水のコラム

トイレの節水について、正しい方法と誤った方法

2021年10月03日  トイレのメンテナンス

節水を気にする際はトイレのことも忘れずに

家計のために出費を減らそうと考えるのであれば、節水による水道料金の削減は避けては通れない重要なものです。
キッチンや洗面所は任意に水の量を調節しやすく、意識して節水を行うことが可能です。

お風呂は一度に使う水の量が多いため、使い方次第では多くの水が節約できます。
これらの水場に比べ、トイレは水の使用量の調節が難しく、生理現象に関わるため使用機会を減らすことは難しいのが特徴です。
そのため、トイレの節水の方法がイメージしにくいという方も多いかもしれません。

しかし、多くの家庭においてトイレで使われる水は全体の水使用量の1/5を超えており、一人暮らしの家庭でも1日に11円以上をトイレのために支払っているというデータも存在します。

トイレの節水について正しい知識を得ることで、水道料金の負担を大きく減らすことが可能です。
正しい節水の方法と、やってはいけない誤った方法について学び、適切なトイレの節水を行いましょう。

トイレの節水にはタンクの中が重要

トイレの節水について考える際に重要なのはタンクです。
タンクの内部では複数の部品が連動して排水や給水、水位の調節を行っています。
トイレタンク内部に適切な道具を用いることで無駄な水の使用を減らすことが可能です。

・トイレのタンクの仕組み
節水の道具について紹介する前にトイレタンクの仕組みについて解説しておきましょう。
タンクに付いている水洗レバーを作動させると、レバーにつながった鎖が動き、その先にあるゴムフロートが持ち上がります。

ゴムフロートはタンクの排水口を塞ぐ栓の役割をしているので、これによりタンクから便器に排水が行われます。
レバーの大と小の違いはゴムフロートが持ち上げられる高さの違いです。
小を使用した際は大を使用した時より早く排水口が塞がり、少ない量の水が流されます。

タンク内の水がなくなると水面に浮いている浮き玉の位置が下がり、これに連動してボールタップが給水を開始します。
水位が戻ると給水は止まり、余分な水はオーバーフロー管を通って便器に排出されるのです。
 
 
・水洗トイレ節水器ロスカット
水洗トイレ節水気ロスカットはレバーにつながる鎖とゴムフロートに重りを付ける道具です。
水洗レバーの大で水を流すと、通常はゴムフロートが浮力で浮き上がり、タンク内部の水がほぼなくなるまで排水が行われます。

この水洗トイレ節水器ロスカットを使うと、必要な量の水を流した後に排水口がすぐに塞がれ、余分な水の使用を減らすことが可能です。
タンク内にたまる水量は変わらないため、水圧の不足により汚れが流れないという事態も起こりません。
 
 
・節水リング
節水リングはゴムフロートの上に直接取り付けるリング状の重りです。
いくつか似たような商品が販売されており、いずれもフロートバルブを早く閉めることで無駄な水の使用を減らす事が可能です。

便器の交換で節水効果を

トイレで使われる便器は現在も進化を続けており、メンテナンスのしやすさや汚物の洗浄機能だけでなく節水効率も上昇しています。
30年以上前の古い便器では一回あたりの洗浄に10リットル以上の水を使うものがありますが、最新の便器であれば水の使用量は5リットル以下に抑えることが可能です。

節水効果以外では、見えない汚れが付着しにくいふち無しタイプ、タンク内の清掃が不要なタンクレスのタイプなど、さまざまな特徴を持つ製品が販売されています。

便器は大きな破損や水漏れが発生するまで使い続けることが可能ですが、古い便器を使い続けて節水がうまくいかない状況であれば、便器の交換を視野に入れることも必要かもしれません。

やってはいけない誤った節水の方法

ここまでトイレの節水には節水グッズの使用や便器の交換が有効だということを述べてきました。

しかし、家庭によっては誤った節水方法が行われており、その危険性に気付いていない場合があります。
誤った節水方法として代表的なのはタンク内にペットボトルやレンガなど、体積の大きな異物を入れるというものです。

確かにこの方法でタンク内に注水される水の量は減らせますが、水の量が減るということは排水を行う際の水圧が低下するということでもあります。

その結果、汚れの洗浄が十分に行われない、排水管が詰まる、といったトラブルが発生します。
異物が動いた際にタンク内部の部品やタンク自体を破損させる危険性もあるので、タンク内に何かを入れているという場合は取り出したほうが良いでしょう。

また、常に水洗レバーの小を使用するというやり方も節水方法としては誤りです。
こちらも十分な量の水が流されないために、洗浄不足や詰まりの原因となります。
節水に役立つ正しいレバーの使い方としては、小と大を適切に使い分けること、二度流しを行わない事が重要です。

トイレの節水でお悩みならならしまね水道職人に連絡を

トイレの節水の方法がわからずお困りの際はぜひしまね水道職人にご連絡ください。

しまね水道職人は松江市、出雲市、浜田市、鹿足郡津和野町、鹿足郡吉賀町、飯石郡など島根県でさまざまな水回りのトラブルを解決してきた水道工事のプロフェッショナルです。

トイレの節水やカビ掃除など水回りのトラブルでお悩みの際はしまね水道職人にお電話ください。

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しまね水道職人(島根水道職人) 0120-492-315

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