水のコラム

床の水漏れで起こる事と予防のためにできる事

2021年10月03日  水漏れトラブル

床が濡れると何が起こる?

水漏れはどんな水場でも起こるトラブルであり、その原因は経年劣化や詰まりなどさまざまです。
漏れ出した水がシンクや洗面ボウル、便器やお風呂場の中など水に濡れることを想定した範囲で留まれば大きな被害は出ず、家庭でもある程度の対処が可能です。

しかし水がそれらの範囲を超えて床が濡れてしまった場合、問題は深刻になります。

まず床が水に濡れると、床材の変形や劣化が発生することがあります。
表面の水を拭いても内部の乾燥が十分に行われていない場合は、フローリングの変形や畳の腐食といった事態へとつながるのです。

こういった場合、変形や劣化が発生した床材の張り替えや交換で対処は可能ですが、同じ素材が準備できなかった場合は外見の不統一を我慢するか、全面の張り替えが必要になってしまいます。

そして水が床下にまで浸透していた場合は、見えない部分での建材の劣化や衛生環境の悪化が引き起こされます。
木材の腐食や金属のサビ、シロアリやコバエの発生、カビの繁殖といった問題が複合的に発生する可能性がありますが、被害が拡大するまで住人が気付かないというケースも多いのです。
とくに少量の水漏れが継続的に発生していた場合は、明確な異変が起こるまで発見は困難です。

また、賃貸住宅においては共用部分への水漏れ、電気設備の破損、階下住宅への水濡れといった被害も発生します。
被害の大きさが把握しづらく、自身の家だけでは収まらないトラブルへと発展する可能性もあるため、床の水濡れは非常に厄介な問題です。

コンクリートからの水漏れは要注意

気付きにくい床の水漏れを比較的早期に発見できる指標の一つにコンクリートからの水漏れというものがあります。
鉄筋コンクリートは高い強度を持つ素材として知られ、コンクリート床マンションやアパート、公共施設、家庭のガレージなどさまざまな場所で使用されています。

通常の場合、コンクリートから水が漏れ出す事はないため、一戸建ての住宅や賃貸住宅のコンクリート壁から水漏れが発生していた場合は何らかのトラブルの発生を疑う必要があるのです。

配管トラブルや水漏れによりコンクリートが水に濡れると、そこから腐食が発生し、内部の鉄筋の劣化やコンクリートの変形が引き起こされます。

水漏れが発生していない場合も、大きな災害や経年劣化でコンクリートにヒビが発生し、雨水や結露が染み出しているというケースが存在します。

いずれの場合も、何らかの対処を行わないと大きな被害へと発展する可能性があるので、専門家に調査を依頼すると良いでしょう。

床の水漏れ予防のためにできること

床の水漏れは気が付きにくいトラブルなので、日頃からその発生を抑えることが重要です。
普段からどのような対策が取れるのかを確認してみましょう。

・給水、排水設備を定期的にチェック
水漏れは主に給水や排水が行われる部品のつなぎ目で発生します。
蛇口に変形は発生していないか、排水パイプと排水管はしっかり接続されているかといった点を小まめに確認し、異変が見つかった際にはすぐに対処を行いましょう。

接続部に多く使われているナットやネジは自然に緩んでしまうこともあるので、定期的に増し締めを行うことで万が一の被害を予防できます。
また、普段は目につきにくい排水部を目視する習慣をつけることで、水漏れが発生した場合にも早期の発見が可能です。
 
 
・水漏れ防止用の製品を使う
一度水漏れが発生すると大きな被害が出やすい洗濯機は、水漏れを防止するための製品も販売されています。
ストッパー付きのニップルや防水パンを設置することで、水漏れが発生した際の被害を抑えられます。
 
 
・配管の破損に備える
給水管や排水管は凍結するとヒビや破損が生じ、水が漏れる場合があります。
露出した給水管の保温対策、水抜き栓の活用といった方法で凍結を防ぎましょう。

また、水道料金の増減を確認しておくと、給水設備からの水漏れが発生していた際に早期発見がしやすくなります。

水漏れが発生してしまった際にするべきこと

水漏れが給水部から発生している場合は、まず元栓を閉めて被害の拡大を防ぎます。
賃貸住宅の場合はすぐに大家さんや管理会社に連絡し、被害の確認や階下住人への通達を行います。
その後は自宅の水濡れ被害の対応を行いつつ、専門業者による立ち入り調査を受ける必要があります。

床の水漏れによる被害はさまざまな分野に及ぶので、賃貸、一戸建てに関わらず水漏れが起こった際は電気設備や建築関係の専門業者による調査も受けたほうが良いでしょう。
階下や共用部に被害があった場合はハウスクリーニング費用や、設備の修繕費用、慰謝料などの損害賠償が発生する可能性があります。

火災保険の内容によっては補償が受けられるので、個人賠償責任保険、借家人賠償責任保険に加入しているかどうかを確認しておきましょう。
床の水漏れは修繕や補償などに関連してトラブルが長期化するケースが多く見られます。
水漏れを起こさない様に注意し、起こってしまった際も被害を抑えられる習慣を付ける事が重要です。

床の水漏れでお困りならしまね水道職人に連絡を

床の水漏れでお困りの際はぜひしまね水道職人にご連絡ください。
しまね水道職人は松江市、出雲市、浜田市、益田市、安来市、雲南市など島根県で水回りのトラブルを解決してきた水道工事のプロフェッショナルです。

床の水漏れや排水管の破損など水回りのトラブルでお悩みの際はしまね水道職人にお電話ください。

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しまね水道職人(島根水道職人) 0120-492-315

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