就寝前に入るのがいいかもしれません。

ちなみに、同じく天然系油として「ひば油」もおすすめ。1滴たらすだけでとてもスッキリします。抗菌や消臭効果にもすぐれており、香りも心地いいです。

お湯をキレイにする方法
最後に「お湯をキレイにして使いたい」という方におすすめなのが、市販の垢取りオモチャです。この垢取りオモチャを湯船に浮かべておくと湯垢をとってくれるのです。

約400日間使用できて、入浴剤を入れてももちろん大丈夫です。子どもが喜ぶデザインになっており、子どもと一緒に入浴しても楽しいでしょう。

また、別物として銀イオンを使った商品もおすすめ。数時間お湯に浮かべておくだけで、菌の増殖を抑えられます。

ほかには、抗菌剤を使用する方法もあります。臭いが強いので苦手な方もいるかもしれませんが、普段入浴剤を使う方はこれに切り替えるのもひとつ。これによってほぼ気にならなくなるという結果が出ているようです。

そして何よりも大事なのが、普段からのまめな掃除です。お風呂洗剤や先ほどの項目でも紹介した重曹を使って掃除を心がけておけば、清潔感を保つことができるでしょう。

場合によっては、子どもや他の家族に頼んで掃除を手伝ってもらうのもありです。

つねにキレイな状態の湯船になれてしまえば、逆に「キレイでないと入る気にならない」という気持ちになりいい効果となるのではないでしょうか。

捨てるのがもったいないと感じてしまう場合は、洗濯や庭の水まき、お風呂掃除などにそのまま使うのが賢い方法かもしれません。

まとめ

今回は、お風呂2日目の臭いの原因とその対処方法についても一緒に解説してきました。

臭いの原因は雑菌であり、2日目のお湯に雑菌が多く含まれているということもわかっていただけたのではないでしょうか。

薬剤に頼ってラクをするのもいいかと思いますが、まずは「身体をキレイにしてから入る」を心がけるところから始めるのがおすすめです。

何も対処せずにいると臭いはみるみる広がってしまい、お湯を捨てることにもなるでしょう。まずは「かけ湯習慣」だけでも意識してみてはいかがでしょうか。

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