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7月25日はかき氷の日!記念日の由来と夏の風物詩の楽しみ方【水道職人:プロ】

2025年07月10日  その他

暑い夏の日、冷たいかき氷を頬張る瞬間は格別ですよね!
実は、7月25日はそんな「かき氷」のための記念日として制定されているのをご存知でしょうか?

かき氷は平安時代から続く日本の伝統的な食文化でもあり、万人に愛される日本らしい食べ物のひとつでもあります。
この記事では、「かき氷の日」の背景や由来、またおいしいかき氷を楽しむためのコツまで、夏を涼しく過ごすための情報をお届けしたいと思います。

かき氷の日の由来と制定の背景

7月25日がかき氷の日に選ばれた理由、皆さんはわかりますか?
一般社団法人・日本かき氷協会が制定したこの記念日には、2つの由来があります。

まず一つ目が、言葉遊びから生まれた由来。
かき氷は別名「夏氷(なつごおり)」とも呼ばれており、この「なつごおり」を数字に置き換えると「な(7)つ(2)ご(5)おり」となり、この語呂合わせから7月25日が選ばれました。

そしてもう一つの由来が、歴史的な出来事との関連です。
1933年(昭和8年)のこの日、フェーン現象により山形県山形市において、当時の日本最高気温40.8℃を記録しました。
この猛暑日こそ、まさにかき氷を食べるのにふさわしい日として、7月25日が記念日に定められたとのこと。

日本かき氷協会は、日本の伝統ある食文化であるかき氷の素晴らしさを、「まもる」「つながる」「ひろげる」という3つの理念のもとに活動しています。
氷業界や飲食店舗との連携を深めながら、全国・海外へかき氷の魅力を発信し続けているそうです。

平安時代から続く日本のかき氷文化

かき氷の歴史は、私たちが想像するよりもずっと古く、平安時代にまでさかのぼります。
日本の夏の風物詩として愛され続けてきたかき氷には、長い歴史と文化が息づいていました。

清少納言が愛した「削り氷」

平安時代、清少納言が著した『枕草子』の「あてなるもの」(上品なもの、良いもの)の段に、興味深い記述があります。
「削り氷(けつりひ)にあまづら入れて、新しき金鋺(かなまり)に入れたる」とあり、これが日本における最古のかき氷の記録とされています。

当時のかき氷は、金属製の器に氷を刃物で削り、甘葛(アマヅラ)という蔓草の樹液をかけたものとして楽しまれていました。
この甘葛は天然の甘味料として使われており、現代のシロップの原型ともいえる存在です。

ただし、氷は小刀で削る手作業のもので、特権階級だけが口にできる贅沢品でした。
清少納言がこれを「上品なもの」として挙げていることからも、当時のかき氷がいかに高級で特別な食べ物だったかがうかがえますよね。

現代に受け継がれる夏の風物詩

平安時代から始まったかき氷文化は、時代とともに進化し、現代では夏の風物詩として親しまれています。
各地で催される祭りや縁日では、たこ焼きや焼きそばとともに、代表的な縁日物の一つとして愛され続けています。

昔は特権階級のみが楽しめた贅沢品だったかき氷も、今では誰もが手軽に楽しめる身近な食べ物になりました。
専用の機械の発達により、ふわふわの氷を作ることも可能になり、シロップの種類も豊富になっていますよね。

いちご、メロン、ブルーハワイといった定番から、あんこや練乳をかけたもの、最近では果物をたっぷり使った贅沢なかき氷まで、バリエーションは無限大です。

おいしいかき氷を作るためのポイント

現代では、自宅でかき氷を楽しむという方も多いのではないでしょうか。

実は、おいしいかき氷を作るにはいくつかのコツがあります。
特に重要なのが、氷の品質と作り方です。

氷の品質が味を左右する

かき氷の美味しさを左右する最も重要な要素は、何といっても氷の品質です。
透明度が高く、雑味のない氷ほど、シロップの味を邪魔せず、口当たりも滑らかになります。

市販の氷も良いのですが、自宅で作る氷にもこだわってみてはいかがでしょうか。
氷の透明度や味わいは、使用する水の質に大きく影響されます。

カルキ臭のない、おいしい水で作った氷は、かき氷の味を格段に向上させてくれます。

また、氷を作る際の冷凍庫の温度設定も重要なポイント。
急激に凍らせるよりもゆっくりと時間をかけて凍らせた方が、透明で美味しい氷ができあがるんです。

氷を作る際に、製氷皿やタッパーなどにタオルを巻きつけ、凍結までの時間を遅らせることでゆっくりと凍らせることができますので是非一度試してみてください。

おいしいかき氷で猛暑の夏を乗り切ろう

今年の夏も暑い日が続きそうですよね。
そんな時、ふわふわのかき氷を一口食べれば、体の中からスーッと涼しくなって、多少は涼しさを感じられるはず。

お店で食べるのもいいですが、今は自宅でも本格的なかき氷が楽しめる時代。

暑さでバテそうな時も、冷たいかき氷でリフレッシュすれば、また明日も頑張れる気がしてきませんか?
今年の夏は、おいしいかき氷を味方につけて、元気に乗り切っていきましょう!

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