水のコラム

ユニットバスから嫌な臭いが出てしまう…悪臭の予防や掃除方法を解説!

2022年03月06日  お風呂の異臭


ユニットバスから嫌な臭いが出ていると、気分が悪くなるどころかストレスが溜まりますよね。

臭いの原因はさまざまですが、自分で解決できることもあります。この記事では、ユニットバスの臭いの原因と、その解決方法について解説します。

まずはユニットバスの嫌な臭いの原因を突き止めよう!

ユニットバスの臭いの原因はおもに、アンモニアや雑菌によるものです。とはいえ、臭いのもとはどこから発生しているのか気になりますよね。ここから詳しく解説します。

■トイレのアンモニア臭
浴室からアンモニアの臭いがするのであれば、ユニットバスのトレイから発生しています。排泄された尿は少なからず、床や便器に付着していることとなります。特に男性が用を足す場合は、知らずのうちに便器まわりの壁や床、便器の縁に尿が飛び散っていることが多いです。

尿に含まれる尿素は、細菌によってアンモニアに変化する性質があるので、放置していると臭いを発生します。したがって、ユニットバスからアンモニア臭が発生しているなら、便器まわりを拭き掃除しましょう。

■換気扇・カーテンのカビ臭
浴室からカビの臭いがするのであれば、ユニットバスの換気扇やカーテンが原因となっている可能性が高いです。

浴室内は湿気がこもりやすいので、カビが増殖しやすくなります。換気扇の中はカビの栄養となる餌が溜まっていることもあり、雑菌が住みやすい環境です。

また、浴室内のカーテンは湿気を吸着しやすいので、湿ったまま放置しているとカビが増殖しやすいです。換気扇は定期的に掃除をしつつ、お風呂あがりにはユニットバスのドアを開け、湿気を室内に逃しておきましょう。

■壁・床の皮脂汚れ
体や髪を洗った際に、水滴とともに皮脂汚れが壁や床に付着して蓄積されると、汗のような酸っぱい臭いを発生させます。

もし臭いがひどいようであれば、重曹とお酢(クエン酸)、ぬるま湯を混ぜた液体をスプレーボトルに入れて、壁と床に吹きつけましょう。

15〜30分ほど経過したら、シャワーで洗い流します。また、お風呂あがりは壁や床の水滴をなるべく拭き取るようにして、皮脂汚れを残留させないようにすることも大切です。

■排水口の下水臭
排水口は髪の毛や皮脂などの汚れが溜まりやすく、悪臭の原因となります。

特にユニットバスの場合、浴槽と洗い場が一体化しているので、浴槽側の排水口に汚れが溜まりやすい傾向があります。排水口を掃除する方法は、下記で詳しく解説します。

ユニットバスの排水口を掃除する方法

排水口を掃除する方法は、以下を参照されてください。

■排水トラップの掃除
排水口には、排水トラップとヘアキャッチャーという部品が取り付けられています。

これらの部品は排水口の入り口にあるので、髪の毛や皮脂汚れなどが溜まりやすく悪臭を発生させる原因に。このような汚れを落とすには、重曹とお酢(クエン酸でも可)を活用しましょう。

重曹とお酢が混ざり合うと中和反応によって発泡し、頑固な汚れを浮かせます。重曹には研磨作用があったり、消臭効果もあったりするので、お掃除アイテムとして打ってつけです。

どちらとも、どのご家庭にも置いてあるようなアイテムなので、手軽に活用できるのがメリット。掃除の手順は次の通りです。

1.排水口からヘアキャッチャーと排水トラップの部品を取り外す
2.毛髪や固形物などの汚れを取り除く
3.重曹をふりかけた後にお酢をかける
4.ぬるま湯(200ml程度)を流し5〜10分程度放置する
5.ヘアキャッチャーと排水トラップに重曹をかけてブラシで擦る

重曹とお酢の量は、重曹が2に対してお酢は1なので、汚れの具合を見て量を調節しましょう。なお、中和反応によって発生する泡は無害なのでご安心ください。

■排水管の掃除
排水管の掃除に最も適しているのは、液体のパイプクリーナーです。髪の毛や汚れを分解する作用があるので、手の届かない箇所の汚れに対処できます。

種類によって液体の粘度が異なりますが、なるべく高粘度のタイプを選びましょう。粘度が低くサラサラしていると、液体が皮脂汚れと反応する前に流れてしまいます。お掃除の手順は以下の通りです。

1.排水口にパイプクリーナーを適量流し込む
2.15〜30分ほど放置する
3.水で洗い流す
4.また、液体パイプクリーナーに含まれている水酸化ナトリウムは、とても刺激の強い液体です。したがって、高濃度のパイプクリーナーを使ってしまうと、有害な気体が発生し体に悪影響を与える可能性があるため、まずは低濃度のタイプから使うことがおすすめ。

高濃度だと配管を痛める要因にもなり得るので、心配であれば業者に頼むことも一つの手です。

ユニットバスの排水口の詰まりを対策するには?

ユニットバスの水が流れない原因は、排水口のつまりです。髪の毛や皮脂汚れ、固形物が蓄積されると、排水口の水がうまく流れなくなります。

排水口がつまると、水の流れが悪くなることはもちろんのこと、カビなどの雑菌が増殖し悪臭を放つ要因にもなるのです。排水口のつまり対策は以下のよう行いましょう。

■液体パイプクリーナー
先述の通り、液体パイプクリーナーは髪の毛を溶解させる作用があるので、排水口のつまり解消に適しています。

使用方法は簡単で、パイプクリーナーを排水口に注入してから数十分放置したあと、お湯ですすぐだけです。なお、パイプクリーナーから揮発される気体は有害なので、必ず換気をしながら行いましょう。

■ラバーカップ
ラバーカップはトイレのつまりで活用することが多いですが、排水口にも対応。つまりの原因になっている髪の毛などを、ラバーカップの吸引力で取り除きます。

使用方法は排水口にラバーカップの先端を被せ、押し引きを繰り返します。最も手軽な方法ですが、排水管の奥に汚れが溜まっている場合は効果が薄いです。

■ワイヤーブラシ
ワイヤーブラシは、ワイヤーの先端にブラシがついており、排水口のようなカーブの多い箇所で活用します。

物理的につまりの原因になっているものを除去するので、パイプクリーナーやラバーカップよりも効果が高いです。しかしながら、無理に擦ってしまうと配管を痛めてしまう可能性があるため、注意が必要になります。

嫌な臭いが取れないときは業者を頼ろう

浴室の臭いが気になるときは、まずは自分で解決できる方法を試してみましょう。

しかし、一度ためしても臭いが取れないようであれば、業者に頼むことが安心といえます。

■業者は臭いの原因を根本的に解決する
換気扇のカビ、排水口の汚れなどが長年蓄積されている場合、素人では手がつけられない状態です。例えば、臭いの原因が排水管の奥に溜まった汚れであれば、市販で売ってある液体パイプクリーナーやワイヤーブラシでは対処できません。

業者は、高圧洗浄機や強力な薬剤といった専用の道具を使うので、臭いの原因を根本的に解決します。

まとめ

この記事では、ユニットバスの臭いや排水口がつまったときの解決方法をご紹介しました。

ユニットバスの臭いは、放置したままにしていると状況が悪化する恐れがあるので、異変に気づいたらすぐに対処するようにしましょう。

そして、日ごろからトイレ、排水口、換気扇まわりは掃除しておき、臭いのもととなる汚れの蓄積を予防することも大切です。

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