水のコラム

キッチンの排水溝が流れないときは?自分でできる解決法を解説

2022年04月27日  キッチンのメンテナンス


キッチンには食べ残しや飲み残し、料理で使用した油などを流すことがあるかと思いますが、時として排水口がつまってしまい何も流れなくなることがあります。

排水口がつまってしまうと、だんだんとシンクに水が溜まってくることで、どのような対応をすればいいのかわからず慌ててしまう方もいるでしょう。

しかし、排水口がつまった場合でも自分で解決できるケースもあります。今回はつまる原因とその解決法などについてご紹介します。

キッチンの水が流れない?排水口がつまった時は

普段はあまり料理をしないという方でも、飲み物や食べ物の残り汁などをキッチンの排水口に流したりすることがあるため、つまってしまうと非常に不便を感じてしまいます。

他にも洗面台がない住宅に住んでいる場合は、帰宅時の手洗い・うがいなどでキッチンの水道を使うケースもあります。

排水口がつまっているとそれだけでかなりのストレスです。生活していくうえで長い時間放置しておくことはできません。

使用頻度の高いキッチンだからこそ、水が流れない場合には早急に対処する必要が出てきます。

キッチンの排水口がつまったら?自分でできる解決法

排水口がつまった際に対処する方法として、プロである業者に頼むのもひとつの手ですが、すぐにキッチンの水道を使いたいといった場合には自分で対処しなければなりません。

ここでは排水口がつまった際に、自分で解決できる方法をいくつかご紹介します。

■タオルとお湯で解消
まず1つ目は、タオルとお湯を使用する方法です。この方法でつまりを解消する際の手順は、初めにタオルの片端を排水口につめて栓をし、シンクに約40〜50度のお湯を溜めます。

そしてお湯がある程度溜まったところで、排水口から露出しているもう片方のタオルの端を引き抜けば、シンクに溜めていたお湯が排水口へと一気に流れ込み、お湯の水圧で軽い油つまりなどを解消することが可能です。

あまりにもつまりがひどい場合には効果が見込めませんが、軽度のつまりであればこの方法で簡単に解消できます。

排水管の耐熱温度を考え、熱すぎるお湯を溜めないようにしましょう。作業を行う人自身も火傷をしないように気を付ける必要があります。

■お酢と重曹で解消
多少時間がかかってしまいますが、お酢と重曹を使った方法でも簡単に詰まりを解消できます。
作業の手順としては、お酢と重曹を1:2の分量で用意し、重曹を排水口にかけた後、その上からお酢をかけます。

そこから30〜60分ほど放置し、最後に40〜50度のお湯で流せば作業終了です。専門知識などが要らず、タオルを使った方法よりもつまりに対する効果が望めますが、作業中は二酸化炭素が発生するため、しっかりと換気を行わなければなりません。

とくに部屋が狭い場合には、二酸化炭素の影響で気分が悪くなってしまう可能性もあるので注意が必要です。

■ラバーカップで解消
トイレがつまった際によく使われるスッポンのことを「ラバーカップ」といいます。基本的にトイレ用ですが、キッチンの排水口がつまった際にも活用できます。

作業手順としては、初めに排水トラップを外し、シンクにある程度水を溜めます。次にラバーカップを排水口と垂直にあてて押し込み、一気に引っ張ります。

この押し込んで引っ張るという作業を繰り返し行うことで、詰まりを解消することが可能です。ラバーカップを勢いよく押し込みすぎると状態が悪化してしまうことがあるので注意しましょう。

ラバーカップとは、つまりの原因を吸い上げるものなので、押し込む時よりも引っ張る時の力が重要です。

ラバーカップが家にある場合はすぐにこの方法で対処できますが、家にない場合は100円ショップやホームセンターで買ってくる必要があるので、人によっては手間がかかってしまう方法です。

■パイプクリーナーで解消
市販のパイプクリーナーでつまりを溶かすというのも一つの方法です。基本的には排水口に直接パイプクリーナーを流し込み、指定された時間分だけ放置したら、あとは汚れを水で流すだけで詰まりを解消できます。
パイプクリーナーはドラッグストアやホームセンター、スーパーなどで売っているため誰でも簡単に手に入れることができます。

皮膚につくと非常に危険なのでパイプクリーナーを使う際は必ずゴム手袋をつけるようにしましょう。

プロの業者へ依頼するときの注意点

つまりがひどい場合には自分の力だけで解決できないケースもあります。そういったときはプロの業者に依頼しなければいけません。

ここでは業者に依頼するときの注意点についてご紹介します。

何も知らずにただネットで調べて最初に目についた業者にお願いすると、法外な金額を請求されてしまう場合も。

しっかりと注意点を抑えたうえで修理の依頼をしましょう。

気を付けるポイントは主に4つで「他の業者に比べて極端に値段が高い・安い」「正確な法人名や所在地がどこにも記載されていない」「法人名を聞いてもハッキリと名乗らない」「サイトに書かれていた名称と実際に来た業者の名称が異なる」という点に注意が必要です。

値段が他の業者よりも極端に高いのは言わずもがなですが、極端に低い場合でも注意が必要です。
基本料金と作業料金が別になっている場合や、後からさまざまなオプションが追加され、最終的には相場よりも高い値段を請求されるケースがあります。

正確な法人名や所在地が記載されていない・問い合わせても法人名を名乗らないといった場合は、その時点で業者自体の信頼性に欠けているので、依頼するのは避けるべきです。

実際に来た業者の名称が異なるという点は、トラブルが起こった後にその業者のホームページ自体が削除され、連絡がとれなくなることもあり得るため、名前も聞いたことのない業者にはとくに注意しましょう。

キッチンの油汚れは排水口がつまる原因に

キッチンの排水口がつまった際の解決法は、自分で簡単にできることから業者に頼むことまでさまざまです。

つまる原因を知って日頃から対策を行うことが重要です。まず、キッチンの排水口がつまる原因として多いのは「油汚れ」です。

水に溶けないうえに粘度が高いことから、排水口などに汚れがへばり付いてつまりを引き起こしてしまいます。

そのため料理をした後のフライパンや油汚れのついた皿などを洗う際は、事前に汚れを拭き取っておくことが大切です。また、揚げ物などで大量の油を使用した際は凝固剤を使って油を固め、燃えるゴミに捨てるといった作業も必要になってきます。

他にも日頃の食べかすや、カップラーメンの残り汁などを捨て続けることによっても排水口のつまりが発生してしまいます。

排水口にゴミ受けのネットを設置して細かい汚れをキャッチすることや、排水管・排水トラップをこまめに洗うことで、つまりを予防することが可能です。最も簡単な対策としては、キッチンを使った後に何秒か熱いお湯を流すという方法もあるので、つまりを発生させないためにも日頃から実践することをオススメします。

まとめ

キッチンの排水口がつまることで水が流れなくなったり、不快な臭いが上がってきてしまったりと、生活するうえでさまざまな弊害が起こります。

つまり具合によっては自分で簡単に解決できる方法もありますが、ひどい場合は業者に依頼しなければならないケースもあるので、つまり自体を発生させないことが一番です。日々快適にキッチンを使い続けるためにも極力油を流さないことや、定期的な掃除を心がけましょう。

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