水のコラム

お風呂の排水口からイヤな臭いが!?原因や掃除方法、予防について解説します!

2022年04月05日  お風呂の異臭


お風呂に入っているとき、排水口からイヤな匂いがしてきたら気分が悪くなってしまいますよね。

排水口からのイヤな臭いは、適切な掃除方法で解消・予防できます。

この記事では、お風呂の排水口が匂う原因や掃除方法、いつもキレイな状態に保つにはどうしたらいいかを取り上げます。毎日の暮らしで役立ててみてください。

お風呂の排水口が臭う原因は?

お風呂の排水口のイヤな臭いの原因は何でしょうか。
4つの原因を紹介します。

■ヘアキャッチャーに溜まったゴミ
お風呂で髪を洗う際には、大量の髪の毛が流れてヘアキャッチャーに溜まっていきます。

ヘアキャッチャーの中に溜まった髪の毛には、皮脂汚れや石鹸カスも付着します。それらのゴミをそのままにしておくと、ヌメリやイヤな臭いにつながるのです。

排水口カバーの裏側にゴミやヌメリが付いていないかもチェックしましょう。

■排水トラップの水がなくなっている
バスルームの排水トラップは、封水という水が溜めることによって下水の嫌なニオイを防いでいます。

つまり封水がなくなった時に、下水の臭いが発生してしまいます。

封水がなくなる原因は、しばらく家を留守にしてお風呂を使用していなかったときや、排水管内の急激な気圧変動が生じた場合などが考えられます。

■排水トラップ
石鹸カスや皮脂汚れはヘアキャッチャーを抜けて、そのまま流れていくものがほとんど。

お風呂を使用する度にそれらの汚れは付着していき、嫌なニオイの元になることがあります。

■排水管の汚れ
排水口の掃除をしても、臭いが消えないという場合は、排水管に原因があるかもしれません。

排水管の奥に何かが詰まっていたり、汚れがこびりついたりすることも。

軽い汚れならば、自分で解決することは可能です。しかし汚れがひどく、臭いが消えないときには業者にお願いすることがおすすめです。

排水口の臭いを防ぐための掃除方法

定期的な掃除は、排水口の臭いを防ぐためにも欠かせません。
一言に排水口といっても、実は4つのブロックにわかれているのです。

そこで、今回は排水口の構造ごとの掃除方法を紹介します。

■洗い場の排水口の掃除方法
ヌメリやカビが気になる時には、塩素系漂白剤を使うことがおすすめです。

塩素系漂白剤は強い洗剤なので、使用の際には必ず手袋をしましょう。換気を入念に行うことも重要です。まず、排水口の蓋とヘアキャッチャーなどのパーツをすべて取り外します。

次に、手袋をはめた手で髪の毛などの大きな汚れを取ってください。その後、最初に外したパーツに塩素系漂白剤をつけて約20分時間を置きます。

時間が経過してから、漂白剤を水で洗い流しましょう。水を流しながら、細かい汚れを歯ブラシ等で落とします。

また、排水口に石鹸カスや皮脂汚れが見られるときは、クエン酸と重曹を使用した掃除が効果的。使用するのは、重曹100gとクエン酸50g、コップ一杯のぬるま湯です。

まず、排水口の蓋を外し、上から重曹100gを振りかけましょう。次に重曹の上から、クエン酸50gを振りかけます。さらに、コップ一杯のぬるま湯をかけて発酵させます。

30分〜1時間ほど時間を置き、水で洗い流します。

■浴槽の排水口の掃除方法
洗い場の排水口とつながっている浴槽の排水口。洗い場と同じように、髪の毛や皮脂汚れが生じることがあります。場合によっては、詰まりが起きることもあります。

詰まりが生じた時には、ラバーカップの使用がおすすめです。カップ部分が浸かる程度の水を浴槽に溜めて使用すると、余計な空気が入りません。

その結果、吸引力がアップして詰まりを解消できます。

■排水トラップの掃除方法
排水口の蓋の下にある排水トラップの中には、下水からの悪臭を防ぐ封水が溜まっています。
こまめに掃除して水はけのよい状態に保つことが大切です。

掃除する際には、手袋・スポンジ・歯ブラシ・お風呂用洗剤を用意しましょう。

まず、排水カバー・ヘアキャッチャー・排水筒・排水ピースを取り出します。
その後、お風呂用洗剤を使用して内部をキレイに掃除します。

スポンジや歯ブラシで擦り洗いして、ヌメリや汚れを取っていきましょう。髪の毛や大きなゴミが詰まっていた場合は、取り除いてください。

■排水管の掃除方法
排水管は、排水口の奥に続いている管のため、直接手を入れて掃除できません。

そこで、活用したいのがパイプクリーナーと呼ばれるアイテムです。使用方法はとても簡単で、まず排水口にパイプクリーナーを適量注ぎます。

使用量は、パケージに記載されている量を守るようにしてください。その後、15〜30分時間を置きます。最後に、大量の水を勢いよく流して完了です。

排水管にこびりついた髪の毛や皮脂汚れを溶かしてくれるでしょう。ただし、時間を置き過ぎると汚れが再び固まってしまう可能性が。置く時間には注意して使用しましょう。

お風呂の排水口を清潔に保つには

お風呂の排水口を清潔に保つためには、どのようなことに注意したらよいのでしょうか。

■こまめにゴミを取り除く
排水口にゴミを溜めたままにしていると、イヤな臭いの原因が生じてしまうことに。「まだ大丈夫だろう」とそのままにするのではなく、取り除けるゴミは早めに除去してください。

■排水口のヘアキャッチャーにネットを付ける
ヘアキャッチャーは、髪の毛の他にもゴミがたくさん流れてきます。
ヘアキャッチャーは大抵のゴミをキャッチしますが、隙間からゴミが流れてしまうこともあります。

また、毎回のお手入れも面倒です。細かい網目のネットを付ければ、今まで流れてしまっていたゴミもキャッチできます。使用済みのネットはそのまま捨てられるので、掃除の手間も省けます。

3つ目は、ヘアキャッチャーにアルミホイルを入れることです。

ヘアキャッチャーにアルミホイルを入れておくと、水の流れによって金属が発生し、ヌメリの原因となる菌の繁殖を抑えることにつながります。用意するのは、アルミホイルを3cmほどに軽く丸めたものだけです。

これをヘアキャッチャーに入れておくだけで、ヌルヌルを抑えられます。ヌメリが起こりにくいので、掃除も楽になること間違いありません。

こういうときは業者に依頼しよう

排水溝の掃除をしても嫌な臭いがなくならないときには、水回りのプロである業者に依頼しましょう。

とくに自分で原因が特定できない場合、プロに依頼すれば、その原因を素早く突き止めて解決してくれます。プロの手を借りるならば、自分ではどうすることもできなかった排水口つまりや排水管汚れもキレイにすることが可能です。

また、定期的なお掃除を業者に依頼して、トラブルを未然に防ぐこともできます。

自分でキレイに掃除していたとしても、手の届かない部分は必ずあります。3〜5年おきに業者にお掃除を依頼することで、水回りのトラブルを防げます。

まとめ

ヘアキャッチャーに溜まったゴミや排水トラップの汚れは、排水口の嫌な臭いの原因になることがあります。嫌な臭いを防ぐためには、排水口のブロックごとに掃除することが重要です。洗い場の排水口のヌメリ・カビの掃除には、塩素系漂白剤を使用がおすすめ。

強力な洗剤が、しつこい汚れを落としてくれます。しかし、掃除しても嫌な臭いがなくならない時や本格的に掃除したい時には業者に依頼するようにしましょう。

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