水のコラム
キッチンの蛇口に青サビが発生する原因とは?除去方法も知ろう!
キッチンの蛇口に付着した青サビを目にして、「なぜ青いものがついているの?!」と疑問を持たれる方も多いかと思います。緑青ともいわれますが、実はこの青サビの発生にはちゃんとした理由があるのです。
この記事では、青サビの発生原因やその取り除き方法、防止策に至るまで具体的に解説していきます。ぜひ参考に実践してみてください。
キッチンの蛇口に青サビが発生する原因
青サビの発生原因は、金属部に水分や塩分が付着し、それが酸化していくことが主要な理由とされています。蛇口に水滴がついたまま長期間放置してしまうと、みるみる青サビは広がっていきます。
また、料理などで塩を使い手に付着したまま蛇口をひねり、そのままにしてしまうというケースも考えられます。
キッチンの蛇口にこびりついた青サビを除去する方法
青サビは蛇口以外の10円硬貨や乾電池などにも発生しますが、今回は蛇口の青サビの取り除き方について紹介していきます。
歯磨き粉を使う
実は、自宅用の歯磨き粉でも青サビは取り除けます。青サビが付着している箇所に歯磨き粉をくまなく塗布し、歯ブラシや硬めの素材の布、スポンジなどで擦っていきます。
まんべんなく擦れたら、最後に洗い流した後、乾いた布で拭き取ります。歯磨き粉に含有された研磨剤が青サビを擦り落としてくれます。ただ、この方法は初期発見時に有効なので早めの対処が必要です。
クエン酸を使う
クエン酸を水に溶かして使う方法です。これは、ステンレス製の金属に対して有効な手段です。
一般的にクエン酸水は水100mlにクエン酸を2分の1杯位の割合で調合しますが、青サビを落とす時には多めの量でクエン酸を溶かし、使用しましょう。もし手持ちのクエン酸がない場合、酢と塩を代わりに使ってやることもできます。割合比率は1:1で混合し試してみましょう。
青サビ部分が目に付く箇所にクエン酸水を含ませたペーパーを貼り付けた後、さらにラップを覆いかぶせて30分から60分様子をみます。時間経過後、ラップを剥がし、そのままラップを丸めて青サビを擦って落としていきます。一回で落とそうとせずに、何回も表面の状態を確認して、様子を見ながら取り除いていくのがコツです。
クレンザー・ヤスリを使う
続いて、研磨をして取り除いていく方法があります。青サビが金属面にこびり付いて中々落とすことができない時に最適です。しつこくこびり付いた青サビは重曹・クエン酸などを使用しても取り除けないことがあります。
そんな時に大活躍するのが、クレンザーやヤスリです。その掃除方法はいたってシンプルで、青サビ発生部分をていねいに擦っていくだけです。
ちなみに耐水サンドペーパーを使う場合、少なくとも1000番以上〜「2000番」を推奨します。ここで気を付けなければならないのが、この方法によって青サビ以外のエリアもこすり落としてしまうことです。十分に注意しましょう。
サビ落とし薬剤を使う
「クレンザーで落ちなかった…でもヤスリを使ってステンレスを傷つけてしまうのが恐い」という方におすすめなのが、「サビ落とし用薬剤」です。
研磨剤が含まれていないので、ステンレス部を傷つける心配がなく、サビを安心して落としていくことが可能です。かなり重度に広がっている青サビに対しては、サビ除去剤を塗ったあと、ブラシなどで擦った方が良い場合もあります。
またこのような薬剤を使う時には、手袋をして手を保護し、換気を徹底して行いましょう。塗布時間に制限があるときは、その説明にしたがって行いましょう。長い時間放置をして効果が期待できるともかぎりません。
青サビの発生を防ぐ方法
ここまで青サビを除去する方法について解説しましたが、そもそも青サビ発生を防止する方法はあるのでしょうか。
実は、前述でもご紹介した重曹やクエン酸を使用した方法で月1〜2回程度、定期的に清掃を行うことで、青サビの発生をかなり予防することができます。また普段から気を付けるべき点をあげました。ひとつずつ見ていきましょう。
油汚れは必ず拭き取っておく綺麗にしておく
シンク内、特に蛇口部分をよく点検してみましょう。とりわけ料理をする際に油に触れた手で蛇口ハンドルなどを回してしまっていないでしょうか?
油よごれが落とし切れていないと、時間が経つごとに油が酸化してステンレス表面の膜を傷つけてしまい、青サビの原因となります。
塩分付着を避ける
塩を使用した料理の後、シンク内および蛇口付近の汚れは、入念に洗い落としましょう。塩分は酸化の一大要因です。
ハイター使用後はよく濯いで洗い流す
ハイター(塩素系漂白剤)はステンレス素材の天敵です。腐食防止のためハイターが付着した部分はよく洗い流しましょう。
まとめ
ここまで、青サビの正体やその発生原因、除去の方法防止策について解説してきましたが、青サビが一度発生してしまうと、取り除くのは一筋縄ではいかず、とても苦労するということはイメージしていただけたのではないでしょうか。
青サビは赤サビにくらべれば取り除きやすいですが、一大事になる前に普段からの心がけと入念な対策が必要です。もう一度おさらいしておきますが、蛇口には湿気や塩気を残さないことが大切です。
また、もし青サビが発生した場合には、その見た目のグロテスクさに怖気づくことなく、この度紹介しました除去の方法や防止策を試してみてください。