水のコラム

住まいの配管工事、費用と工期は?

2022年05月30日  その他


住宅の配管は普段ではあまり見ることができない場所にあります。

しかし、目につかない場所であるために、気がついたときには劣化が進んでしまっている場所です。また住宅の配管工事の依頼先は、すぐに思いつかないこともあります。

そこで今回は、配管工事にかかる費用や日数などを詳しく解説していきます。また依頼する業者の選び方も覚えておきましょう。どのような業者が、おすすめなのか分かります。

住まいの配管工事って何をするの?

住宅の配管工事とは、キッチン・トイレなどの衛生設備や、給水管や排水管など給排水設備の新設、または交換する工事です。住宅の配管工事には、大きく分けて上水工事と下水工事の2つに分類されます。

上水配管工事
衛生設備の配管工事のひとつとして上水工事があります。これは、住宅内の給水設備や給湯設備に上水道を引き込む工事です。キッチンやトイレ、お風呂などに水やお湯がでるようにするための工事だと考えましょう。

給水管や排水管に異常が起こると水漏れトラブルをひきおこすため、熟練された高い技術力が必要になります。生活をしていくうえで欠かせない工事のひとつでしょう。

下水配管工事
キッチンや浴室、トイレ、洗面所からの排水を下水に流すための配管を設置する工事です。下水道は、屋内排水管工事と屋外排水管工事の2種類に分かれます。

建物内部から建物外部に排水させるための屋内排水管工事と、敷地内に振った雨水などを下水道に流すための屋外排水管工事です。

配管工事にかかる費用

配管工事を業者に依頼した場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?

配管までの工事は、普段やることもなく費用相場がわかりにくいことが多いです。また、作業内容によっても工事費用の相場は異なります。

配管の引き込み工事や新築の場合では、工事の金額が変わります。そこで、作業内容別に、工事費用の相場を紹介していきます。あくまでも費用相場なので、細かい見積もりは業者に確認しておくことが大切です。

新築配管工事の費用相場
新築を建てる場合は、ハウスメーカーや工務店から委託される業者が、配管工事を行うことが多いです。新築なので新しく水道管を通す作業から始まります。この場合、住宅に面した道路に水道管が通っていれば費用も安く済みます。

平均的な配管工事費用は、給水管引き込み工事で30万円〜50万円になり、屋内配管工事では10万円〜20万円の費用相場になります。まれに水道管を新しく引き込む場合の距離によって100万円以上かかるケースもあるため注意が必要です。

大規模な配管工事の費用相場
給水管の引き込み工事の場合、敷地内から水道本管に配管を通す工事になります。引き込み工事は距離によって金額がことなります。だいたい1ⅿの給水管を引き込むのに15.000円ほどの相場です。

水道本管から敷地内配管までの距離が遠い場合は、延長して給水管を引き込む大規模な工事になるため費用は高くなります。一般的な住宅の費用相場は、約30万円〜50万円になります。そのほか給水申込納付金や手数料も必要です。

給水申込納付金や手数料の費用は?
給水申込納付金は、各自治体によって料金は異なります。また給水管の口径サイズにより料金が高くなるのです。目安として13mmほどの口径サイズで2万円〜12万円ほどになります。20mmの口径サイズだと6万円から30万円が料金目安です。

そのほか分岐管理手数料や設計手数料なども発生します。こちらは1件につき約15.000円が目安となります。大規模な配管工事を行う場合は、どのくらいの費用がトータルしていくらかかるのか、事前に調べておきましょう。

屋内配管工事の費用相場
屋内配管工事とは、水道メーターから浴槽などの水回りに水道管を伸ばす作業になります。蛇口や止水栓の設置も屋内配管工事になり、水道局指定の給水装置工事事業者が行う工事です。水回り部品や作業内容によって料金は異なります。

一般的な屋内配管工事では、蛇口交換や水漏れ工事などの種類はありますが、費用相場としては約3000円〜12.000円ほどといわれています。簡単な工事であれば費用もさほどかかりませんが、水道管の水漏れなどは高額になるので注意が必要です。

住宅の配管工事、工期は?

ここからは、住宅配管工事の工期を工事別に紹介していきます。

給水管の引込工事
給水管の引込工事の場合は、自治体への申請手続きが必要になるため、長めの期間となるケースが多いようです。自治体によって期間は異なりますが、打ち合わせや現地調査などで1〜2週間ほどかかります。

そのほか給水装置工事申込書を受付してから、納付書が発行されるまでに7〜10日です。そのあと工事許可が発行され、道路占用許可や使用許可申請手続きがあります。こちらの期間は市道で2週間、県道では1ヶ月程度、国道ではプラス1週間が目安です。

水道管の交換
水道管の交換は、普段では見えない場所の作業であるため1日ほどの工期です。ただし大規模な水漏れが原因で水道管を交換する場合には、2〜3日ほど工期が伸びるケースがあります。

室内配管工事
室内配管とは、給水管や給湯管などを指します。これらの配管工事は水道管と同様、約1日程度の工期です。簡単なものであれば半日で完了するケースもあります。

配管修繕工事
配管の修繕工事は、劣化などにより破損してしまった部分を元通りになおす工事です。そのため、破損部分が軽度であれば1時間ほどで工事は完了します。時間がかかる部分でも半日の工期で済むケースが多いです。

配管工事の依頼先

住宅の配管工事の依頼先は、どのような業者を選べばよいのでしょうか?ここからは配管工事の選び方を解説していきます。大切なポイントを紹介するので、参考にしてみてください。

対応がていねいである
問い合わせや質問などを業者にした際、ていねいに対応してくれる業者は信頼性があります。専門用語を使用せず、こちらに分かりやすく説明してくれる業者を選びましょう。受付や営業マンの態度がそっけない場合は、違う業者も検討してみてください。

また、水回りのトラブルは再発しやすい場所です。アフターフォローがしっかりしている業者であるか、確認しておくことも大切なポイントになります。工事をした箇所の保証期間も確認しておきましょう。

実績がある
実績がある業者も信頼性が高いです。水回りの工事は経験と知識が重要になるため、依頼するときは実績も確認しましょう。自社のホームページ内のブログで施工事例などを載せている業者は、工事に自信があると考えていいでしょう。

業者のホームページを確認して、10年〜20年ほど続いている会社なら安心できます。配管工事をはじめてから何年ほど経過しているのか、施工実績が載っているかなどを事前に確認しておくことも大切です。

事前見積もりを出してくれるか
問い合わせや打ち合わせなどをした際、事前見積もりをだしてくれる業者は信頼できます。しかし、水道工事一式などの大まかな見積もりをだされた場合は、依頼を見送りましょう。工事内容や細かい詳細が記載されている見積もり書なら安心できます。

詳細な見積書がだせない業者に依頼した場合、のちのトラブルにつながるケースもあります。またどの工事にどれだけの金額がかかるのか分からないため、適正な金額であるかも不明になります。トラブル回避のために、詳細見積をもらうことがおすすめです。

部品の説明があるか
配管工事を行う際に、部品の説明まで行ってくれる業者はおすすめです。配管工事では専門的な名称や部品を使用することが多くあります。素人には何に使用するのかわからないため、しっかりと理解できるような説明がある業者を選びましょう。

部品の説明がないままでは、どのようにして使われたのかも不明になります。また高額な部品を使うケースもあるため、細かいところまで説明してくれる業者を選ぶことがポイントです。

必要な資格をもっているか
配管工事や水道の引込工事などは、指定給水装置工事事業者でないと作業ができません。非指定業者へ依頼した場合、指定業者へ委託しないと工事が行えないため二度手間になります。

そのほか下水道排水設備工事責任技術者の資格も必要になるため、依頼を検討している業者のホームページなどで、資格の有無を確認しておきましょう。

まとめ

今回は住宅の配管工事の種類や費用相場などを解説してきました。工事の種類によって費用相場や工期などは異なります。また業者でも異なるため、業者の選び方を参考に信頼できる配管工事の依頼先を探してみてください。

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