洗面所の悪臭の原因とその対策 -しまね水道職人 -島根県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水のコラム

洗面所の悪臭の原因とその対策

2021年10月03日洗面所のトラブル

1 原因不明な洗面所の悪臭はどこから来ている？
2 排水口や排水パイプの汚れ
3 パッキンの劣化や破損による水漏れ
4 排水管の接続部
5 洗面所の臭いでお困りならしまね水道職人に連絡を

原因不明な洗面所の悪臭はどこから来ている？

洗面所から嫌な臭いがしてきた場合、まず手軽にできる対策は洗面ボウルの掃除やタオルの洗濯です。

洗面ボウルには歯磨き粉や化粧用品などさまざまなものが流されているため汚れがつきやすく、またタオルも小まめに洗濯を行わないと雑菌が繁殖するため、それらが嫌な臭いの発生原因となっているためです。

しかし、目に見える部分の掃除や洗濯で悪臭が改善しなかった場合、普段はあまり意識していない部分に原因があるかもしれません。
たとえば、排水口や排水パイプ、そして床の排水管などです。
これらの排水部が原因の悪臭は発生する理由を知らないと対処が難しく、問題の解決が長引いてしまう可能性があります。

原因次第では家庭でも十分に対処が可能なので、排水部の構造と悪臭の原因をしっかり学び、きれいで過ごしやすい洗面所を維持しましょう。

排水口や排水パイプの汚れ

排水口や排水パイプの内部に汚れが発生していると、洗面ボウルをいくら掃除しても悪臭が消えることはありません。
洗面所を使っていると少しずつ汚れは蓄積してしまうため、定期的に掃除を行う事をおすすめします。

・排水口の汚れ
排水口にはヘアキャッチャーが設置されており、髪の毛や異物が排水パイプへと流れることを防いでいます。
そのためヘアキャッチャーには汚れがたまりやすく、放置していると悪臭や詰まりの原因となります。

ヘアキャッチャーにたまった髪の毛はピンセットなどで回収し、綿棒や使い古しの歯ブラシを使って汚れを落としましょう。
水栓の取り外しに手間がかかるワンプッシュ式やポップアップ式の場合は、排水口の隙間から綿棒を差し込んで清掃を行います。

・排水パイプの汚れ
排水口の先、排水パイプや排水トラップの内部に汚れがたまっている場合も排水口から悪臭が上ってくる場合があります。
パイプ内部は食材カスや油、化粧品などで汚れるため、洗浄にはパイプクリーナー系の薬品を使うことが有効です。

固くこびりついた汚れはパイプクリーナーでもすぐに落とせない場合がありますが、定期的にメンテナンスとして使うことで汚れの付着を防ぐことが可能です。

また、多少作業の難易度は上がりますが排水口からワイヤーブラシを差し込んで内部を掃除することもできます。

・トラップの詰まりや水の引き込み
排水パイプのトラップ部分に髪の毛などが詰まって封水がなくなると、下水管の臭いや虫が遮られることなく排水口まで到達してしまいます。
トラップの詰まりは排水パイプの汚れと同様にパイプクリーナーで対処が可能な他、清掃口が存在する場合は直接内部の掃除が可能です。

また、排水トラップに通気弁をつけることで引き込みによる水の減少を防ぐことができます。

パッキンの劣化や破損による水漏れ

洗面所の排水部から汚水が漏れると床の腐食やカビの繁殖により悪臭が発生する可能性があります。
洗面所の排水部は収納扉の中や低い位置に隠れているため、蛇口を始めとする給水部に比べて目にする機会は多くありません。

収納扉を頻繁に開ける場合も洗剤やせっけんといった物品に隠れており、水漏れが発生しても気付くのが遅れるというケースが多く見られます。

排水パイプ自体が破損して水が漏れるという場合もありますが、多くの水漏れの原因はナットの緩みかパッキンの劣化です。
ナットとパッキンは排水口と排水パイプの接続部、排水トラップの接続部などいくつかの箇所に使われています。

水漏れを発見した場合は、まずナットの締め直しを行い、次に内部にあるパッキンの状態を確認しましょう。
パイプを取り外すと汚水が漏れる点、水漏れ箇所やパイプの材質によってパッキンの種類が異なる点に注意すれば家庭でも対処は可能です。
水漏れの発生を予防するためには、定期的なナットの増し締めや目視による確認を行いましょう。