水のコラム
トラブルを未然に防ぐ!トイレの壁紙リフォーム業者選びのコツについて解説
住居を購入したときは壁紙について深く考えていなかったけれど、いざ使い始めてみると、「トイレの壁紙をおしゃれに変えたい」と思い始めた方もいるのではないでしょうか。
この記事では、トイレの壁紙におすすめの機能や色選びのコツ、トイレの壁紙リフォームにかかる費用、業者選びのポイントについて解説しています。
トイレの壁紙におすすめの機能
最近のトイレの壁紙には、特別な機能が付いているのはご存知でしょうか。
ただの壁紙ではなくなっているのです。トイレの壁紙でおすすめの機能は「消臭機能」「汚れ防止機能」「吸放湿機能」これら3つです。
■消臭機能付きの壁紙
トイレの小さな空間は換気をしていても、どうしても嫌な臭いがこもってしまいますよね。そんなときに活躍するのが「消臭機能」の備わった壁紙です。
消臭機能の壁紙は名前のとおり、尿によるアンモニア臭や硫化水素を吸収し、嫌な臭いを消す機能を持っています。
やや価格が高くなっても、半永久的に効果が持続する光触媒を使った壁紙がおすすめです。
■汚れ防止機能付きの壁紙
また「汚れ防止機能」付きの壁紙もおすすめです。表面を撥水コーティングしてあるので、トイレの便器や手洗い器からの水がはねても、汚れを簡単にふき取ることができます。
拭き取りが簡単であれば掃除も楽なのでこまめに清潔にできますよね。トイレでの汚れ防止を重視するならば、汚れ防止機能付きの壁紙を選びましょう。
■吸放湿機能付きの壁紙
そして「吸放湿機能」付きの壁紙は、トイレの気になる湿気を吸収してくれる壁紙です。
湿度が高くなりがちなトイレではカビの発生が気になるもの。防カビ対策として湿度を調整してくれる壁紙を選ぶことで、カビを防止できます。
トイレの壁紙の色選びのコツ
トイレには清潔なイメージが湧く壁紙を使いたいものです。
好みの色やデザインもあるとは思いますが、あまりに奇抜で派手な色にしてしまうと落ち着きません。しかし注意したいのが「長く使っても飽きない」という点で真っ白な壁紙を選んでしまうこと。
真っ白の壁紙は汚れが目立ちやすいため、あまりおすすめできません。白に近いベージュやアイボリーを選ぶと良いでしょう。また、表面に加工が施されている壁紙や地模様が入った壁紙を選ぶと、白っぽい色でも違った印象を楽しめます。
少し変わったデザインにしたい、おしゃれなトイレにしたい場合には、四方の壁をすべて同じ色にせず、一面だけアクセントカラーとして違う色を取り入れるのもおすすめです。
トイレの壁紙といっても、デザインはさまざまです。理想の空間のイメージに合わせて、コーディネートしてみてください。
実際にサンプルを見て、素材や色を確かめてみるのもよいでしょう。また照明をあててみると同じ色でも違って見えるので、サンプルは照明の灯りの下で見ましょう。
また、トイレ内に置くスリッパやタオル、トイレマットなどの小物の色は揃えることで、統一感が出ておしゃれに見えます。トイレの壁紙に合わせてコーディネートすれば、よりおしゃれ感がアップしますよ。
トイレの壁紙リフォームにかかる費用の目安
トイレの壁紙リフォームは壁紙を丸ごと張り替えても、数万円程度の費用で収まる場合が多いです。トイレは狭い空間ですから、必要となる壁紙の量も少なく、作業時間も短く済むためです。
リフォーム会社にトイレの壁紙の貼り替えを依頼した場合、0.4から0.5坪のトイレなら壁紙代は1万5,000~3万円くらいが目安です。これに工事費用の3万円が加わりトータルの費用相場は4万5,000~7万円くらいになります。
普段DIYを行っている方の中には、業者に依頼せず、DIYで壁紙を貼りたいと考える人もいるでしょう。しかしトイレには便器や手洗い器などがあるため、それなりの技術がないとうまく仕上がりません。壁紙を貼り始めてから後悔し、業者に依頼することになってしまえば費用も多くかかってしまいますし、それまでの労力も報われません。
事前に手順をシミュレーションして、できるかできないかの判断は冷静にするようにしましょう。
壁紙リフォーム業者選びは慎重に
せっかくトイレの壁紙を替えるのですから、満足できる仕上がりを期待したいですよね。
とはいえ自分のイメージに対して提案力が弱く、技術の乏しいリフォーム業者ではこちらの要望どおりにならないこともあります。
■相見積もりをとる
安心して工事を任せるためには、2~3件の業者に要望とイメージを伝え、マッチする業者を選ぶことが大切です。価格面や工期などを比較して、よりよい条件のところを選ぶようにしましょう。
デザイン性の高いリフォームを依頼したい場合には、施工実績の多いところを選ぶ、施工事例が公開されているところを選ぶなど、技術力があることを確かめてから依頼することをおすすめします。
また実績の多いリフォーム業者は、数多くの経験に基づいたアイデアが豊富なので、依頼主の要望にも上手に対応してくれるでしょう。取り扱った壁紙の種類も多いので、機能性や色調の組み合わせについても豊富な知識を使ってアドバイスしてくれます。
■見積もりを詳細に出してくれるところを選ぶ
見積もりの出し方にも注意を向けましょう。
一般的に見積もりは部材費と工賃の明細が詳細に記載されていますが、まれに「一式」といった明細表記で書かれている業者が存在します。
価格設定に疑問を持ってしまうような業者は避けたいですよね。業者に見積もりを依頼するときは予算とイメージしているリフォーム内容を最初に伝え、予算内で対応できる見積もりを提示してもらいましょう。
■アフターフォローの手厚さで選ぶ
工事後のアフターフォローがしっかりしているところを選んでください。壁紙のリフォームは工事後の剥がれやシワが発生しやすく、トラブルの元となります。
シワは壁紙が1週間くらいで乾くと取れます。それでも時間の経過とともに壁紙が浮いてきてしまうので、1年程度の保証期間がある業者を選びましょう。トイレは毎日用を足すだけの場所ではなく、リラックスしたい場所でもあります。
快適な使い心地のトイレの実現が期待でき、なおかつ信頼できるリフォーム業者を探しましょう。
まとめ
トイレの壁紙を貼り変えるリフォームは、業者に依頼しても費用はさほど高額ではありません。しかしリフォーム業者は適当に選ばず、しっかりと比較検討してから選びましょう。
トイレは毎日必ず使用する場所ですから、納得できる施工をしてくれる業者を選びたいもの。業者を選ぶ際には、今回ご紹介した選び方のコツを意識して行ってみてください。