水のコラム

お風呂に発生した頑固なカビを取る方法について解説!

2021年12月25日  お風呂のお掃除


湿度が高く、皮脂や垢などカビの栄養源となるものが溜まりやすい浴室内は、カビの繁殖環境として最適の場所です。

せっかくお風呂でリラックスしたいのに、浴室内がカビだらけでは、全然落ち着きませんよね。

そこで今回は、カビの発生原因や除去の方法を紹介していきます。
普段のお掃除の際に参考にしてみてください。

お風呂のカビの発生原因

そもそもカビがお風呂に発生する原因はなんでしょうか。

カビが発生する原因は「温度」「湿度」「汚れ」の3つが関係しています。カビが繁殖するのに最適な「温度」は25度∼30度で、浴室内では、シャワーや浴槽のお湯によってちょうどカビ繁殖の適温になってしまいます。

また、カビは湿度の高い箇所に根を張ります。換気扇の機能が弱く、壁や天井が乾かなかったり、浴槽と床の間など水が溜まりやすい部分の水をそのままにしていたりすると、カビの温床となってしまいます。

カビがたくさん繁殖するために必要な栄養分は、人間から出る皮脂や垢、石鹸カスなどの「汚れ」です。汚れが床や壁に付着したままにしているとカビは繁殖していきます。

お風呂はほぼ毎日使用するため、しっかりと予防しておかなければ、カビはどんどんと繁殖を繰り返し、環境の悪い場所となってしまいます。そうならないためにも早期にカビを発見し、取り除いておきましょう。

お風呂のカビを除去する際に用意するべきアイテム

ここで、浴室内のカビを取り除くのに便利なアイテムを紹介します。
お風呂のカビ増殖を事前に防ぐためにも、ぜひ参考にしてください。
■カビ取り剤
カビの除去に欠かせないのが、カビ取り剤です。

カビ取り剤は、カビを発見した場合に手軽に取り除くことが可能です。有名なものですと「カビキラー」です。塩素系の強力な洗剤でスプレータイプになっていて、カビ部分や発生しやすい部分に噴射して使用します。

匂いがきつく、密室空間で行うと危険なので、しっかりと換気を行い、極力吸い込まないように注意しましょう。また、使用する際、酸性の洗剤と混ぜてしまうと大きなトラブルになる恐れがあります。

そのため、カビ取り剤を使用する際は、事前にパッケージなどに記載されている注意事項を確認しておきましょう。
■防カビ剤
防カビ剤は、カビ発生を予防ができるアイテムです。

最長で3カ月ごとに行うことでカビの発生をかなり抑えることが可能です。しかし、浴室内環境によって効能に差があります。スプレータイプもありますが、とくにおすすめなのが放置型です。

使用方法に従って放置しておくだけで、煙が浴室内に充満してカビの予防ができます。煙が大量に発生するので、使用方法に充分に注意しましょう。
■取っ手付きスポンジ
カビは床や壁だけではなく、天井にも発生します。

身長の低い方ですと天井の掃除はとても大変です。そこで利用したいのが、持ち手がついていて高い場所の掃除も楽に行えるスポンジです。

個人宅であれば、50センチ程度伸びるもので充分に掃除が可能です。ノーマルのスポンジも、硬いのと柔らかいタイプの二種類用意しておくと浴室内のほぼ全てを掃除できるでしょう。
■ブラシ
壁や床のタイルには柔らかいスポンジだと効果が薄いため、ブラシで掃除するといいでしょう。

また、ブラシを選ぶ際は、ブラシ部分が大小セットになっているタイプがとくに掃除がしやすくおすすめです。細い部分でもしっかりとこすれるので、細かい目のタイルや浴槽と床の間や入口ドアのサッシ部分などにも最適です。
■鏡用スポンジ
鏡にもカビは繁殖します。

とくに鏡の端はカビが発生しやすいので、鏡用の人工ダイヤモンド加工されたスポンジで掃除しましょう。普段から鏡に発生するウロコ取りにも使用できるので、用意しておくといいでしょう。
■水切りワイパー
カビの発生原因である水気を落とすためにワイパーを利用するのもいい方法です。

浴室用のハンディタイプを購入して、予防しましょう。天井にも届く伸縮タイプがおすすめです。
■天井に設置する「バイオくん」
こちらはとくにおすすめするアイテムです。

浴室の天井に貼り付けるだけでカビ予防が可能です。内部にカビの発生源である有機物を食べて分解してくれる目には見えない微生物がいて、カビの発生を予防してくれます。

天井に貼り付けるため、目立たず邪魔にもならないので、試してみるといいでしょう。
■蛇口やシャワー接続部分の掃除
蛇口のパッキンやシャワーの接続部分等にもカビは発生します。

こういったところは掃除を失念しやすいので、忘れないように掃除しましょう。スプレータイプのお風呂用洗剤を使用して歯ブラシなどのブラシが細いタイプで掃除しましょう。

お風呂のカビ取り方法

浴室にカビが発生した場合、早期撃退が効果的です。

浴室に発生するカビは、ピンク色のぬめりがある「赤カビ」と黒くぽつぽつと発生する「黒カビ」があります。赤カビは、風呂用洗剤でこすると比較的簡単に取り除くことが可能ですが、黒カビは頑固で手間がかかります。

しかし、正しいカビの取り除き方を知っていれば怖くはありません。

カビの弱点は、殺菌効果のある洗剤・50度以上の熱です。そのため、カビを取り除く方法は、カビ取り剤の掃除もしくは50度以上の熱湯を使用するのがいいでしょう。

また、赤カビは、黒カビの栄養源になるので、ピンク色のぬめりを発見した場合、スポンジでこすって落としておくことで、黒カビ発生を防ぐことが可能です。
■カビ取り剤によるカビ除去
カビ取り剤は、塩素系と酸素系の2種類があります。
塩素系は洗浄力が抜群ですが、臭いのきつさや取り扱いに注意が必要です。

酸素系は洗浄力がやや落ちるものの、無臭で比較的安全に使用ができます。しっかりとカビを除去するのであれば、塩素系のカビ取り剤を使用します。

使用の際は換気をしっかりと行い、皮膚につかないようにゴム手袋を装着することが大切です。万が一皮膚や目に入った場合は、すぐに水洗いをし、違和感があれば病院に行きましょう。

効果的なカビ取りは、カビ取り剤を含んだキッチンペーパーでカビの箇所を覆うことです。これによりカビの活性を抑えることが可能です。
■50度以上の熱湯でカビを除去
カビ取り剤を使用せずにカビを死滅させるには、50度以上の熱湯を使用します。

この方法はカビが発生してから行うよりは、予防として行う方が効果的です。カビの発生しやすい場所にシャワーの温度を50度にして5秒以上かけてゆっくりと洗い流しましょう。

作業が終了した後は、しっかりと浴室を乾燥させてカビの発生を防ぎましょう。水気が取り切れない場合は、タオルやワイパーを使用して水気をしっかりと切るようにしてください。

まとめ

今回は、浴室のカビが発生する原因とおすすめの掃除道具、カビを取り除く方法について紹介しました。

カビを発生させないためには、定期的な掃除が効果的です。
石鹸カスは目に見えづらいので、浴室内全体を洗い落とす気持ちで予防しましょう。

1年に一回程度掃除業者に依頼してしっかりとカビを落としてもらうと、カビの繁殖防止になりますので、検討してみてください。

強力な洗剤を使用する場合、換気の徹底や皮膚などを守り、事故のないように注意して行いましょう。

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