トイレの便器と床の間から水漏れが起きたときの対処法 -しまね水道職人 -島根県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水のコラム

トイレの便器と床の間から水漏れが起きたときの対処法

2021年09月23日トイレのトラブル

トイレで起きる水漏れの種類はさまざまです。
配管まわりで起こる水漏れから便器の内部で起こる水漏れ、詰まりが原因で起こる水漏れなど、幅広い種類のトラブルが起きる可能性があります。

今回はその中でも、「トイレの床が濡れている」タイプのケースに注目していきます。
トイレの床が濡れてしまう原因や、便器と床の間から水は漏れるのはなぜか、床が濡れていると気がついたらすぐに取り組みたい応急処置などについて解説していきますので、もしものときにはぜひ参考にしてみてください。

1 トイレの床が濡れる主な原因
2 トイレの床が濡れていると気が付いたらまず確認するべきポイント
3 トイレの床が濡れているときの応急処置
4 応急処置をして速やかに水道修理業者へ連絡しよう

トイレの床が濡れる主な原因

トイレではさまざまなところから水が漏れる可能性がありますが、トイレの床まで濡れてしまうような水漏れとなると、その原因として考えられるトラブルはかなり絞られます。

まずは、トイレの床が濡れてしまう主な理由として考えられる原因を見ていきましょう。

・給水管や手洗い管など、配管の接続部分からの水漏れ
トイレでは、タンクに水を送る給水管など、一部の配管がむき出しの状態になっています。
この配管類の接続部分でナットのゆるみやゴムパッキンの経年劣化などが起こると、そこから水が漏れ、床にまで垂れてしまうことがあります。

・タンクからの水漏れ
トイレのタンクには、便器を洗浄する際に使う水が溜められています。
溜めておくべき水量はちゃんと決まっているのですが、タンク内部の部品に不具合があると規定の量以上に水を溜めてしまい、タンクの上部からあふれてくることがあります。

タンクの上部ではなく下部から水が漏れるときは、便器との接続部分になんらかの問題がある可能性があります。
また、タンクそのものがなんらかの理由で破損した場合、破損箇所から水が漏れることもあります。

・便器のひび割れ
便器は丈夫な陶器でできていますが、長年使用しているとやはり耐久性は落ちますし、強い力が加われば当然破損することもあります。

・床下の排水管からの水漏れ
トイレの床下には排水管が通っていますが、その排水管が経年劣化などの理由で破損し、水が床にまで漏れ出すケースもあります。

・結露
冬の窓や夏場冷たい飲み物を入れたグラスなどでよく見られる結露ですが、便器の表面でも同様に結露が起こることがあります。
防露加工が施されているトイレでも、長年使っているとだんだん結露が起こりやすくなってきてしまいます。
結露は水漏れとは違い、便器などでトラブルが起きていなくても起こる現象ですが、あまりに大量に発生すると床に水たまりができるほど濡れてしまい、結果として床を傷めたり、便器にカビがついたりする原因にもなります。

トイレの床が濡れていると気が付いたらまず確認するべきポイント

トイレの床が濡れている状態を根本的に解決するためには、何が原因で濡れているかを突き止めなければいけません。
そのためにチェックするべきポイントをいくつかまとめました。

・便器に結露はないか
便器が結露しているのであれば、床が濡れていても水漏れは起こっていない可能性が高いです。

・水の色は何色か
給水管やタンクから水が漏れている場合、水の色は透明のはずです。
床下から水漏れしているときには水の色が黒っぽいので、床を濡らす水の色を確認してみてください。

・水から嫌な臭いがするか
色と同様に、給水管やタンクから水が漏れている場合、特に嫌な臭いなどはしないはずです。
ですが排水管から水漏れが起こっているケースでは、漏れているのは使用後の汚れた水なので、嫌な臭いがすることが多いです。

・便器と床の接合部分から水漏れしているかどうか
床下の排水管から水漏れしている場合、水が漏れ出してくるのは便器と床の間からであることが多いです。
水が漏れ出してきていないかどうか、便器周辺の床をチェックしてみましょう。