水のコラム

トイレタンクからの水漏れ!主な原因と対処法

2021年09月23日  水道業者

トイレではさまざまなトラブルが起こりますが、中でもトイレ内のいろいろなところで起こるのが水漏れトラブルです。
トイレの中に限定しても、多くの箇所で起こる可能性のある水漏れ。
特にタンクから便器内への水漏れは気が付きにくく、知らない間に被害が大きくなることもあります。

水道代への影響も気になるトイレタンクからの水漏れは何故起こるのか、水漏れに気が付いたらどう対処すればいいのかなど、今回はタンクからの水漏れトラブルを中心にご紹介していきます。

トイレタンクの仕組み

トイレを洗浄するための水を溜めておくトイレタンク。
普段はその内部を見る機会はありません。
今までトイレでなんらかのトラブルが起きたことがなければ、実際にタンクを開けて内部がどうなっているか、見てみたことはないという方も多いのではないでしょうか。

トイレタンク内部がどうなっているか、それぞれの部品がどのように作用して水を溜めたり流したりしているのかを把握できていれば、トラブルや不具合が起きたときの簡単も楽ですし、部品の交換やメンテナンス等もスムーズにできます。
まずはトイレタンク内部の構造や仕組みをチェックしてみましょう。

・フロートバルブ
フロートバルブとは、トイレのレバーと鎖でつながっているゴム玉のような部品を指します。
フロート弁、ゴムフロートなどと呼ばれることもあります。
レバーが回ると鎖が引っ張られてフロートバルブが持ち上がり、吐水口が開いて便器の中に水が流れます。

そしてレバーが元の位置に戻ると鎖がゆるみ、再びフロートバルブが吐水口を塞ぐので水の流れが止まる…という仕組みになっています。
 
 
・ボールタップ
ボールタップは、タンク内部に水を供給する給水管の開閉を行う部品です。
単一機械式とダイヤフラム式の2種類に分かれていますが、どちらのタイプも機能自体はさほど変わりません。

ボールタップに付いている浮き玉が、トイレタンク内部の水位に合わせて上下します。
浮き玉の位置が下がるとボールタップの弁が開き、給水口を開いて減ってしまったタンク内部の水を補給します。
水が補給された分だけ浮き玉の位置も上がり、十分な量に達した時点でボールタップの弁が閉じ、給水がストップします。
 
 
・オーバーフロー管
トイレタンク内の水位が高いのか低いのかを、目視で判断できる部品です。
標準水位のラインが入っているので、オーバーフロー管を見ればトイレタンク内部の水位が正常かどうかわかります。

またなんらかのトラブルでトイレタンク内部の水位が高くなってしまったとき、水があふれてしまわないよう余計な水を排出するという役割も持っています。

タンクから水漏れする主な原因

タンクから水が漏れている場合、水はすべて便器の中へ流れていくので、すぐには気が付きにくいかもしれません。
ですが、タンクからの水漏れは水道代に直結しているものでもあり、できるだけ早く止める必要があります。
トイレタンク内部で起きる可能性のある、水漏れの原因をまとめました。

・各部品の故障、劣化
トイレタンク内の部品であっても、経年劣化は避けられません。
たとえばボールタップや浮き玉が故障してしまうと給水口からの水が止まらなくなり、余計な水を便器内に流し続けることになります。

ゴムフロートにトラブルがあると吐水口が上手く閉まらず水が流れっぱなしになりますし、オーバーフロー管が詰まったり破損したりしたときにも、同様に水が溜まりすぎて便器内部へ流すことになります。
 
 
・手洗い管のナットやパッキンの劣化
トイレタンクの上部には手洗い管と手洗い管のホースが取り付けられています。
この部分のナットやゴムパッキンが劣化すると水漏れの原因となります。
 
 
・止水栓や給水管、排水管周辺
配管まわりから水漏れする場合も、接続部のナットやゴムパッキン、もしくはパイプそのものが破損している可能性があります。

原因別に見る、タンクからの水漏れ対処法

部品の劣化や故障が原因の場合、その部品を新しいものに交換するだけで水漏れを止めることができます。
各ゴムパッキンの劣化でも同様ですが、場所によっては交換作業が難しくなることもあります。

ボールタップは汚れやサビで上手く機能しなくなることもあるので、確かめてみて汚れが目立つようであればまずは掃除してみてください。

修理にかかる費用はいくらくらい?

トイレタンク内部の部品を新しいものに交換する場合、修理費用の相場は8,000円から11,000円ほどです。
配管のゴムパッキンの交換で済む場合はさらにお手頃で、数千円の費用で修理できます。
トイレタンクそのものを交換するとなると、数万円からときには10万円以上の費用がかかることもあります。

一見割高に見えますが、古い型のタンクであれば新しい機能的なモデルに交換した方がトータルで見ればお得なケースもあります。

作業の方法や部品の入手など…困ったときには水道職人へおまかせ

トイレで起きる水漏れなどのトラブルは、道具や替えの部品などが揃っていれば自宅でも対処できるケースもしばしばあります。

ですが、それは修理・交換作業に慣れていて、ある程度の知識もあることが前提です。
こういった作業に不慣れな方や、トイレの水漏れについてあまり詳しくない方にとっては、自宅でできるとされている作業も難しいはず。

無理にトイレタンク内部の部品をいじると他のトラブルの原因になるなど、かえって状態が悪化する可能性もありますので、自分には難しいと感じたらそれ以上無理はせずにプロの水道修理業者を頼りましょう。

しまね水道職人では、松江市、浜田市、出雲市、益田市、安来市、雲南市などを中心に島根県の各エリアで水道トラブルに関するご相談を受け付けております。
トイレの水漏れをはじめ水まわりのトラブルでお困りの際には、ぜひお気軽にしまね水道職人までお問い合わせください。

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