水のコラム

排水管の水漏れが起こる原因や水漏れによって引き起こされるトラブル

2022年10月20日  水漏れトラブル

排水管の水漏れトラブルで困った経験はありませんか?毎日使用する水回りでは、排水管の水漏れに関するトラブルは特に注意しておかなければなりません。水漏れを放置しておくと、ほかの場所へその被害が拡大して大惨事になってしまいます。

しかし、排水管の水漏れの原因や改善方法について具体的に知らない人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、排水管の水漏れが起こる原因や水漏れによって引き起こされるトラブルについて解説します。

排水管の水漏れは何が原因なのか

まず、排水管の水漏れは何が原因であるのかを把握しておくことが大切です。排水管の水漏れが発生する原因を押さえて、自宅の使用環境を見直してみましょう。ここでは、主な排水管の水漏れの原因について解説します。

排水管の経年劣化や損傷が原因

排水管の水漏れトラブルで最も多いとされているのが、排水管本体の経年劣化や損傷です。排水管本体の寿命は約20年から25年と言われており、この期間を超えた排水管の使用は、水漏れが起きやすくなります。

ただし、水周りの使用頻度が多い家庭では、もう少し早く寿命を迎えるかもしれません。そのため、一般的な排水管の寿命を参考にするのではなく、自宅の使用状況に応じた判断を基準にして考えることが大切です。

また、排水管本体だけでなく、パッキンなどのパーツの劣化やナットの緩みなども考えられます。これは、長期間同じ排水管を使用している家庭以外でも起こるトラブルで、接続部分の締め直しやパーツの交換が必要になります。

排水管への強い衝撃が原因

排水管は数十年使用できるように丈夫な構造でできていますが、強い衝撃を加えてしまうことで破損する可能性があります。特に、排水管の近くを物置として活用している場合は、取り出す際などに排水管にぶつけてしまう恐れがあります。

また、排水管への衝撃は、経年劣化が進んでいる排水管であるほど破損しやすいため、強い衝撃には特に気をつけましょう。

排水管の凍結が原因

寒い季節になると多いのが、排水管の凍結です。これは、排水管の内部で凍ってしまった残留水が、固体へと変化する際に膨張する特性が原因です。

外気温が上がることで、排水管の凍結も自然解凍されますが、自然解凍に任せていると水漏れが発生している際に気づかないため、凍結が発生した場合でも、排水管の劣化具合を確認しておく必要があります。

排水管の水漏れによって引き起こされるトラブル

排水管の水漏れによって引き起こされるトラブルには、いくつかパターンがあります。排水管からの水漏れは、時間をかけてポタポタ水漏れを起こすため、トラブルに気づきにくいのが難点です。

ほかの部分へ水漏れの影響が拡大しないようにするために、なるべく早く対応しなければなりません。

まず、害虫が発生するリスクが考えられます。排水管から水漏れが発生すると、周辺がジメジメと湿った環境になります。この湿気が多い環境を好むシロアリなどが、木材などを食べて腐食させてしまいます。

また、料理するキッチンやうがいをする洗面台で害虫が発生してしまうと、誤って口に入れてしまうリスクも考えられます。この場合、健康被害に遭遇する危険性も高まってしまうため気をつけましょう。

水漏れは、カビも発生させます。カビが繁殖し続けると家屋の構造が弱くなって、耐震面での脆さが心配になります。さらに、害虫と同様に人体にも大きな悪影響を及ぼしてしまいます。

排水管の水漏れは、漏電のリスクもあることも覚えておきましょう。排水管の水漏れが家電本体やコンセント、電線などに影響を与えることによって、ショートや感電の危険性が高まります。

最悪の場合、漏電が原因で火災に発展してしまう恐れも考えられるため、周囲の電化製品には特に注意が必要です。

排水管の水漏れを改善する方法

排水管の水漏れに気づいたら、なるべく早めの対処を心がけましょう。排水管の水漏れは、自力でも改善できます。まずは、自分で精一杯対応して、被害を最小限に食い止めましょう。

排水管の水漏れは、シンクや洗面台の真下やナットの接続部分などで特に発生しやすいのが特徴です。そのため、まずはナットの緩みや排水管のひび割れの有無から確認しましょう。

ナットの緩みであれば、レンチを使用して簡単に締め直せます。ひび割れを見つけた場合は、ただちに水を流すのを止め、バケツやタオル、新聞紙などで床を保護しましょう。

排水管のひび割れに関しては、補修剤やテープなどで一時的に応急処置できますが、効果の持続にはあまり期待してはいけません。あくまでも、一時的な処置ということを踏まえて、業者に修理を依頼するようにしましょう。

このように、自分でできることには限りがありますが、全く手を加えないよりは大きな改善効果をもたらします。いつ排水管の水漏れが発生しても問題ないように、事前に必要なものを近くに置いておくなど対策しておきましょう。

排水管の水漏れ修理を業者に依頼したときの費用

排水管で水漏れを起こした際は、最終的に業者に修理を依頼するのが確実です。しかし、業者に依頼する際に気になるのはその費用です。

排水管の水漏れ修理にかかる費用は、その排水管の長さや被害の大きさによって変わってきます。そのため、どのような状況でいくらくらい費用がかかるかを把握しておくことで、業者に依頼する際の予算の見通しが立てやすくなります。

まず、パッキンなどの消耗品の交換やその他のメンテナンス作業の場合、約4,000円から8,000円が費用相場になります。

パーツの交換には、作業にかかる基本料金以外にパーツ代が加算されることを忘れないようにしましょう。パーツの交換は、自力でも交換できる範囲でもあります。自身が費やせる時間や労力を考慮して依頼するかを判断するのがおすすめです。

排水管自体が破損しており本体の交換が必要な場合は、約1万円から2万円が費用相場になります。排水管は、ほかのパーツに比べて高額になることが多く、基本料金も高く設定されてあるケースがほとんどです。

業者に修理を依頼する際には、オプションの有無や出張費の金額の確認も同時にしておきましょう。

修理作業にかかる費用は、直接修理とは関係のない費用も発生するケースがあります。自宅の排水管修理において必要な費用であれば問題ありませんが、特に必要のない費用だった場合、省けるようなら省くようにしましょう。

まとめ

この記事では、排水管の水漏れが起こる原因や水漏れによって引き起こされるトラブルについて解説しました。排水管の水漏れは、いつどんな時に発生するか予測しにくく、経年劣化していない排水管でも起こる可能性があります。

今一度、自宅の排水管の使用年数を見直して、その上で接続部分の緩みや損傷箇所がないかを確認するようにしましょう。

水漏れを放置しておくと、周囲への被害が拡大して修繕費用が大幅に高くなってしまいます。高額な費用を発生させないためにも、日頃から自分で対策しておき、気軽に相談できる業者も決めておくことで、日々の生活も安心して送れます。

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