水のコラム

浴槽の塗装はトラブル防止に効果的。具体的な方法や業者選びを解説

2022年04月30日  お風呂のメンテナンス


お風呂場の浴槽は、長年使用していると必ず劣化してくるものです。

この記事では、お風呂の塗装が劣化する時に起こり得るトラブルや浴槽を塗装することのメリットを解説します。浴室塗装を考えている人は、参考にしてくださいね。

浴槽が劣化すると起こるトラブル

一般的に、浴槽の経年劣化は15〜20年ほどと言われています。

しかし、利用頻度や浴槽の種類によって起こるトラブルもさまざまです。
最近では多くの家庭で「FRP」という素材が使われている FRP浴槽を使用しています。

FRP浴槽は耐久性に優れていて表面に防水塗装が施されていますが、浴槽が劣化してくると表面の浴槽塗装が剥れてしまいます。

また、剥がれた部分から水が染み込んでしまい、カビの原因に。カビがひどくなった、サビついてきたなどの問題が起きれば、バスタブ自体を交換しなくてはいけません。

さらに、浴槽の表面が劣化してくると変色や色褪せ、汚れやざらつきなどが見られるようになります。

しかし、これらの症状は塗膜の表面が劣化していることから起こるケースが多いため、コーティングや塗装で補修することが可能です。

くわえて、FRP浴槽にはヒビ・割れ・穴あき・ふくれ・変色といった劣化現象が見られることも。ヒビは、バスタブが温かいお湯によって何度も膨張を繰り返すことによって発生するものです。このヒビを放置すると悪化して、割れや穴あきにつながります。

このヒビが入るだけで浴槽の強度は弱くなるでしょう。少しの衝撃が生じただけで、その部分が割れてしまったり、穴が空いてしまうこともあるかもしれません。

このようなことを防ぐためにも、ヒビが生じた段階ですぐに補修することをおすすめします。また、浴槽が劣化すると、お湯を張ったときに膨張して戻らなくなる「ふくれ」を生じさせることも。

最初は、気付かない程度のふくれでも、最終的に目に見えてハッキリ分かるほどのふくれになることもあります。塗装の劣化によって、変色が起きることもあるでしょう。

これらのトラブルが見られた場合には、早めに浴槽補修して下さい。

浴槽を塗装する時に気を付けたいポイント

では、浴槽を塗装する際、どんなことに気をつければ良いのでしょうか。

ここでは気をつけたい3つのポイントを紹介します。

1つ目は、DIY塗装しないことです。「DIY塗装の方が安く済むから」「DIYに慣れているから」といった理由でDIY塗装を考える人もいるかもしれません。しかし、浴室の塗装には、高度な技術が必要です。万が一、塗りムラが出来てしまった場合は、その部分から浸水してサビの原因になります。

また、浴室塗装は難易が高いため、業者であっても全てが対応できるわけではありません。信頼できる業者に依頼するようにして下さい。

2つ目は、浴槽の材料によっては塗装できないことです。塗装に馴染みやすい材料とそうではない材料があるので、材料によっては塗装しない方がいいことも。浴槽に使用されるホーローやステンレスは塗装に適しません。

これらの種類が劣化した場合は、塗装ではなく交換をおすすめします。

3つ目は、傷みがひどい場合は、塗装できない可能性があることです。

劣化現象があまりにもひどい際には、塗装しても再生するのが難しいことがあります。この場合、費用がかかってしまいますが、新しいバスタブに交換することをおすすめします。

浴槽を塗装するとこんなメリットがある?

浴槽を塗装することでどんなメリットがあるのか、ここで5つのメリットを紹介します。

1つ目は、リフォーム代金よりも安く済むことです。1番大きなメリットと言ってもいいのは、やはりコスト面ではないでしょうか。塗装の場合、費用相場は、およそ8〜15万円。一方、新品のユニットバスを設置するとした場合は、25〜50万円ほどかかります。

費用が安く、見た目も新品同様の状態に戻るため、低価格で予算を組みたい人にとってはメリットと言えるでしょう。2つ目は、短期間の工期で終わることです。浴槽塗装の場合、工期期間は大体1日ほど。長くかかっても、2日ほどあれば塗装は終わります。

お風呂を使用できない期間が短く済むため、生活に支障をきたしません。あっという間にキレイお風呂が出来上がります。

3つ目は、防カビ効果がアップすることです。
浴槽の塗装剤の中には、防カビ剤も含まれています。新たな汚れやカビも付きにくくなりお手入れもしやすくなること間違いありません。

4つ目は、廃棄物が出ないことです。浴槽交換リフォームの場合、古い浴槽を処分する必要があります。塗装ならば、大きなゴミを出さずに新品同様の状態になるため、環境に優しいというメリットがあります。5つ目は、好きな色に塗装できることです。

「気分を変えるために、浴槽の色を変えたい」という人に、塗装はおすすめです。さまざまなカラー見本の中から、自分の好みのものをチョイスできるでしょう。

浴槽塗装を業者へ依頼するときはここに注意

上記でも説明したように、浴槽塗装は業者に依頼することがおすすめです。業者に依頼する際には、どんなことに注意したら良いのでしょうか。2つのポイントを紹介します。

1つ目は、実績がある業者に依頼することです。お風呂のリフォームを手がけている業者すべてが、浴槽の塗装ができるわけではありません。浴室の塗装には、高い技術と経験が求められるため、確かな実績経験がある業者を選ぶようにしましょう。

加えて、FRP浴槽の補修ができる業者は限られてきます。判断材料となるのは5〜6年以上の実績経験がある業者だということ、また、スプレーガンを使用して施工する業者であることです。

5〜6年以上の実績があるならば、過去にトラブルがないという証拠にもなります。また、スプレーガンではなく刷毛やローラーで作業する業者もいるようですが、これは技術がない証拠です。

つい、コストが安い業者に依頼したくなりますが、腕の悪い業者であれば塗装が1〜2年で剥がれてしまうことも。コストで選ぶのではなく、技術力や実績のある業者を選びましょう。

2つ目はFRP浴槽がある業者を選ぶことです。塗装自体の技術は良いものだとしても、元々の塗装と新しく塗った塗装の相性によっては、剥がれてくることも考えられます。

このようなアクシデントに備えて、2年程の保証期間を設けている業者を選んで下さい。たいていの場合、保証期間が付いていますが、業者によっては設けていないことも。

こうしたアフターフォローを受けられなければ、施行後に何らかの問題が発生しても無料で補修を行なってくれないでしょう。

このような保証期間を付けていない業者は、見積金額が安い傾向があるため注意が必要です。保証期間を設けることは、業者側の自信の表れでもあります。

業者に依頼する前には、「保証期間がどれくらいあるのか」しっかり確認することをおすすめします。

まとめ

浴槽が劣化してくると、ヒビ・割れ・穴あき・ふくれ・変色などさまざまなトラブルが生じます。劣化症状が広がらないうちに、早めに補修して下さい。

安く済ませようとしてDIY塗装を考えるかもしれませんが、おすすめできません。浴室の塗装には、高度な技術が必要。そのため、経験ある信頼できる業者を選んで下さい。施工した後のアフターフォローがあることも大切です。

いくつかの業者をピックアップして、希望に合った業者に施工を依頼しましょう。

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