水のコラム

換気扇の交換は自分ですべきではない?交換タイミングと方法を解説!

2022年10月18日 

お風呂の換気扇の調子は問題ないでしょうか。「湿気がなかなか取れない」とお困りの場合、もしかすると換気扇の交換が必要かもしれません。そこで今回はお風呂の換気扇を交換する方法、換気扇を交換する目安、換気扇交換にかかる費用相場、換気扇交換を安く済ませるコツについて解説します。

お風呂の換気扇を交換する方法

お風呂の換気扇はどのように交換できるのでしょうか。ここではお風呂の換気扇の交換方法について解説します。

では交換の手順を紹介します。まずは換気扇を取り外す作業から行います。作業中に感電しないように必ずブレーカーを落としましょう。換気扇のパネルはツメで固定されているためそこから外してください。パネルを外すと換気扇を固定しているネジが確認できるはずです。ネジを外しても換気扇が落下することはないため、そのままネジを外しましょう。

次に、換気扇付近にある点検口を開き電源ケーブルを外してください。そして換気扇とダクトを接続しているアルミ製のテープも剥がしてしまいましょう。

ここからは新しい換気扇を設置する作業です。ダクトにステーを設置し隙間ができないようにアルミテープで固定しましょう。隙間は天井裏のカビの原因となるので注意しましょう。

続いてステーを新しい換気扇に固定する作業です。ステーを天井にひっかけて新しい換気扇をネジで固定しましょう。最後に換気扇に電源のケーブルを接続してアースを取り付けネジで固定すれば作業は完了です。

全て元の状態に戻して正常に動くかどうかを確認し、問題なければ交換は終了です。

自身がない人は業者に依頼しよう

蒸気の方法に沿って作業すれば自力で換気扇を交換することは可能です。しかし、配線関係の作業を伴うため簡単な作業とは言えません。

慣れない作業のため失敗の恐れもあり、最悪の場合新しい換気扇が使用できなくなってしまいます。そのような事態にならないように不安な方は専門業者に依頼して交換してもらいましょう。

交換を依頼すると自力で交換する場合に比べて費用は掛かりますが、失敗の恐れもなく非常に安心です。

お風呂の換気扇を交換する目安

では、実際どのようなタイミングでお風呂の換気扇交換を検討すべきなのでしょうか。ここではお風呂の換気扇を交換する目安をご紹介します。

異音がする

換気扇内で異常が発生しているとおかしな音が発生することがあります。異音が発生している場合以下のような状態となっている可能性があります。換気扇にホコリが溜まっている、モーター内部のオイルが不足している、モーターの破損・変形、モーターファンのサビ、モーターの経年劣化が考えられます。

これらのうち何が原因かどうかを特定することは難しいため業者に相談して適切な対応を取ってもらうようにしましょう。

異臭がする

排水口に汚れが溜まっていると換気扇を作動させたときに異臭がする場合があります。基本的には排水口を綺麗に掃除すると解消されます。

しかし、換気扇に繁殖したカビが異臭の原因となっている場合もあります。その状態で換気扇を作動させるとカビが部屋中に拡散されてしまうため換気扇もしっかりと掃除しましょう。

掃除の際に部品が経年劣化しているようであれば、交換も検討するとよいでしょう。

ファンの回転音が大きい

ファンにホコリが溜まっていたり、モーターが経年劣化していたりすると換気扇の回転音が気になるようになります。通常よりも回転音が大きい場合には、まずはファンを掃除して様子を見てみてください。

それでも解消しない場合には一度交換してみることをおすすめします。

換気性能が低下した

換気扇を長年使用していると、回していても臭いがこもったり湿気が取れなかったりと換気機能が低下する場合があります。そのような場合には一度換気扇全体を掃除してみましょう。それでも解消されなければ寿命ですので交換してみてください。

起動しない

換気扇のスイッチを入れても起動しない場合には換気扇が故障しています。解決するためには換気扇本体の交換が必要になります。

換気扇の耐用年数は10年

ここまででいくつか交換を検討すべき目安をご紹介しました。上記のトラブル以外に使用年数も目安となります。

換気扇の耐用年数は一般的に10年と言われています。そのため10年程度経過した状態で上記の症状が現れた場合には無理に修理を検討するのではなく、交換を検討することを推奨します。

また、特に症状が現れていなくても10年経過している場合には不具合が起こる手前まで来ていると思いましょう。交換する製品の目星を付けたり、症状が出ていなくても交換してしまっても良いでしょう。

お風呂の換気扇交換にかかる費用

お風呂の換気扇交換を業者に依頼した場合どのくらいの費用が掛かるのでしょうか。ここではお風呂の換気扇交換にかかる費用相場をご紹介します。

換気扇を全交換する場合

換気扇の状態が悪く換気扇を全て交換する場合には7~10万円ほど掛かると把握しておきましょう。

全交換する際の内訳は以下の通りです。換気扇の本体価格がプロペラファンの場合には1万円前後、シロッコファンの場合には3~4万円となっています。これに加えて浴室換気扇の交換作業費が2~4万円、業者の交通費や販管費などの諸経費が1~2万円で合計すると7~10万円となります。

異常がある部品のみを交換する場合

換気扇の一部部品のみの調子が悪い場合には換気扇全体を交換する必要はなく、該当の部品のみを交換すれば大丈夫な場合があります。もちろんこの場合には全体を交換するよりも安く済みます。

換気扇モーターの交換では3万円前後、ダクト側の換気ファンは2~5万円、タイマースイッチは3~4万円が相場となっています。

費用が高くなるケースに注意

基本的な費用相場は上で説明した通りになりますが、一部例外として費用が高くなる場合があります。ここでは費用が高くなるケースについて解説します。

まずは異なるサイズの換気扇に交換する場合です。換気扇には複数のサイズがあり従来よりも大きなサイズの換気扇に交換する場合には、壁に穴を開けなくてはいけません。

つまり、上記の金額に加えて穴を開ける工事の費用が追加で請求されることになります。追加工事の費用は状況によって変化しますが、高い場合には35~40万円ほどにもなり、サイズアップするだけで大幅に価格が高騰する恐れがあります。

また、電気工事が必要になる場合にも注意が必要です。プロペラファンからダクト排出式のシロッコファンに変更する場合には追加工事が必要となります。この場合作業の合計金額として50万円以上かかる場合があります。

さらに、浴室換気機能付きの換気扇に変更する場合にも注意が必要です。浴室乾燥機付き換気扇は高い性能を持つ製品となるためその分費用が掛かります。合計で50万円以上になることを把握しておきましょう。

お風呂の換気扇を安く交換するには

実はお風呂の換気扇を安く交換するコツがあります。ここでは簡単に費用を抑えられる4つの方法をご紹介します。

相見積もりを依頼する

業者に何か作業依頼する際に見積もりを出してもらうことは業者選びにおいて当然です。さらに複数業者に見積もりを依頼する相見積もりをすることでよりお得な業者を見つけやすくなります。

相見積もりによって大まかな費用相場を把握できその中で安く依頼できる業者を見極められます。しかし、価格だけで決めることはやめましょう。安すぎる業者はその分質が低いということもあります。相見積もりで総合的に判断してください。

メーカーのこだわりを捨てる

どうしても有名メーカーにしたいと考えている方はいないでしょうか。知名度が高いメーカーは安心かもしれませんが、知名度と質がイコールという保証はありません。

さらに、必ずしも国産が一番ということはありません。日本製のクオリティが高いという事実はありますが、最近では外国製でも十分に高い質のものが誕生してきています。メーカーのこだわりを捨て、広く製品や部品を探してみるとコスパの良いものが見つかりやすくなるでしょう。

型落ちの換気扇を選ぶ

最新モデルではなくあえて少し古い型を選ぶことで安く購入できます。少し古いからと言って機能が著しく低下するということはなく、機能としては大差ないものがほとんどです。

高性能な製品も安く購入できる穴場だといえるので選択肢の一つとしておくことをおすすめします。

普段からメンテナンスをしっかりしておく

普段からメンテナンスを丁寧に実施することで交換が必要になる状況に陥りにくくなります。また、全交換ではなく一部部品の交換で済みやすくもなります。

気づいたときに簡単に掃除して、最低でも3カ月に1度は隅々まで掃除するとよい状態を維持しやすくなるでしょう。

まとめ

今回はお風呂の換気扇交換の方法、換気扇を交換するタイミング、換気扇交換の費用相場、換気扇交換を安く済ませるためのコツについて解説してきました。長年換気扇を使用していると換気扇内にカビが繁殖したり部品が経年劣化したりして交換が必要になることがあります。そんな場合に手順に沿って自分で交換することも可能でした。

しかし、配線関係の作業もあり難しいため、失敗の恐れがない業者に交換作業を依頼することがおすすめでした。また、ちょっとした工夫で交換の費用を抑えられました。簡単でしたので交換の際にはぜひ実践してみてください!

関連記事

しまね水道職人(島根水道職人) 0120-492-315

しまね水道職人(島根水道職人) 0120-492-315