水のコラム
お風呂の換気扇を掃除する際に用意するべきアイテムについて解説!
浴室内の換気扇汚れを放置してしまっている方は多いのではないでしょうか。換気扇は天井や壁の高い位置にあるので、中の汚れがどうなっているのか見えにくいですよね。それも換気扇を放置してしまう一因かもしれません。
しかし、換気扇は気づかないうちに埃や汚れが溜まりやすく、汚れがあらゆるトラブルを引き起こしてしまうので危険です。
本記事では換気扇を放置したらどのようなトラブルが起こるのか、トラブルを防止するための換気扇の掃除方法と掃除に役立つアイテムをご紹介します。
お風呂の換気扇汚れを放置したことによって起こりうるトラブル
換気扇の汚れはなぜ放置してはいけないのでしょうか。その理由を知ると、おのずと放置しなくなるかもしれません。
換気扇の汚れを放置したことによって起こり得るトラブルは次の通りです。
・換気充分にできなくなる
・カビが発生する
・異音が出る
それぞれ具体的にどのようなトラブルなのか見ていきましょう。
■換気が充分にできなくなる
換気扇には、フィルターとファンが備わっています。換気扇の汚れは、主にフィルターとファンに溜まっていきます。
フィルターに汚れが溜まると空気の入れ替えがされにくくなり、またファンに汚れが溜まると空気をうまく取り入れることができなくなります。換気扇の掃除を怠ると、換気扇本来の役割が発揮できなくなってしまうのです。
このように、換気の効率が悪くなってしまうと、浴室内の乾燥に時間がかかって湿気により嫌な匂いがこもってしまいます。そして汚れが溜まったファンを動かすと汚れの重さによってエネルギーが余計にかかってしまい、電気代もその分かさんでしまいます。
■カビが発生する
換気が充分にできなくなると湿気がこもるとお話ししました。そのような環境になると浴室内はカビが発生しやすくなります。
換気扇内の埃もカビの餌となり、浴室内だけではなく換気扇内部にもカビが増殖してしまいます。それを知らずに換気扇を起動すると、カビと埃を浴室内にまき散らすという事態になりかねません。身体をきれいにするはずの浴室が、身体に害のある空間になってしまうのです。想像するだけでとても恐ろしいですよね。
■異音が出る
埃や汚れは蓄積すると相当な量になります。大量の埃と汚れが溜まった換気扇を回してしまうと換気扇本体に負担がかかってしまい、異音を発することもあります。異音を無視して繰り返し使っていると故障の原因にもなるので注意しましょう。
このように、換気扇の汚れを放置すると換気扇の役目を果たせないトラブルに発展してしまいます。換気扇が故障すると、修理代もバカになりません。換気扇の手入れはこまめに実施しましょう。
お風呂の換気扇を掃除する際に用意するべきアイテム
お風呂の換気扇汚れは、台所の油汚れのように頑固なものではありません。汚れ自体は簡単に落とすことができますが、換気扇が高い位置にあるので掃除をするのが億劫になってしまってそのままにしてしまう方が多いのではないでしょうか。
掃除方法と掃除箇所をしっかり確認しておきましょう。掃除に使用する道具選びも重要です。お風呂の換気扇を掃除する際に必要なアイテムは次の通りです。
・マスク・ゴーグル
・ゴム手袋
・脚立
・掃除機
・台所用中性洗剤
・掃除用ブラシ
・雑巾
それぞれ何に役立つのか見ていきましょう。
■マスク・ゴーグル
換気扇を掃除する際は、浴室のドアを開けておくことでしか換気ができません。換気扇を使用した換気に比べると充分ではなく、異臭を放つこともあります。
そのため、掃除をする際はマスクとゴーグルを着用することをおすすめします。
■ゴム手袋
掃除をする際は洗剤による肌かぶれなどの心配があります。肌が弱い方はとくにゴム手袋を着用して掃除をしましょう。
■脚立
換気扇は天井や壁の高い位置にあります。脚立があれば、パーツを取り外す際に便利です。
■掃除機
換気扇掃除の最初の工程である、乾いた状態の埃を取り除く際に使用します。
■台所用中性洗剤
浴室内換気扇の汚れを落とす際に使います。洗剤は大きく酸性・中性・アルカリ性に分類できます。酸性洗剤は、水垢やサビ汚れに強いため、浴室用の洗剤は酸性であることが多いです。
しかし酸性洗剤は金属へダメージを与えやすいので、安全性の高い中性洗剤を用意しましょう。
■掃除用ブラシ
中性洗剤で浮かした汚れを除去する際に使用します。換気扇汚れは細かな隙間に溜まりやすいのでスポンジよりブラシが最適です。
■雑巾
乾拭き用と水拭き用2枚あるとよいでしょう。取り外すことのできない換気扇の部分掃除に使用してください。掃除アイテムひとつひとつが何に役立つのかを理解していれば、簡単に換気扇掃除も行えるでしょう。
お風呂の換気扇を掃除する方法
一般的なお風呂の換気扇汚れを掃除する方法についてご紹介していきます。実際に掃除を行う際はご自身の浴室のメーカー説明書を確認の上行いましょう。まず、換気扇外側に見える埃などを掃除機で吸い取ります。
次に、取り外し可能な部品を外しましょう。換気扇カバーはワンタッチなどで取り外しのしやすいものが多いですが、ドライバーやレンチが必要な換気扇もあります。
無理に取り外そうとはせず、メーカーの説明書を確認しましょう。フィルターのみ取り外しができるタイプもあります。
次にパーツに付着した埃を掃除機で除去します。埃は濡れると取りにくくなるので必ず乾いた状態で実施してください。
埃を取り除いたら、浴槽やシンクなどに水を溜めて中性洗剤を少量入れます。そして部品を投入し、付け置き洗いをしましょう。汚れの状態によって5分から1時間漬けおきしてください。
その後ブラシなどで汚れを水洗いし、しっかりと乾燥させます。取り外しのできないパーツは手の届く範囲で汚れを搔き出し、乾拭きします。それでも除去できない汚れは、雑巾に中性洗剤を溶かした水を含ませて拭き掃除し、しっかり乾燥させてください。
最後に、乾燥させた部品を元に戻して終了です。乾いていない状態で取り付けると故障の原因にもなるので、取り付ける前にしっかりチェックしましょう。そして電源を入れて問題なく起動するか、異音や異臭はしないかを確認してください。
まとめ
これまでお風呂の換気扇汚れを放置したらどうなるのか、掃除方法と掃除に便利なアイテムについて紹介してきました。換気扇汚れを放置すると換気が充分にできず、カビや異音が発生します。それが換気扇の故障につながることもあります。
そして掃除に必要なアイテムはさまざまありますが、浴室換気扇の掃除は中性洗剤を使うと、安全に汚れを除去できるので用意することをおすすめします。換気扇掃除の手順は、取り外すことのできるパーツをすべて外し、乾いた状態で埃を除去します。
そして中性洗剤を混ぜた水に付け置きしたあとに、ブラシなどでしっかり汚れを取り除きます。最後はしっかりとパーツを乾かして元の位置に取り付けます。
換気扇の掃除は案外簡単にできます。換気扇が高い位置にあるのがネックとなっているのではないでしょうか。こまめに掃除を行い、常に清潔な浴室を保ちましょう。