水のコラム

油を排水口に直接流すとどうなる?流してはいけない理由を解説

2022年05月31日  その他


料理で使った油をそのまま排水口に流してしまうことはありませんか。
そのときは何も変化がないかもしれませんが、後に排水口の詰まりを引き起こすことも考えられます。

この記事では、排水口に油を流してはいけない理由や油の処理を解説します。

排水口に油を流してはいけない理由とは?

排水口に油を流してはいけない理由は、主に2つあります。

まず、排水口に油を流すことで家庭の排水口詰まりやトラブルの原因になるからです。家庭の排水口詰まりの大きな原因は油です。油は冷えて固まるという性質があります。

排水口に油を流すと、流れた油が水道管内に付着し固まり、そこに食材カスや洗剤が付着して大きな詰まりとなり、水の流れを止めてしまうことになるのです。

また、調理した直後の油を流す場合、水漏れを引き起こすことも。高温の油を排水口に流すと、シンク下の排水管が熱で劣化して破れてしまう可能性があります。キッチン排水管は熱に強くありません。高温の油や熱湯を流さないように注意してください。

さらに、環境へ悪影響を及ぼす危険性もあります。家庭から排出された水は、下水処理場でキレイにされてから河川に流されるのが一般的。そのため、排水口に油を流す家庭が増えると、下水処理の負担が増えてしまうのです。環境汚染問題につながることも。下

水処理設備が整っていない地域では、家庭排水は排水口から排水管を通って直接河川に流れてしまうため、水質の低下も招いてしまいます。川や海の生き物を守るためにも油を流すことは避けましょう。

古い油の正しい処理方法

キッチンで多くの油を使う場合、どのように処理したらよいのでしょうか。5つの処理方法を紹介します。

キッチンペーパーや新聞紙で拭き取る
油の量が少ない時には、キッチンペーパーや新聞紙を使って拭き取って処理する方法がおすすめです。時間が経って油が冷めている状態ならそのまま拭き取れます。

火傷が心配な時はゴム手袋をはめた状態で拭き取るようにしてください。

油を固めて処理する
油の処理方法で最も簡単なのは、市販の凝固剤で油を固めるという方法です。凝固剤は、スーパーやドラッグストアで販売されています。油がまだ熱いうちに凝固剤を入れてよく混ぜておくと、1時間ほどして固まります。

固まった油をそのまま鍋やフライパンから剥がして、可燃ゴミとして捨てると完了。非常に簡単なので、油の処理が面倒という人にもおすすめです。凝固剤を使う代わりに、片栗粉を使用することも可能。方法としては、まだ油が熱いうちに油と同量の片栗粉を入れて混ぜます。

すると、ドロッとした状態まで固められます。固めた油をビニール袋に移した後に、可燃ゴミとして処理してください。

台所の排水口が油でつまった時の対処法

ここでは、排水口が油で詰まってしまった場合の対処法を3つ紹介します。参考にしてくださいね。

シンクにお湯をためて流す
冷えると固まる油は、反対に熱を加えることにより柔らかくなります。そのため、排水管の中で固まった油にお湯を流すことで、排水の流れがよくなることがあるのです。

まず、約50〜60前後の温度に設定します。排水管を傷めるため、熱湯は使わないようにしてください。次に、排水口の蓋とゴミ受け、トラップを外します。続いて排水パイプの中にタオルを詰め、シンクの半分くらいの量までお湯を溜めます。

お湯が溜まったら、詰めたタオルを勢いよく引き抜いてください。これで詰まりが解消したら、取り外したトラップと排水口の蓋、ゴミ受けを元に戻して完了です。最後に、給湯器の温度を元に戻しておきましょう。

液体パイプクリーナーで洗浄
軽い詰まりであれば液体パイプクリーナーを使って油詰まりを解消できます。使用する前には、排水口カバーやゴミ受け、排水トラップを外して汚れを取り除いてください。

その後、指定量のパイプクリーナーを排水口に注ぎ15〜30分ほど時間を置きます。時間が経ったら、大量の水を勢いよく流して洗浄液を洗い流しましょう。

ラバーカップを使う
トイレのすっぽんでお馴染みのラバーカップは、キッチンでも活用できます。

まず、ラバーカップのゴム部分が浸かるくらいの水をシンクに溜めてください。その後、ラバーカップを排水口に密着させ、ゆっくり押して引き上げます。水が減ってきたら水を足し、押して引く動作を繰り返しましょう。このような対処をしても詰まりが解消されない場合は、水道業者に依頼してください。

古い油を再利用するには?

1度利用した油を再利用するためには、どうすればよいでしょうか。

大抵の場合、油は2〜4回は再利用できます。ただし、どんな油でもよいわけではありません。古い油を再利用するためには、使用した後のキレイな状態にしておくことや、できるだけ空気に触れさせないことに注意する必要があります。そのためには、使った油をしっかり保存しておきましょう。

まず、できるだけ網目が細かい網じゃくし・油濾し紙・濾し器・保存容器を用意してください。油濾し紙は、コーヒーフィルターやキッチンペーパーでも代用できます。それらの道具を用意した後に、使った油をキレイにしていきます。

料理で油を使った後すぐに、網じゃくしを使って揚げカスをすべて取ってください。続いて、保存容器に濾し器をセット。濾し器の上に油濾し紙をセットして、油を注いで濾していきます。油が冷えてからだと、粘度が高くなって濾しにくくなってしまうことも。温かいうちに濾しておきましょう。

また、使用済みの油を鍋に放置したままだと酸化を促進させてしまいます。必ず容器に移し替えて保存するようにしてください。容器に移した油は、酸化を防ぐためにも密閉して冷暗所で保存しましょう。冷蔵庫やシンク下・コンロ下の収納部分がおすすめです。

まとめ

排水口に油を流すと、家庭の排水口詰まりやトラブルの原因になるだけではなく環境問題を悪化させることにもなります。そのようなことを避けるためにも、使った油を正しく処理することは重要です。

凝固剤を使えば時間をかけずに簡単に処理できます。油が排水口に詰まってしまった際には、まずは排水パイプの中にタオルを詰めてみましょう。その後、シンクにお湯を溜めて一気に流してみてください。自分で解消できないときは、無理をせず水道業者に依頼しましょう。

しまね水道職人(島根水道職人) 0120-492-315

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