水のコラム

お風呂のカビについて知っておくべきこと

2021年10月03日  お風呂のお掃除

お風呂のカビを理解し、再発を防ごう

お風呂は清潔と健康を保つために必要な水場ですが、一方で浴室内や浴槽にはさまざまな汚れが付着します。
水垢、皮脂汚れ、湯垢、ぬめりといった汚れは少しずつ蓄積していくため、普段の掃除で小まめに落としていく必要があります。
しかし黒カビはそういった汚れと比べても掃除が難しい厄介なものです。

黒カビは通常のお風呂用洗剤では除去が難しく、見かけ上はきれいになったように見えてもすぐに再発する可能性があるからです。
また専用の薬品や道具を用意しなければいけないので、カビ掃除は通常のお風呂掃除とは別のものと割り切って行う必要があります。

ここからはそんな厄介なカビの特徴と掃除の方法、カビの発生を予防する方法について解説していきます。

お風呂のカビの特徴は?

黒カビとはお風呂場だけでなく室内のさまざまな場所、食品などに発生する代表的なカビの一種です。
クラドスポリウムと呼ばれるこのカビは、体内に入ると喘息などのアレルゲン反応を引き起こすことがあります。

黒カビは決して珍しいものではなく、その原因菌は空気中に浮遊して室内を漂っています。
その生育には20℃~30℃の温度、70%以上の湿度、養分が必要です。

そのため湿気がこもりやすい、高温になりやすい、養分となる汚れが付着しやすいといった条件がそろったお風呂場は、非常に黒カビが繁殖しやすい場所です。

原因菌は成長するまで目に見えないため、見える範囲だけ掃除を行ってもすぐに再び繁殖する可能性があります。

また、ゴムパッキンや壁などに深く菌糸を潜り込ませた場合は表面を拭き取っただけでは除去できず、シミや変色の原因となります。
お風呂場における黒カビは壁、床、バス用品、天井などあらゆる場所に発生します。

天井は他の場所に比べると汚れの付着は少ないですが、一度発生すると掃除が難しく、十分な成長が難しいために黒カビが通常より多くの種子を放出するようになるので注意が必要です。

換気扇で黒カビが繁殖した場合は換気機能の低下や悪臭の原因となるケースも見られます。
このようにお風呂場はその性質上、黒カビが発生しやすく、その原因菌を完全に遮断することも困難です。
黒カビが発生した際はしっかりと除去を行うこと、そして普段から発生を予防する対策を行うことが重要です。

お風呂のカビを掃除する方法は?

一度発生してしまった黒カビは湿気や汚れによりどんどん成長し増殖していくので、気付いたらすぐに掃除を行う必要があります。
適切な準備を行った上で掃除を行いましょう。

・カビ取り掃除の準備
カビ取り掃除に使う薬品は刺激が強いものが多く、肌に付着すると痒みや炎症を引き起こす可能性があります。
ゴム手袋や掃除用のゴーグルを使い、薬品が身体に接触することを防ぎましょう。

また、カビの原因菌や薬品が体内に入ると健康被害を引き起こす場合があります。
カビ取り掃除の際はマスクを付け、十分な換気を行う必要があります。
 
 
・漂白剤やカビ取り用洗剤を使う
程度の軽いカビは塩素系漂白剤でも対処可能ですが、カビ取り用の洗剤を使うことでより確実な除去が可能です。
トイレットペーパーやティッシュペーパーに染み込ませてカビと洗剤の接触時間を増やし、10分ほど放置してから十分な量の水で洗い流しましょう。

洗剤が水に混ざると効果が薄くなるので、掃除の前にカビ付近の水気はよく拭き取っておく必要があります。
天井や高いところのカビは液垂れの危険があるので、洗剤をラップで覆うといった対策を行うことをおすすめします。

また、高所のカビ掃除の際は柄の長いブラシがあるとより安全に掃除が可能です。
 
 
・換気扇のカビ
換気扇に黒カビが発生した際は、可能な限り分解して個々の部品を清掃していく必要があります。
化粧カバーの隅やプロペラの裏など、満遍なくカビ取り用洗剤を接触させ十分に浸透させましょう。

部品が外しにくい場合は無理をせず、ブラシや割り箸を使って可能な範囲でカビ取りを行いましょう。
カビの程度が深刻な場合、分解が難しい場合は専門業者に依頼する選択も重要です。

お風呂のカビを予防するには?

カビが成長する原因となるのは温度、湿度、栄養です。
そのため、カビの発生を予防するにはこれら3つの要素への対策が必要です。
浴槽の蓋を使い湿度と温度の上昇を防ぐ、小まめに掃除を行うといった方法でカビの発生原因を減らしましょう。

浴室内を熱めのシャワーと冷たい水で順番に洗い流し、その後に水気を拭き取るという方法は温度、湿度、汚れの三要素すべてに対応できるので、この習慣をつけることでカビの発生を大きく減らす事が可能です。

乾燥状態を維持することはカビ以外の汚れ予防にも有効なので、お風呂を使った後は扉や窓を閉めた状態で内部の水気がなくなるまで換気扇を回し、十分に乾燥させると良いでしょう。

また、燻煙式の防カビ剤もさまざまなメーカーから販売されています。
このタイプの防カビ剤はお風呂場全体に効果を発揮し、目に見えない原因菌にも対応が可能です。

一度使えば一ヶ月以上カビの発生を予防できるので、お風呂場のメンテナンスの手間を大きく減らせます。

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お風呂のカビで手に負えない場合には、しまね水道職人にご連絡ください。
しまね水道職人は松江市、出雲市、浜田市、江津市、仁多郡、邑南町など島根県で水回りのトラブルを解決してきた水道工事のプロフェッショナルです。

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