水のコラム

洗面所の悪臭はどこから? 主な原因と解決方法

2021年10月28日  洗面所のトラブル

水まわりではしばしば被害の起こる悪臭騒ぎ。湿度が高いことから溜まった汚れなどが臭いに発展しやすいほか、いろいろなトラブルが原因として考えられます。嫌な臭いは大きなトラブルが起こっているサインとなっているケースも多いため、「少し嫌な臭いがする程度だから」と放置していると、深刻なトラブルを見逃してしまう可能性も。

洗面所で嫌な臭いに気が付いたら、我慢して使い続けるのではなく、何かトラブルが起きていないか確かめてみましょう。今回は悪臭の原因となるトラブルと、それぞれの主な解決方法についてご紹介します!

洗面所の悪臭の主な原因は「汚れ」

洗面所に漂う嫌な臭いは、いったい何が原因で発生しているのでしょうか。原因としてはいくつか考えられますが、主なものとしてはやはり「汚れ」が理由となっていることが多いです。

洗面所はさまざまな用途に使われる上、家族全員が一日に何度も使う場所。もともと汚れが溜まりやすく、嫌な臭いも発生しやすい環境なのです。汚れが原因の悪臭は、当たり前といえば当たり前ですが、きちんと掃除をすることで比較的簡単に解消できます!洗面所の中でも汚れが溜まりやすい場所をチェックしていきましょう。

場所別に見る、悪臭のもととなる汚れ

悪臭の主な原因である汚れですが、どんな汚れが溜まりやすいかは洗面所の中でも場所によって若干異なります。

・ゴミ受け、排水溝
洗面所は、顔や手を洗ったり、歯をみがいたり、お化粧をしたり髪を整えたり…実にさまざまな用途に使われます。その際に出る皮脂や垢、石けんカスや化粧品に含まれる油、髪の毛やほこりなどのゴミはすべてゴミ受けから排水溝へと流れていくため、こうした汚れは当然ゴミ受け周辺や排水溝内部へと溜まっていきます。

日頃のお掃除やお手入れを後回しにしてしまうと汚れはどんどん頑固にこびりついてゆき、雑菌やカビが繁殖してぬめりが出てきたり、嫌な臭いがしてきたりすることに。こうしたぬめり汚れは、ひどくなると排水溝を詰まらせる原因にもなるので注意が必要です。

・洗面ボウル
洗面ボウルも、排水溝などと同様に汚れが付着し、こびりつきやすい場所です。たとえば洗顔料や歯みがき粉などを落としたものがこびりついて固まってしまったり、皮脂などの汚れが薄い膜になって付着していたりすると、嫌な臭いのもとになります。

また、洗面ボウルのひび割れも場合によっては悪臭のもとに。洗面ボウルは陶器でつくられていることが多いですが、経年劣化などでひび割れができるとそこにカビや雑菌が繁殖し、嫌な臭いがするようになってしまうケースがあります。

・オーバーフローの穴
オーバーフローの穴というのは、洗面台の蛇口の下あたりにある穴のことです。洗面ボウルに水を溜めたときなど、あふれてしまわないよう調節する役割を持っています。このオーバーフローの穴は普段からお掃除をしっかりしている方でも見落としがちな箇所。

穴の奥は見て確認しにくいこともあり、気が付かない間にカビが大量に発生しているケースがあります。排水溝などきちんと掃除していてもなんとなくカビ臭いような場合は、オーバーフローの穴をチェックしてみましょう。

汚れ以外の悪臭の原因

洗面所に漂う嫌な臭いの原因は、ほとんどの場合どこかに溜まっている汚れですが、中には汚れとは関係ない原因もあります。それは、洗面台下の収納扉を開けると見える排水パイプに問題があるケースです。

洗面台下の収納スペースには排水パイプなどの配管が通っていますが、排水パイプにひび割れなどの損傷が見られたり、排水パイプの各接続部分に緩みやずれ、パッキンの経年劣化、取り付けの不具合があったりすると、そこから下水や排水の臭いが漏れ出すことがあるのです。

普段は気にならないけれど収納扉を開けると嫌な臭いがする、収納扉を開けると嫌な臭いがさらに強くなるという場合は、排水パイプまわりになんらかのトラブルが発生していると考えられます。破損箇所や隙間をパテや補修テープで埋めるという応急処置のほか、根本的な解決としては劣化・損傷した部品の交換などが有効です。

また、排水パイプのS字トラップ部分に溜まっている水が減ってしまうと、そこから下水の臭いが上がってくることがあります。S字トラップのカーブに溜められている水は封水と呼ばれ、下水から上がってくる臭いや害虫・害獣を防ぐ役割があります。

長期間洗面所を使っていなかったり、冬場など空気が乾燥していたりすると封水が蒸発して水量が減ってしまい、下水管から上がってくる臭いを防ぎきれなくなってしまうことがあります。その場合は洗面台の水を流して封水を再び溜めることで、すぐに臭いを解消できます。

悪臭の原因がよくわからない…そんなときには水道修理業者を頼ろう

いろいろと調べてみても嫌な臭いの原因がよくわからない、掃除などしてみても嫌な臭いが解消されない…そんなときもあるかと思います。自分では原因が特定できず解消できない悪臭にお困りの際は、水道修理業者へ連絡することをおすすめします。

現状洗面所を使う上で臭い以外の問題はないという場合でも、目には見えないところで何かしらのトラブルが進行している可能性も考えられます。嫌な臭いの原因を確かめるという意味でも、水道修理業者に相談するのがおすすめです。

しまね水道職人では、松江市や浜田市、出雲市、安来市、雲南市をはじめ、島根県内の各エリアで発生した水道に関するトラブルについてご相談を受け付けています。洗面所の悪臭やその他の水まわりトラブルでお困りの方は、ぜひお気軽にしまね水道職人までお問い合わせください!

関連記事

しまね水道職人(島根水道職人) 0120-492-315

しまね水道職人(島根水道職人) 0120-492-315